小仏峠越未公開写真(前編)
2015/05/10
今日は雨です。
しかも連日寒くて風邪気味のため、本日予定していた「矢立峠越」の山歩きを中止しました。代わりに小仏峠越の未公開写真と小ネタ集をアップしますので、どうぞお付き合いください。
2014/12/13 旧東熊野街道・小仏峠越と幻の蝉が滝探訪
特選コースガイドはこちらで入手できます
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では、スタート。
大和上市駅に着くと、太陽と月がゴールデン・クロス。相場だと、買いサインです。幸先が良いです。
大台ケ原への登山シーズンは賑わいます。この日はひっそりしていて、待合室もガランとしていました。
湯盛温泉杉の湯行きのバスはご覧の通り貸切状態。前方でお客さんと運転手が楽しく談笑。のどかな風景ですね。
「エライところへ来てしまった。」
西河に着いた最初の感想でしたが、この祠を見て少し落ち着きました。右側の道は狭く、人が一人通過するのがやっと。
ガイド通り狭い道を抜けると、四つ辻にでました。正面をまっすぐにも行けそうですが、奥の民家が気になります。
古道の入口には墓地がありました。
「船型光背に半肉彫のお地蔵さんに見送られ」
ヤマレコではこのように表現しましたが、最大ズームで撮影しました。ちとピントが甘いです。
すぐ明瞭な山道になりました。気になったのは、黒焦げの倒木が目立つこと。
倒木や伐採で刈られた枝の多い山道ですが、藪こぎなどはなく歩きやすい道でした。大きな礫石が散在していて、迂闊に踏むと滑ります。
間違えて直進した分岐ポイントです。少し広くなっていたので、植林作業時の休憩場所かもしれません。このポイントを地図でおさらいしておきましょう。
西河から樫尾峠周辺は地図が不正確です。地形図には全く道が表記されていません。GoogleMap、Yahooロコ地図、山と高原地図、どれを見ても不明瞭で、航空写真ありません。赤いギザギザの線がGPSログの軌跡を重ねたモノ。黄色が小仏峠越の古道です。
青い上矢印の地点が分岐で、注意が必要です。
このポイントはガイドの地図には記載があります。破線で描かれていますね。
手書き地図の情報がなければ、植林帯を強引によじ登ったかもしれませんね。
道しるべ地蔵のある分岐まで来ました。
ちょっと小道具を紹介します。今年は色々と寿命の尽きた道具がありました。その一つがデジカメ(コンデジ)。2012年8月に購入したLumix DMC-SZ7がお陀仏。後任にFujifilm Finepix XP70を購入しました。ここ一ヶ月ほど使用していますが、概ね満足です。機種固有の特性にそろそろ慣れてきました。ついでにレビューしておきましょう。但し、この機種はすでに生産終了。在庫限りの販売です。
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2015.04.30現在在庫あり
予備バッテリーを購入しても2万円ぐらいで入手可能です。この機種を選んだ最大の理由は、低価格にありました。
次に、良いところとイマイチなところ。
良い所は、第一に価格ですが、ソレ以外にも、この価格で防水・防塵・耐衝撃対応だということです。光学ズームは5倍と控えめですが、十分な性能でしょう。墓地のお地蔵さんの写真で見比べてください。ヤマレコでは最大ズームの写真をアップしています。
次に、軍手などの手袋をしていても、全ての操作が可能であること。これは嬉しいです。手袋を外すのはメンドイです。電源オンから起動が早いです。体感上は、個人差があるかも知れません。
Fujifilm Finepix XP70, Boot speed https://t.co/8VETJkX8NF
— ふぁんトント (@juantonto) 2014
最後にバッテリー性能ですが、自分的には十分です。一応、予備バッテリーは購入しています。動画撮影やWiFi機能などを使うと余計に電力を消費します。ただし、自分は一回の山歩きで平均350枚程度撮影します。100~200枚程度の撮影なら、予備は不要でしょう。イマイチなところは、筐体がデカイこと。
左、Finepix XP70 右、Lumix DMC-SZ7

重さも明らかに違いがわかります。インナーズームで飛び出さないのは利点でしょう。サイズ以外に気になるのは、手ブレ補正が控えめであること。これは、メーカーの味付けによる違いでしょう。廃道、古道歩きで藪こぎでカメラにダメージを与えますので、防水・防塵対応で、この価格。性能は十分魅力的です。サイズがデカイことは、この際、我慢します。
以前から一脚兼用のトレッキングポールがほしいなと思っていました。サンワサプライからグッドな商品が発売されています。
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レビューを見るとあんまり評価が高くないし、結局、別途雲台を用意する必要がありそうです。
そこで、購入したのがコレでした。
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早速、活用してみました。
コレの良い所は自由雲台が付いているので、向きや角度を自由に設定できるところです。普段使いのトレッキングポールが、一脚に早変わり。ココぞと言う時に手ブレを防ぐことが可能です。
GENTOSのヘッドライトを昨年購入したのですが、一度も使ったことがありませんでした。石造物の陰影を浮かび上がらせるテクをやってみました。暗い場所の撮影でも使えるかもしれません。
45ルーメンのヘッデンでは少しムリがあったようです。
見えにくい碑文などを浮かび上がらせる効果はあるようです。山から帰ると早速、LEDフラッシュライトを物色しまた。自転車でも使うことを想定して購入しています。
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ついでに、こんなものも。
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手の届かないところも、これで照射できますよ。グリップの近くにつけて、足元を照らすことも可能。
左が45ルーメンのヘッデン、右が150ルーメンのフラッシュライトです。これで、石造物の撮影に使えるでしょうか。次回やってみます。かなり脱線しましたので、未公開写真の続きは後編にて。
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