2024年8月、ソニーの新型カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」が発売されました。APS-Cセンサーを搭載し、動画撮影に特化したミラーレス一眼カメラです。ソニーストアでの通常価格は、15万2,900円(税込)となっています。**2024.09.08調べ
SONY公式・プロモーションビデオ
手持ちによる自撮りや屋外でエモイ動画を撮るならDJI社のOSMO Pocket 3(通称:オズポケ3)をオススメします。ワイヤレス・マイクに標準対応、ジンバル内臓、1型CMOSセンサー搭載で暗所の撮影にも強いと云う。筆者は、この手の撮影では、INSTA360 X3にWireless Go2接続して使っています。
下に続く。。。
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SONY ZV-E10は、360度パノラマ撮影に最も適した軽量・コンパクトなミラーレスカメラ
いきなりネガティブな紹介から始まったソニー製・新型カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」は、当ブログでも真剣に購入を検討しています。しかしながら、その用途は動画撮影にあらず。ズバリ!360度パノラマ写真の撮影なのです。
撮影:SONY ZV-E10 + TOKINA SZ 8mm f/2.8 Fisheye 2023年9月 mineo渋谷
「時代はミラーレス」
レンズ交換式の一眼カメラは、重くてかさばる「レフ機(DSLR)」から「ミラーレス」へと完全シフトしました。背面ディスプレイとピーキング機能等で撮影結果をイメージできるので、スマートフォンと同様の操作性を得られます。のぞき窓(ビュー・ファインダー)に、おっさんの顔油を擦(なす)り付ける姿を想像すると、ゾゾォーっとしますねw。
おっさんは、EVF非搭載のカメラを嫌う傾向にありますね。
SONY VLOGCAM ZV-E10 II の価格は2倍に高騰
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ZV-E10 IIは、初代ZV-E10と同様に、IBIS(In-Body Image Stabilization)を搭載していません。したがって、三脚やジンバルを使用しない撮影だと、望むようなイメージ・クォリティを得られないでしょう。そこで、360 Panoramic Photographerの視点からスペック(仕様)をチェックしたいと思います。
筐体サイズと重量
- 本体のみ質量:約292 g
- 外形寸法:約114.8 x 67.5 x 54.2 mm
本体のみの質量は、初代ZV-E10に比べて、約7g軽くなっています。しかし、バッテリーをNP-FZ100へと拡張したことで、総重量は30g以上増えています。外形寸法は、バッテリー・グリップ部を除いて、ほぼ同じサイズ。おそらく、現行のパノラマ雲台を流用できると推測。
イメージ・センサー
- 撮像素子:APS-Cサイズ、Exmor R CMOSセンサー
- 有効画素数:最大約2600万画素(静止画)
APS-Cサイズのセンサーは、魚眼レンズの選択肢が豊富で、コマ撮り撮影の360度パノラマ写真において、画質上に不利となりません。その一方で、「裏面照射型」のCMOSセンサーへのアップデートは、画質向上を期待できますね。
2420万画素から僅かに大きくなったので、PTGui側での対応も必要となるでしょう。
その他、機能
- USB PowerDelivery対応
- Bluetooth 標準規格Ver. 4.2
ZV-E10 IIから本体での急速充電に対応したようです。これまでの撮影で、バッテリー切れを経験していませんが、万一の際に、サクッと充電できるのは嬉しいかも。また、360度パノラマ撮影では、ワイヤレス・レリーズによる「ブラケット撮影」を行うので、Bluetoothリモコン必須なのです。
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ちと重たいし、嵩張るのに、カッコイイからシューティング・グリップをリモコンとして使っています。ソニー製のカメラ買ったら「マストバイ」ですよ。
フルサイズ(Full Frame)センサー機へのステップ・アップを模索
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2024年6月、パナソニック株式会社より、フルサイズ(Full Frame)ミラーレス一眼カメラ LUMIX「DC-S9」を発売されました。LUMIX Sシリーズ初のフラットデザインだと云う。即ち、筆者の願望するEVF非搭載の軽量・コンパクト設計なのです。
フラットなカメラ上部は、360度パノラマ写真の撮影にも適しています。コールド・シューでも、全く問題なし。
Youtube界隈のお噂はロクでもない
Wataru Nishida 西田航/チャンネル登録者数 9.15万人(2024.9.8現在)
写真家・西田航さんは、早速に同機を手離したという。いずれにしても、360度パノラマ写真の作例を見ることはできないでしょう。
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筆者は2021年から一眼ミラーレス(APS-C)と魚眼レンズを用いて、360度パノラマ写真を撮影しているワケですが、次へのステップとしてFull Frameセンサー機による「画質向上」を目論んでいます。その第一候補として、SIGMA(シグマ) FPを検討していたことがありました。しかし、同機はBluetooth機能を搭載していないため、ワイヤレス・レリーズを利用できないのです。
結論;Conclusion
ボディよりレンズ
ZV-E10 IIとLUMIX S9(DC-S9)の登場により、カメラ・ボディの後継候補は出揃いました。
2022年6月にケンコー・トキナーから「国産魚眼レンズ」が発売されて以来、コレと言った新型の魚眼レンズに出会っていません。特に、フルサイズ向けの魚眼レンズは、選択肢の幅が狭く、古臭かったり、中華製だったり。E-Mountでも、L-Mountでもいいから、魚眼レンズの良き相棒は現れませんかね。TOKINAさん、お願いしますよ。
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てなワケで、カメラ・ボディを先走って購入することを見送った次第です。
では、また。
注釈;Notes
- カメラマン
"Camera Man" は、いわゆるジャパングリッシュの一つで、海外で通じない言葉です。正しくは、"Photographer" ですので、人前で使わないようにしましょう。