「飯盛山の全ルートを歩く計画」と「飯盛山」の山名を考察する
「飯盛山の全ルートを歩く計画」を続行中です。今回は「飯盛山」の山名について考察したいと思います。
久しぶりの飯盛山「妙見谷周辺ルートの全容解明!」 |YAMAP 山登り・アウトドアの新定番
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飯盛山の山頂一帯は飯盛城址の遺構(曲輪、堀切、石垣、土塁、etc…)をたくさん見ることができます。飯盛城址巡りを楽しむ際、Googleマップの情報を大いにご活用ください。ローカルガイドが日々奮闘しています。
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「飯盛山」の山名を考える
「飯盛山」の山名は、今更考える必要はなく、「飯盛山」以外に再考の余地は全くありません。しかし、大阪府泉南市の飯盛山と区別するために、便宜上「河内」の二文字を付け加えることはあるようです。
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国土地理院の地形図を過去にさかのぼって見ても、常に「飯盛山」と明記されており、かつて山頂に埋設されていた四等三角点には、やはり「飯盛山」という点名が与えられていたと云います。(平成10年頃、亡失により廃点となる)
「河内」の二文字を削除する
このような状況から、これまでヤマレコやYAMAP(ヤマップ)に公開した山行記録を見直して、すべての記録から「河内」の二文字を削除しました。当ブログにおける一連の記事からも同様の措置を講じています。ヤマレコで他のユーザーさんの記録を見ても、ほとんどの方が「河内」の二文字を付しておられません。これは、大いに反省したいと思います。(※削除漏れはご容赦のほど、発見次第編集いたします)
飯盛城に「河内」と「山」は不要
山名の「飯盛山」に便宜上「河内」の二文字を付すことはあっても、「河内」飯盛城と呼称することはあり得ません。NPO法人摂河泉地域文化研究所が発行したガイドマップのタイトルに、「河内」を付していることは慙愧に耐えません。しかし、タイトル以外では一切「河内」の文字は使用されておらず、実に惜しい気がします。
上の写真は、2015年9月に飯盛山へ登頂した際、展望台付近にあった掲示物です。デカデカと「飯盛山城跡」と明記されています。その後、「山」の字を二重線(Xマークかも)で消去されていました。しかし、このムーブメント(*1)の首謀者はホントに地元の人なのか? 名前を正確に示せないようでは、毎日のように「飯盛山」へ登っておられる地元愛好家の支持は得られないでしょう。(この看板はいつの間にか撤去されました)
その一方で、「河内」の二文字を付して、他地域の「飯盛山」と区別したい気持ちは理解できないでもありません。河内の「飯盛山」は特別な存在です。
Googleマップのリスティング(地名)を編集しました
展望台リニューアルは「国史跡指定」への布石でしょうか。
Googleマップのローカルガイド・プログラムが始まったことにより、飯盛山周辺に多数のリスティング(*2)が登録されました。
Google Map
Googleマップ上に表示される地名は、人によって異なります。なぜなら、Googleアカウントの情報に基づいて、専用の地図が表示されるからです。360°パノラマを撮影したり公開したりできるStreet Viewアプリから検索すると、隠れているリスティングをすべて閲覧することができます。
Googleマップのような公共性の高い媒体に、個人の見解を主張するのは控えたいと思います。そこで、Googleマップのクチコミに書き込んだ提言(苦言)を削除しました。しかし、地名に関しては各種文献や歴史的な経緯を考慮の上、最も一般的な表現を使用するべきと考えます。
Googleフォトアルバムには、これまでに撮影した「飯盛山」周辺の360°パノラマ写真を集めてみました。(閲覧には通信環境の良い場所をお選びください)
※山頂付近は平日でも人が多く、慌てて撮影したために天頂に穴の開いたパノラマが2枚含まれています。ご了承ください。(上を見ないでね)
今後の予定
「飯盛山の全ルートを歩く計画」は、細部を残してほぼ完了しました。教照寺ルートについては、正確なGPSログを残すため、再度歩く予定です。また、旧登山道から派生する山腹のルートについても解明し、「四条畷駅」「北条古道」「野崎駅」のマイマップを完成させようと思います。
ようやく秋らしくなった今日この頃、歩きやすい季節は日没時間との新たな戦いが始まります。常備する道具に「ヘッデン」の追加をお忘れなく。
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ヘッデンの電池は大丈夫ですか?一台三役の充電器が便利ですよ。では、また。
脚注 (*1)大阪府議会の資料によると平成33年までに国指定を目指すとあります。
(*2)「リスティング」とは、Googleマップ上に示された地名アイコンのことで、アプリやウェブでタップ(クリック)すると写真やクチコミなどの情報が登録されています。
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