アップル・ウォッチ Apple Watch を購入したら、ヤマレコの「らくルート」で計画してハイキングに出かけよう。きっとまた山に行きたくなりますよ。
Apple Watch Series 9 GPSモデル 41mm + ソロループ（オレンジソルベ）
2024年1月2日、Apple初売で「Apple Watch Series 9 GPSモデル 41mm + ソロループ（オレンジソルベ）」を購入しました。筆者は、2020年10月頃から、山歩きの良き相棒として、Apple Watch SE（第一世代）を使用してきました。３年以上利用して、ややバッテリーに不安を感じるようになったからですね。
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スマート・ウォッチと言えば、アップル・ウォッチのことを指すぐらい、今や定番化した感のあるApple Watchシリーズ。2022年に、アウトドア特化のApple Watch Ultraをラインナップに加えて、ガーミンやCASIO PRO TREK等のライバル機を一蹴。界隈を揺るがした衝撃の事実は、ヤマレコのApple Watch対応（2019年）だったのです。その翌年発表された６種のコンプリケーションで「ヤマレコ・ウォッチ」として定着し、それらの充実した機能と高い完成度は、アウトドア系のアクティビティに革命をもたらしました。
Apple Watch Series9 + NIMASOハードケース
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山歩きに「ヤマレコ・ウォッチ(Apple Watch Series 9)」は欠かせないマスト・アイテムと考えています。しかし、Apple Watch系ユーチューバーさんに、ヤマレコ・アプリが取り上げられるケースはほとんどありません。いや、皆無。大いに疑問を感じています。「ヤマレコ」の存在こそ、スマートウォッチを購入する最大動機ではないでしょうか。（ヤマレコはAndroidスマホやWear OSにも対応しています）
詳細は公式の記事を参照してください。
下に続く。。。
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２台のApple Watchを24時間運用して、その実力を100パー引き出してみる
Apple Watch Series 9を購入するにあたって、旧機種であるApple Watch SE（第一世代）の処分について悩みました。下取りによる売却か？ 誰かに無償譲渡するか？
Apple trade-in（アップル公式の下取りサービス）
熟慮した結果、出番の激減したMacbook Air(Early 2020)を下取りで処分し、Apple Watch SE（第一世代）を温存することにしました。楽天モバイルの「電話番号シェアサービス」を２回試して「ダメだ」の結論だったけれど、Cellularモデルの優位性に疑いはありません。試せるチャンスの到来を待ちたいと思います。まだまだ諦めてませんよ。
結果的に、モバイル・ルーターをケツポケしておけば、GPSモデルのApple Watch単独でAmazon Musicなどのストリーミング系アプリ、歩数計、マップ、メールなどのアプリを利用できると分かりました。
夜間の就寝時にApple Watch SEを使う
就寝時のデータを睡眠アプリで測定
Apple Watchの弱点はバッテリー持続時間の長さ（短さ）にあるでしょう。Apple Watch系ユーチューバーさん曰く、「お風呂タイムで充電しましょう」なんだけど、朝一番で満充電じゃないと「ヤバッ」っと焦るペシミストな性格。この点を克服するのがApple Watch２台体制です。起床後にApple Watch Series 9を充電台から取り上げて装着。就寝前にApple Watch SEと交代し、Series 9を充電台にそっと置く。このルーティーンで、翌朝になると、Series 9はフル充電を完了しており、バッテリーの弱体化したSEでも、朝までなら十分な役目を果たします。
Time to stand!（Apple Watchから届いた通知）
デスクワークに縛られる日、Apple Watchの通知で促されて立ち上がり、ストレッチ体操で筋肉をほぐします。腰痛予防にもなりますよ。Apple Watchは、24時間/365日使ってこそ、その真価を発揮するのです。
バッテリー交換は「機体交換」
Apple サポート・アプリ on iPhone12Pro
使いこなして愛着のあるApple Watch SE（第一世代）は、有償（15,800円）によるバッテリー交換を検討しています。高いと感じるかもしれませんが、機体交換により実質新品に戻ります。ヤマレコとの相性も悪くありません。機能的にシュリンクされていて、コストパフォーマンスの良さは、他社製のスマート・ウォッチにとってまだまだ脅威的な存在。豊富なバンド・アクセサリーは、Apple Watchの独断場なのです。
Apple Watch Series 9で導入したアプリ
左：Apple Watch Series 9 右：SE（第一世代）
インフルエンサーの皆さんは、より大きな画面の45mmやApple Watch Ultraをオススメなさっていますね。Apple Watch Ultraは別モノとして、筆者の経験から「山歩き」に関して言えば、より大きな画面は必要ありません。Series 9であれば、41mmサイズで十分だし、機能的にもUltra/ultra2と遜色なく、普段使いにも適していると言えるでしょう。しかしながら、Apple Watch SE（第一世代）の40mmと比べると、ベゼルの太さに明確な差があって、視認性の向上を実感できました。
Pedometer ++
Andoridユーザー向けに Google Fit をオススメ。
Apple Watch Series 9で初めて導入したアプリ「歩数計」(Pedometer++)を紹介しよう。いわゆる「万歩計」のアプリ版で、Apple Watchにも対応して「ワークアウト」も可能。Apple純正のアクティビティにも「歩数」を計測する機能はあるが、歩数だけをサクッと確認したい需要に応えていない。
Pedometer++ 歩数計（左：スマートスタックの表示）
このアプリを使えば、iPhoneを持ち歩かなくてもApple Watch単独で歩数を計測して、iPhoneとの通算も可能だ。mineoさんぽの6,000歩に目標をセットしておくと、達成時に紙吹雪が舞う。
Switchbot
LED照明を導入するなら、Switchbot対応製品をオススメ！超便利。
Switchbot対応の機器を、Apple Watchで制御可能
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筆者は外出先から帰宅途中などに、室内のLED照明をオン・オフしています。防犯的効果をも期待できるでしょう。Apple Watchでは、オン・オフのみ対応だけど、iPhoneアプリだと照度や色温度設定など、細かな設定変更も可能となります。
スマートスタックとダブルタップで超便利に！
先のPedometer ++とともに、WatchOS 10から追加された「スマートスタック」に対応しています。Apple Watch Series 9/Ultra 2に搭載した「S9 SiP」と新しい4コア「Neural Engine」により実現した「ダブルタップ」ジェスチャーを使って呼び出し可能。コンプリケーション非対応のウォッチフェイスでも、必要な機能をスムーズに呼び出せるようになりました。
「らくルート」で作成したルートマップをApple Watchで活用する方法
いよいよ本題です。
ヤマレコ + Apple Watch Series 9で未知の山域にトライ！
パソコンでヤマレコの山行計画を「らくルート」で作成し、実際の山歩きに活用するまでの流れを紹介しよう。オフラインで利用できる「地図データ」と作成した「トラック・データ」をiPhoneとApple Watchの両方に取り込んで、電波圏外となる山中で利用可能です。「遭難」に至らないまでも、うっかりしたルートミスのリカバリーや突然の天候悪化によるコース変更にも柔軟かつ迅速に対応できます。*1)磁石をチマチマ使ってる時代じゃありまへん！
ヤマレコ使い方ガイド
詳細はココ。
パソコンで計画ルートを作成する
ウェブ版ヤマレコの計画ルート作成機能「らくルート」
ルートの作成はウェブ版で「らくルート」を利用するのが吉。大きな画面で体力に見合ったコースを選びましょう。区間の所要時間は、とても参考となります。
初めての摩耶山
https://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-3844703.html
iPhoneに地図とルートをダウンロード
作成した山行計画は、ヤマレコ・アプリの「マイページ」に登録されています。「地図取得」のボタンをタップすると、地図ダウンロード画面でエリアを選択可能。上下の隅をドラッグすることで、一回り広い範囲の地図を取得可能です。
Apple Watchに転送
ヤマレコ iOS版アプリ（登山開始）
次に「登山開始」タブに移って、取得済み地図の中からApple Watchに転送したい山行計画を選びます。中央にポップアップしたメニューから「Apple Watchへ転送」をタップ。その際、Apple Watch側でもヤマレコ・アプリを立ち上げておくと、地図タイルのダウンロード数が推移する様子を目視で確認きます。
登山中にヤマレコ・アプリをiPhoneで立ち上げておかなくても、また、電波圏外であってもApple Watch単独で地図と現在地の閲覧が可能です。この点で、山Pのアプリより数段優れていると言えるでしょう。
結論；Conclusion
Apple Watch Series 9の「Always On」と「ダブルタップ・ジェスチャー」は、めちゃくちゃ便利。
ヤマレコ使用中のスリープ画面（Always ON）
Apple Watch SE（第一世代）でヤマレコ・アプリの大進化を体感。以来、ヤマレコのプレミアムに登録して使用しています。（ヤマレコ「ヤマノート」を参照）当初、「手首クィ」で画面表示できることを、省電力の観点から「*2)even better」と考えていました。決して上位機種を妬む「痩せ我慢」ではなかったのです。当時の機能差にストレスを感じなかったのも事実。スリープ時（画面オフ）に、「現在時刻」と共に標高などの情報を表示できる Series 9 の「Always On」は、とても便利で秀逸。手首をゆっくり持ち上げると、標高を確認した上で、じわっと地図表示に切り替わるのだ！
watchOS 10から実装されたスヌーピーと使用中のWatch Faceたち
日常的に使用している「Snoopy スヌーピー」のWatch Face（文字盤）は、見るたびに変化するアニメーションに飽きることがない。ユニティブルームなどとともに、一部のWatch Faceは、あえてコンプリケーションに非対応。しかし、スマートスタック対応のアプリをダブルタップ・ジェスチャーでサクッと呼び出し可能なので、時刻を表示することが第一使命であるはずの「スマートウォッチ」において、その魅力を最大限引き出していると言えるだろう。
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次の山歩きは、六甲エリアで迷走していた「*3)西おたふく山」の山頂探索を予定しています。未知のエリアで「ヤマレコ・ウォッチ(Apple Watch Series 9)」が大活躍することでしょう。
乞う、ご期待！
注釈；Notes
- SUUNTOの公式サイトを覗くと、3,000～5,000円程度で、登山用の方位磁石を販売している。謳い文句は「バッテリー不要」とのこと。しかし、イマドキ紙の地図を広げて、磁石を当て「あーでもない」「こーでもない」と唸ってる様は滑稽だ。それを最良の登山スキルと思い込んでる時点で、次の遭難者予備軍の仲間入りは間違いないｗ
- ビジネス・シーンなどでよく使われる「more better」は、アホのオッサンが使う和製英語であって、文法的に誤った表現である。他の同義的表現としてmuch betterやfar betterなどが使われる。
- 2024年時点の「西おたふく山」は、国土地理院の地理院地図でP878の位置に誤って表示されている。正しくは、南東方向にある鉄塔近くの山頂（標高：866.6m）とのこと。その上、谷を隔てた北北東方向のP865のピークに「西お多福山」と記入されてきたと云う。やっとこさで修正されたけど、「なんだかなぁ」と言うのが現状らしい。