発売日の当日(2021年9月17日0:05)に「SONY VLOGCAM ZV-E10」の発送通知を受け取りました。ユーチューバーのYuuさんによると、これがSONY流儀で「いつものこと」だと云います。とにかく、一ヶ月半前に注文したカメラを、無事発売日に受け取ることができました。
ZV-E10(ズィーヴィーイーテン)は「VLOGCAM(ブイログカム)」と二つ名を頂戴しているように、静止画よりも動画寄りに設計されているのは確かなようです。しかし、屋外での撮影を想定した場合、このカメラは最適解と言えるでしょうか? 本当はYouTuber Cam(ユーチューバーカム)と言いたいのでしょう。それなら、しっくりくる仕様です。
Wikipediaより引用
「スマホじゃダメなの?」と言うツッコミはさておき、当ブログでは「360°写真」の撮影用途で購入した次第。以下、その観点からファーストインプレッションをお届けします。
下に続く。。。
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「SONY VLOGCAM ZV-E10」vs.「SONY α ILCE-5100」
軽量・コンパクト「NEX/α5xxxシリーズ」の血統を受け継ぐカメラ
カメラ本体以外の同梱物は、「ACアダプター/バッテリーパック(NP-FW50)/USB Type-Cケーブル/ショルダー・ストラップ/ウィンドスクリーン(通称:もふもふ)/標準ズームレンズ(SELP1650)」です。キットレンズ(抱き合わせ商品の意?)は、すでに装着された状態で、箱やキャリングケースの類はなく、後玉のレンズキャップさえ付属していませんでした。「このまま使え」ということでしょうかw
ちょっとアレゲな初期設定
それでは、全く参考にならない初期設定のポイントを解説しましょう。あくまでも「360°写真」を撮影するために必要な設定ですので、ご理解くださいませ。
「ダイヤル」と「ホイール」をチェンジ
電子接点に非対応な「魚眼レンズ」を使用するため、F値とフォーカスはレンズ側でマニュアル操作します。シャッタースピードの調整は、ホイールだと誤操作が多かったので、ダイヤルで「ぐりぐり」できるように変更しました。
背景ボケと商品レビューのボタンは不要w
ユーチューバー向けの目玉機能「背景ボケと商品レビュー」の切り替えはいたしませぬ。「C1」ボタンに「ピント拡大」を割り当てることで、シューティング・グリップでも「パン・フォーカス」の状態をサクッと確認できます。きっと撮影が「はかどる君」でしょうw
購入したアクセサリーの紹介
シューティング・グリップ(GP-VPT2BT)以外は、全て予定通りの買い物でした。
- HAKUBA ドライボックスNEO 5.5L クリア
- Kenko カメラ用フィルター MC プロテクター NEO 40.5mm
- ピークデザイン アンカー リンクス AL-4
- SanDisk 64GB Extreme PRO UHS-I U3 Class10
- Anker USB-C & Micro USB アダプタ 2個セット
※Amazonのアフィリエイト・リンクです。ご了承ください。
トータル2万円弱の追加出費でした。最後のMicro USBアダプタは、非対応と分かっていながら、検証用に購入しています。対応するアクセサリーが見つかれば吉。ちなみに、MicroUSBの有線レリーズは使えません。
暑い夏は終わっても、ジメジメ対策は今後も必要です。カメラ関連はすべてドライボックスで保管することにしました。
キットレンズ「SELP1650」のちょっと間違った活用法
標準ズームレンズ「SELP1650」は、PayPayフリマなどの中古市場において9,000円前後で取引されている模様。ユーチューブ界隈の評判は芳しくありません。ZV-E10を購入なさった方々の多くが、タムロン 11-20mm F/2.8(ズームレンズ、約8万円)をオススメされています。
ジェットダイスケ/JETDAISUKE チャンネル登録者28万人
他人様のなさることに、アレコレ言える立場じゃございませぬ。当方は、ZV-E10のコンパクトさを見込んで購入しています。EVFのない小型軽量なAPS-C機は、α6000シリーズに存在しないからですね。
DA/MS(Depression Angle/Multi Shooting)に挑戦!
早速、ZV-E10専用の3軸Panoheadを発注。これぞ「360°撮影」に欠かせない「特注アクセサリー」です。付属の交換パーツとして、以下の二点を同時にオーダーしました。
- クリックプレート、カメラネジ付
- ローテータ交換クリックプレート
パーツを交換することで、SELP1650で全周囲撮影できると言う。かなり難易度の高い撮影手法(仰俯角多面撮り)で、スティッチ作業も困難を極めるでしょう。しかし、本来は使い道のなかったレンズで、大いなる可能性を追求できることにワクワク感を禁じえません。首尾よくいけば、「低画質」「安物」などの汚名挽回となるだけでなく、かなり高画質な360°写真を世に送り出せるかもしれません。
ご期待ください!
投稿日 Issue date; 2021.09.20