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河内越リベンジ

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山歩き

河内越リベンジ

投稿日:2019年2月27日 更新日:

「河内越」とは、八尾市神立と平群町櫟原を結ぶ旧道のことで、かつては生駒の峰を越えて、物資を運搬する生活道路として使われました。

河内越リベンジ

十三越街道との分岐に建つ道標

「河内越」は、大和側(奈良県)の呼び名で、河内側(大阪)では、「いちはら越」と呼びます。道の名称は目的地を示しています。

下に続く。。。

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台風21号の影響で通行困難となったハイキング道続出!

2018.09.24撮影

河内越リベンジ

崩落したハイキング道(十三越)

2018年9月に襲った台風21号による被害は甚大です。生駒山系の各地で、ハイキング道は閉鎖、または通行止めに追い込まれました。その後、徐々に改修されており、信貴生駒スカイラインの全線開通は、2018年12月22日とのこと。

 

あぁ、河内越で無念の撤退!

河内越リベンジ

十三越は2019.01.25現在、通行止めの看板を掲示

通行止めの看板は、あってないようなモノ。皆さん、早くから無視して登っておられます。崩落は上の写真にある一箇所のみです。ハイキング道(十三越)は修復工事されても、とっくに廃道の旧道(河内越)に、足(跡)はもとより、人の手が入ることも滅多にありません。

 

河内越も同様な状況でしたが、楽音寺道復活のため、管理道(河内越区間)までの整備を行う方がおられます。と言うワケで、十三越との分岐から丸腰で突入してみたところ、その倒木の酷さに腰を抜かして撤退する羽目となりました。

さぁ、リベンジするぞ!河内越

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荒川谷、松ゴ谷と八尾市の誇る渓谷を渡り歩いて、多少の自信を取り戻せました。装備を強化して崩落地点を強行突破し、楽音寺道ゲートまで到達しようという計画です。小春日和を思わせる陽気の中で、その計画は実行されました。

写真で見る愚行の様子

河内越リベンジ

新兵器のノコギリ(カッターではありません)

SK-11は携帯性に優れますが、ちょっと能力不足。刃渡り24cmの折り畳み式ノコギリで突破を試みる

河内越リベンジ

前回、撤退した地点の倒木

葉っぱのついた木(写真左)は切れません。なので、右側の枝を切って通過しやすくしました。この向こうで沢と並行して倒れた巨木が行く手を塞いでいました。左右に伸びた枝を一本ずつ切って進み、最後は笹ヤブを抜けて沢への迂回を試みる。

河内越リベンジ

意外に歩きやすかった沢床

河内越の旧道は、沢の右岸にしっかり残っており、沢上を歩くことはありません。この先に黄色のビニル紐を下ろしている地点があるはずです。しかし、そこまで行くと這い上がるのに難儀すると推測。バケツの落ちていた地点で、約1mぐらいの崖状斜面を這い上がり、旧道へ出ることができました。

河内越リベンジ

這い上がった地点から少し戻ってみる

さすがに藪は酷くなっていました。しかし、路盤は意外にしっかりしています。倒木地点まで引き返して分かったことは、手前で沢に降りる方が早いと言うことですね。

河内越リベンジ

大崩落地点

問題は堰堤手前の巻き道にありました。ジグザグに登る手前で大崩落しています。道は完全に消失。斜面(赤の線)をよじ登る以外に突破できません。

河内越リベンジ

かろうじて残る道跡

ジグザグ道は堰堤工事で付けられた道でしょうから、元々、軟弱だったと思います。見覚えのあるU字溝を慎重に越えて、倒木を潜るとさらに折り返す。そこで無事にミッション・コンプリート。

河内越リベンジ

みずのみ自動車道との合流地点

相変わらずゴミがいっぱい落ちてます。ここだけ見ると、草刈りされてるような感じですが、すぐに「ヤバイ」と分かるでしょう。先ほどの大崩落地点もよく見えてます。

結論 ;Conclusion

河内越リベンジ

草刈り整備された河内越

十三越との分岐道標から楽音寺道ゲートの区間は、現時点(2019.02.27)で歩けません。最後の大崩落地点通過はヤバ過ぎ。一方で、「楽音寺道ゲート~管理道」は快適に歩けます。一時は倒木に覆われて酷い状態でした。

壊滅被害災害 特別捜査官任務官・猛太氏に感謝!

あ、河内越の奇妙体験「オバサンの声」はホントみたいだから、興味のある人はぜひ歩いてみましょう。

 

では、では。

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