カシミール3Dの「スーパー地形データ」は、パソコンだけでなくスマホで使もえます。さらに、iOS版スーパー地形アプリ(ver.4.9.1 2021.02.16)から、Apple Watchにも対応しました。
スーパー地形データを筆頭に、多種類の地図データに対応し「地形を感じる地図アプリ」のキャッチフレーズに誇張はありません。とにかくスゴイの一言。
下に続く。。。
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「手首をクィ」で現在地を地図上に表示する
スーパー地形+Apple Watch SE で「手首クィ」が復活! ヨカッた。 pic.twitter.com/2jSe20E627
— love_ikoma_toyo (@juantonto) April 27, 2021
暫く使っていない間に、位置情報の設定が「このAppの使用中のみ許可」に変わっていました。iPhone側の設定で「常に許可」、Apple Watch側で「手首を上げてスリープ解除」を設定しましょう。「手首をクィ」で画面表示と同時に、地図上の現在地を確認できます。
※一定期間使用しないと、位置情報の設定変更を促す通知をポップアップします。
歩行中の画面表示は必要ありませんよね、歩きスマウォは絶対禁止。しかも、スリープしている方がバッテリー・セーブに繋がります。立ち止まって「手首をクィ」を、とても合理的な使い方と押しまくってる理由はココ。
機能制限解除
試用期間の三日を過ぎると一部の機能に制限がかかって使えなくなります。2月にインストールして、そのまま放置していたので、この度iOS版を購入し、Apple Watch SEで使うことにしました。
Android版と両方使いたい場合は、それぞれで課金する必要あり。iPhoneとApple Watchで使う場合は、一度の課金でOKです。
軌跡ログの比較
今回はiPhone12Proにインストールしたスーパー地形アプリで、軌跡ログ(GPX)を取得してみました。
スーパー地形 for iOS ver.4.9.6
カシミール3Dと連携できる「スーパー地形」アプリを久宝寺緑地で試してみた。 / _toyoさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ
軌跡表示に大きな乱れはありません。しかし、カシミール3Dのトラックデータ編集画面で確認すると、測位間隔にかなりのバラツキがありました。トラック間隔があまりに長いと、その間の移動距離は長くなって粗いデータとなり、測位ミス(GPSロスト)の原因にもなるでしょう。
※みちびき衛星(QZSS)稼働以降、対応のスマホで測位精度は向上しています。
GPXファイルのエクスポート
トラック(軌跡)一覧をタップして、該当の軌跡を選択→外部への出力→送る(GPX)#推奨→ファイルに保存 と進んで、その先はiPhoneストレージとインストールされているクラウドサービスに保存可能です。iCloudバックアップを「オン」にしておくと吉かも。
ヤマレコ for iOS ver.3.73
翌日に同じルートを歩いて、ヤマレコ・アプリでも軌跡を記録してみました。比較すると面白い。スーパー地形と同様に、測位間隔にやや粗さが目立ちますが、参考(山行)記録として問題のないバランスの取れた軌跡だと思います。
※測位頻度を上げると、バッテリー消費も激しくなります。
山旅ロガーGOLD 超精密モード(5sec)
山スマホ(Android)の定番アプリは「山旅ロガー + 地図ロイド」です。特徴はデータロガー部(軌跡の記録)を独立させ、地図を切り離して別アプリとしていることです。超精密モードでは、最短1秒間隔での記録も可能。動作が安定していて、豊富な機能でパワーユーザーに支持されています。
山の電波地図
山の電波地図は、KMI Softwareさんによって運営されており、データ通信のエリア情報を地図上で共有できるサイトです。楽天モバイルには正式対応されていませんが、記録と登録は可能です。事前に通信圏外を知っておくのは、安全確保にも寄与します。
測定間隔にバラつきはありません。データロガーを重視する向きには、バックアップとして利用することをオススメします。
結論; Conclusion
iPhoneユーザーの多いニッポンでは、各種の地図を扱えてトラック(軌跡)ログも記録できる「スーパー地形」に熱視線を送る方は少なくありません。画面の大きなiPadでも使えて、Split View(画面分割)にも対応するという。地図好きには堪らない楽しさ。
コンプリケーション対応で先行する「ヤマレコ・ウォッチ」へのキャッチアップに期待しましょう。
YAMAPで使えるスマートウォッチ
次は、*1)YAMAPかな。では、また。
注釈
- *1)CASIO WSD-F10のYAMAPアプリのサポートを終了します