スマホは山歩きに必携のツールとなりました。旧ブログで「山スマホのススメ」を公開した当時は、御守的に「紙の地図とコンパス」を必要だと信じでいたのです。。
凄く耳が痛い。いつもややこしい道を歩いて死と隣合わせ。スマホのお陰で無事帰宅してるけど。 https://t.co/5oyBz2XkbG
— love_ikoma_toyo (@juantonto) November 6, 2019
個人的にも「紙の地図」は大好きです。山歩きの前は、地図を眺めてアレコレ妄想したりします。YAMAPの地図ダウンロード・サービスは、とても便利になりました。必要な箇所を切り出して、コンビニでプリント・アウトしています。しかしながら、山に足を踏み入れると、目前の茫々たるヤブに集中し、スマホで現在位置と目標地点の方位を確認。地図を広げて思案する余裕なんてありませぬ。スマホと関連のアプリを使えなければ、先人の歩いた足跡を目前にして撤退することになるでしょう。(はぁ?)※スマホもコンパスも道具の一つ。使い方次第なのです。
下に続く。。。
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SHARP AQUOS Sense3(SH-M12)山スマホデビュー
SHARP AQUOS Sense3(SH-M12)(以下、Sense3と略します)を、近所のビックカメラで購入しました。昨今のトレンドは、片手操作のできない重量級の大画面スマホです。Sense3は軽くて細身のボディに、4,000mAhの大容量バッテリーを搭載し、山歩きに必須な「防水・防塵」は、耐衝撃19項目/MIL-STD-810Hに準拠しています。この点は前機種と比較して、大幅に強化されておりアウトドアで使うスマホとして、嬉しい安心安全設計と言えるでしょう。
YAMAPで静止画比較を中心にレビュー
上掲の記事で使用した写真をGoogle Photosのアルバムに集めました。元サイズの画像をご確認いただけます。
Sense2からSense3へバトンタッチ!
通信回線とのセット販売や、一部の機能を封印した派生品を掴みたくなかったので、定価販売に近い量販店での購入に決めました。近所にオープンしたビックカメラに取り置き注文で確保。前機種Sense2の買取とポイント利用で30,000円を下回りました。さらに、期間限定のポイントアップ(10%+3%)で、消費税分以上の還元となります。
おサイフケータイを利用していた場合、ドコモショップで初期化の手続きを必要としました。上記の表示だと買取不可とのこと(ドコモ販売の場合)
取り置き注文してから「元気なおじい」のYouTubeを見て一瞬「ドキッ」としましたよ。ご安心ください。全く後悔いたしません。ただし、Power Delivery対応の急速充電器を付属しないキャリア販売のSense3を買った場合は、「さにあらず」でしょうねぇ。
基本スペック
詳しいスペックは公式サイトでご確認ください。当ブログでは、山歩きに特化したレビューを行います。その前にインストールしたアプリのスクショを用意しました。※気持ちイイぐらい糞アプリは皆無だよ。
前モデルから倍増したストレージ容量(64GB)は、山スマホに十分なスペース。SIM2トレイとSDカードは、DSDV機能で排他仕様となっています。これらの事情から、SDカードの利用はしない方針です。
1.操作、ディスプレイ
操作感はかなり良くなっています。IGZOディスプレイによるリフレッシュレートの最適化で、地図のスクロールや、アプリの切り替えでストレスを感じません。食いつきがよくて、ぴったり付いてくるって感じ。ちなみに、液晶保護フィルムは使いません。※ストラップホール付きのケースはおススメ。
地理院地図「レベル17」で、表示範囲が広すぎる場合は、表示設定で1.5~2倍の拡大率にしておきましょう。老眼にはこれが最適かもネ。※スライドバーの調整で拡大率を変更可能
2.通信
5G時代に必須な情報かも。
https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=wBfW2F9KRu
生駒山系の山歩きに、auの電波(mineo-Aプラン)は不向きなのか?ケーブル駅のある高安山周辺で圏外となっています。これからの季節は、ごじゅうからガーデンの休憩所で山ラーメンを楽しむ予定なんだけどなぁ。ひと昔前のスマホみたいに、軌跡ログ取得中に「フライトモード」に設定する必要はありません。天気や交通の情報をいち早くキャッチすることが、身の安全に繋がるでしょう。
綺麗に整備されているごじゅうからガーデンの展望台&休憩所
3.位置情報
測位精度と安定性は、山スマホ選びで最も重要なポイント。GPS Testアプリで確認すると、「GPS/GLONASS/QZSS」の3波を掴んで、しっかりと道案内してくれました。
山旅ロガーの測定モードを「超精密」(6秒間隔)に設定しています。この設定は、過去の使用端末において、「見失い(よく言うGPSロスト)」と「ログの肥大化」を防ぐ最適値でした。そろそろ見直す時期に来たのかもしれません。
4.カメラ(静止画)
標準と広角の二眼レンズを搭載。切り替えはシャッター・アイコン横の表示で切り替え。めんどくさいけど、外付けレンズの取り付けを思えば、手軽で嬉しい機能です。分岐点の紹介など、山歩き特有の写真撮影には向いてます。※マクロ撮影のフォーカスも早くなりました。
驚ロイターのは、DNG撮影に対応していたこと。こんなスペックで大丈夫なの?って感じだけど。「撮影・編集事例」をGoogle Photosのアルバムに集めました。Sense3でRAW現像して、小サイズ(2048px)のJPGフォーマットで出力しています。
Adobe Creative Cloudを通じて連携すると、Sense3で撮影し、iPhoneXR/Macbook Airで編集と出力を行うという使い分けも可能。Google Photosよりも詳細な編集スキルは、今後の山歩きをより一層楽しいものにするでしょう。
5.電子マネー決済
以前から登録しているSuica/Edy/nanacoと、Sense2から始めたQUICKPay+(Kyash/VISA)に加えて、ジャパンネット銀行のVISAデビットをGoogle Payに「タッチ決済」として登録しました。使えるお店は少ないけれど、グローバルに使える電子決済システムとして期待できます。ロンドン旅行では、物理カードの「ミライノデビット」で地下鉄やバスに乗車できました。TOKYO2020に向けては、QRコード決済みたいなチャチなものでなく、世界で普及するNFC Payを推進すべきでしょう。ローソン以外のコンビニも早く対応してほしいです。
山歩きに不要なお金を持っていかない主義です。お賽銭用のコゼニは持っていきますが、ドリンクやおにぎりを買う時、電車・バスの利用時など、スマホでチャリーンとできると便利なのです。
6.スマートウォッチ
2014年から使い続けている「山旅ロガー+地図ロイド+SONY Smartwatch2」の連携をなんとか維持できました。山での役割は主に「時計」を見ること。SW2は当初からAlways-On Displayで、画面オフでも時間を確認できます。アタリマエのことながら、この機能はつい最近まで、Apple Watchに搭載されてなかったのです。その他の使い方は過去記事をお読みください。
結論; Conclusion
カメラにこだわる方は、こちらをオススメ。
SIMフリー版のSense3(SH-M12)発表前は、Googleスマホの廉価版Pixel3aを購入予定でした。SHARP製のAIアシスタント・エモパーは、「あぁ、寝ちゃってた~」と、お茶目で少々お節介なヤツ。少なからず愛着を感じる今日この頃です。値段を気にする向きには、旧機種Sense2(SH-M08)をおススメします。共に山スマホとして最適であることは間違いありません。
Sense3(SH-M12)に期待するのは「山スマホ」だけではありません。買い替え理由の一つに、「ARCore対応」がありました。驚きと同時に半信半疑なのです。最新のハイエンド端末でも非対応だったりするのに、ミドルスペックのSense3で動作するのか?グーグルマップのARナビなど、ローカルガイドとして気になるアプリでチェックしたいと思います。
AR/VRは「どこでもドア」を実現する?
AR関連のレポは、近日公開、乞うご期待。