SONY VLOGCAM ZV-E10 新発売! 2021年7月27日、デジタルカメラ"ZV-1"の後継機種として、レンズ交換式(APS-C ミラーレス一眼)にグレードアップした新製品「ZV-E10(=ズィーヴィーイーテン)」を発表されました。半導体部品の供給不足による影響で、2ヶ月以上遅れの正式リリースに「待ちくたびれた~。」
時代はシネマティック。
テスト機は5月ごろからユーチューバーさんの手元にあったとされ、次々と噂話的なリーク情報を目や耳にすることになりました。その中で最も気になっていたのは、やっぱりお値段ですね。キットレンズも含むと「お幾らマンエン?」同じAPS-C機の*1)α6400と同じぐらいかなと予測していました。
ソニーストア(オンライン)で予約注文してびっくり。なんとキットレンズを含めてもボディ単体より安い!
下に続く。。。
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SONY ILCE-5100(α5100)の後継機を決めろ!
今年(2021)の4月からデジタル一眼ミラーレス・カメラにフィシュアイレンズを装着しての360°撮影を始めました。ここ数年はRICOH THETAシリーズを活用し、Google Street Viewの作成等を行っています。外出自粛の要請から、バーチャル・ツアーへの関心は、益々高まるばかり。個人的にも、同じことの繰り返しに辟易としていた頃。そこで、原点回帰するため、*2)オールド・クラシックな「撮影・編集」手法を取り入れることにしました。
"α6400 vs α7C" APS-CかFull Frameか?
後継機種選びは、いつでも悩ましいモノ。製造終了となって久しいα5100は、中古市場で潤沢に流通しています。(約3万円前後)人気の高さが窺えますね。
最も現実的な選択肢としてのα6000シリーズは、一回り大きく、重くなりました。コンパクト・サイズをRX100シリーズへと継承したのかも知れません。そこで視野に入るのは、Full Frame機"α7C"へのステップ・アップです。その場合、レンズ選びや、より頑丈な三脚など、課題と出費は山積なのです。しかも、α7Cには重大な問題点が、、、(後述)
それでは、ZV-E10Lを購入した「五つの理由」をご覧ください。
理由1. 手ごろな価格
ここで"Alpha Rumors"さんの記事より引用
価格は正義です。あまりの安さに驚き、予定になかった「標準ズームレンズ」を手にすることとなりました。本体にも適した大きさで、物撮りに使えるかもですね。可能性の広がりも感じます。同時期に発売されて、コンセプトもよく似たNIKON Z fc(標準ズームレンズ付き)よりも6~7万円ぐらい安いです。
理由2. ビューファインダー(EVF)なし
これは嬉しい「割り切り」でした。VLOGCAMとして動画寄りに設計されたことが幸い。EVFのないすっきりした背面は、α5100の強みだったのです。なお、巷で喜ばれる「バリアングル・モニター」に興味はありませぬ。
理由3. ボディ内手振れ補正無し
動画撮影メインな方には申し訳ないけれど、ボディ内手振れ補正は、360°撮影の世界で「百害あって一利なし」なんですよ。"α7C"に踏み込めない理由がここにありました。Dレンジオプティマイザも「切」で撮影しています。
理由4. 軽量・コンパクト
再び"Alpha Rumors"さんの記事より引用
手に持った感じは「軽い」のひとこと。リーク情報の「A5xxx筐体」に目を疑いましたが、実機に触れてみて、ZV-E10はZV-1後継機ではなく、ILCE-5100の系統を受け継ぐ「コンパクト・ミラーレス・カメラ」であることを実感。バッテリー「NP-FW50」の採用で、筐体の厚みは増していますが、取り回しに影響しないと思います。
理由5. SuperSpeed USB-C(5Gbps USB3.2)対応
急速充電にも対応!
『iPhoneだけだよ!』
今どきのデバイスは全て「USB-C対応」必須です。これにより、バッテリーの着脱とSDカードの抜き差しをしない方針と決めました。予備バッテリーも買いません。いずれも「内蔵」と仮定して使います。USB-C(3.2)対応であることのメリットはここにあると言えますよ。ユーチューバーの皆さん!
※互換バッテリーの使用は、1ミリもオススメしませんからねっ!
ソニーストア大阪・改装工事(8/5 - 8/27)
ソニーストア大阪は、しばらく改装工事のため臨時休業となります。実機を手に取って確かめたい方は、ご注意ください。事前にメールで予約しておくことをおすすめします。
なんと「ソニーストア大阪」さんのマイビジネスには、屋内版ストリービュー(バーチャルツアー)の掲載はありませんでした。有名で人気のあるビジネスの場合、オーナー側で依頼せずとも、ユーザーによる「勝手撮影」で多数の360°写真を掲載させられているケースが目立ちます。安価なワンクリック・カメラの普及で、ニワカに与えられた「*3)認定フォトグラファー」の称号に勘違いし、海岸に打ち上げられた魚のような食えない360°写真で埋め尽くすと言う弊害を招きました。すべてはコインの裏表なのです。
さすがに天下のソニーストアで他社製のカメラを振り回すことはできなかったらしい。「ストリートビューと360°ビュー」に、グーグルさんが道路上で撮影した画像以外の登録はなかったのです。そこで、ZV-E10のタッチ&トライ終了後に、ぐるっと外観2ポイントを撮影しておきました。改装前の貴重な記録と言えるでしょう。
撮影:Toyo Fujita / Camera:SONY ILCE-5100 + Samy 7.5mm
撮影は「もちのろん」で"α5100 + Samyang 7.5mm Fisheye Lens"を使い、*4)PTGui12.7 Proを使って、360°写真にスティッチしました。来月、予約注文したZV-E10が届き次第、西ノ沢工房さんに新しいPanoheadを発注し、改装後のソニーストア大阪をぐるっと360°撮影したいと思います。
乞うご期待!
注釈;Notes
- 標準ズームレンズ込み・約145,000円~ 2021.08.04現在 Amazon/Bic Camera等
- デジタル一眼カメラにフィッシュアイ・レンズを装着。複数枚撮影した魚眼画像から一枚の正距円筒画像に合成する手法
- Googleストリートビュー認定フォトグラファー制度、50枚の360°写真を公開すると自動的に「認定」される。2021年7月19日から新規受付を停止中
- プロフェッショナル向けに、パノラマ写真を合成するための定番ソフトウェア。正しい読み方は「ぴぃーりぃーぐぅーぃ」
投稿日 Issue date; 2021.08.04