今年最後の山歩き
2015/04/03
今月20日頃からイマイチだった体調が最悪なことに。
と言っても、23日には予定通り庄兵衛道の完歩を実現。
スポンサーリンク
2014/12/23 生駒山系・「庄兵衛道完歩の記録と裏の谷・地蔵磨崖仏再訪」
体調不良は気のせいかなと思っていました。
短いサイクルで好・不調を繰り返すのでツライです。
27日には娘とお約束のデート。
住道のサーティホールでアン・コンを楽しんできました。
帰宅すると体がダルく重い。ついには発熱。
翌日は今年最後の山歩きです。ノドも痛い。
冷えピタを貼ってもらい、おとなしく寝ていました。
翌朝は体のダルさもなく、ノドの痛みもない。
中途リタイアも覚悟で強行しました。
23日の行程で、気になる三つの箇所が動機です。
気にかかるその1
庄兵衛道が再整備される以前の迂回路です。
夏に来た時は、雑草で隠れて見えませんでした。
入口付近は、気付かずにスルーしそうな状況。
ついでに、他の様子もこんな感じです。
その2
夏にも見つけたポイントです。
やっぱり道でした。
その3は、神田川の渡河ポイント入口です。
手すりのついた舗装路が下まで続くはず。
上記の3点を中心に行けるところまで行こう。
というのが28日の山歩きなワケです。
2014/12/28 生駒山系・「谷田・枯木薬師~藤尾阿弥陀堂~宝幢寺」
ジグザグルートは詳細にレポートしました。
誰も歩くことはないと思いますので。。。
ついでにこの2日間で見たものを紹介します。
ヤマレコでは紹介したり、しなかったり。
あまりにマニアック過ぎますので、、、
8/2の記事で教弘寺の灯籠について紹介しました。
記事では、「動物が浮き彫りにされています」と書いています。
正直に言うと、コレ文献の受け売りでした。
確認できていませんでした。
反省した結果、ライトを照射してハッキリと確認。
動物とは「馬」のことでしょうか。
藤尾町の水源池と分岐する場所に倒れている石標です。
この石標は昨年11/16に見た時から倒れています。
写真左下、石積みの場所に立っていたと思われます。
今では、それすらよくわからない状態です。
文献によるとこの石標の寄進者は、
「中河内大□ 山上講中」となっています。
□は文字が読めない部分です。
ライトを当てると読めそうで読めない。
この石標も倒れています。
昨年見た時から倒れています。
この石標に関する文献はありません。
『瀧本』と読めますね。瀧本講中が道標の寄進者なら、
尾根上に立つ道標7と同じと言うことになります。
ここはしっかりと立っています。
字体から石標Aと同時期のモノと推測します。
昨年訪れた時よりもスッキリしていました。
季節的な要因かもしれません。
立っている方が扱いにくいですね。
最下部に「大日」とあり、「松」の字は確認。
次からは、オマケです。
庄兵衛道とは直接関係はありません。
バリェーション・ルートの参考にはなるでしょう。
平群谷誌によると仏身45cm、東向きに露出した巨岩の平面(3x2m)
奥行き約4mの自然石とあります。
そう遠くない将来に「幻の磨崖仏」となることでしょう。
(2014.12.23再訪)
左手に薬壺を持った坐像が印象的。
お寺が廃寺となり、入口が閉ざされていました。
今年の夏、扉を開けてこっそりお参りしましたが、
次回からは気兼ねなくお参りできそうです。
ありがたいです。
やっと見つけました。
昨年から、三度目の正直でやっとです。
後ろの巨岩に気を取られて気づきませんでした。
立合池は干上がって存在しません。
場所は飛びます。
宝幢寺へ行く前に寄り道して見つけました。
林道の奥に祠がニつあります。
一つは空っぽでした。
てっきり龍神さんだと思っていました。
開けてびっくりです。
木製の坐像が、うつ伏せにひっくり返っていました。
慌てて拾い上げて、座らせました。
手を合わせてから、撮影しようと思うと暗い。
今更、取り出すのは失礼です。
ちと怒ってますか?
表情が険しいですね。
「おこ」な様子ですよ。
ちゃんとお参りしましょ。
鳥居の向こうに灯籠などが見えたので、
ちょっと興味が沸きました。
紀年銘など読み取れるモノはなし。
次へ行こうと、ふと手水石を見て気がついた。
「ひょうたん」です。
灯籠にも「ひょうたん」が彫ってあります。
教弘寺で見た「動物」とは違うようですね。
この灯籠をよく見ると、
一方は月。
もう一方は太陽を現してありました。
天照山の銘板で見たものと同じですね。
もう片方の灯籠には、月と太陽はありません。
銘を読み取れないのがザンネンです。
古い型式をもつ五輪塔三基はどこへ行ったのでしょうか?
庚申の杜だと思ってる場所が間違ってるのか。
また疑問が一つ増えてしまいました。
小平尾の水源と思われる場所から、山手へ伸びる道です。
上に北東方向から向井山へと続く道があるはずです。
今の時期なら探索してみるのも面白そうです。
不思議と山から帰ってきてからは、体調が戻りました。
寒気はしませんし、ノドの痛みや、倦怠感もありません。
激おこの神さまが治してくださったのか。感謝です。
明日、天気が良ければ信貴山に御札を返しに行ってきます。
行くことになれば、それがホントに今年最後の山登りです。
では、また。
追記。
石造物の写真は全てグレースケールで加工しました。
ad
ad
関連記事
-
-
ストリートビュー撮影山行の記録「ハイブリッド・バーチャル・ツアーの巻」
今回のストリートビュー撮影山行では、生駒市藤尾町の「石造阿弥陀如来立像」をご紹介 …
-
-
正楽寺「石造線刻阿弥陀如来坐像」を見学してきました。
大和の石仏(創元社・清水俊明著)を片手に、平成五年度香芝市指定文化財となった正楽 …
-
-
ふぁんトントの特選コースガイド「瀧寺跡磨崖仏(奈良市大和田町)」
瀧寺跡磨崖仏は矢田丘陵中部の東斜面(奈良市と大和郡山市の境界付近)にあり、高さ3 …
-
-
生駒山系の春2017 Part-1
2017年「生駒山系の春」は、桜を長く楽しめました。後半の春便りは2部構成でお届 …
-
-
小仏峠越未公開写真(後編)
天候は回復しましたが、体調はイマイチです。夜中に咳が止まらず、熱ッポイですね。 …
-
-
アウトドアの新定番YAMAP(ヤマップ)を100パー使いこなして「生駒チャレンジ」に参加しよう
アウトドアの新定番として人気急上昇中のYAMAP(ヤマップ)のアプリを100パー …
-
-
静寂の丹生谷・鉾立で紅葉を独り占め!「妙好人・大和清九郎が歩いた念仏坂」
10月を迎えてようやく秋らしくなってきました。初秋の風物詩だった彼岸花が盛りを過 …
-
-
庄兵ヱ道(庄兵衛道)-宝山寺と千光寺を結ぶ行者道(前編)
平成8年に刊行された「新ハイキング関西の山(廃刊)29号」に寄稿された「特選コー …
-
-
王龍禅寺の磨崖仏・十一面観音菩薩像にご対面して来ました。
海瀧山王龍寺(王龍禅寺とも言う)は、奈良市の西部にあって北に「あすかの台」の新興 …
-
-
山歩きで「ヒザ痛」に悩む方に贈る「ニーラップvsニーストラップ」
歯痛、腹痛、腰痛、、、とどんな部位であれ、痛いところがあれば日常の生活に影響し、 …
- PREV
- 小仏峠越未公開写真(後編)
- NEXT
- 謹賀新年