生駒山系の魅力をまるっと360°お伝えいたします。

Toyo's Official Blog

https://juantonto.official.jp

山歩き

【レビュー】セリアDIYから汗とおる君、そしてV.B.P.バックパネルへ。(生駒山系で培った真夏の山歩き対策)

投稿日:

モンベルの「V.B.P.バックパネル」(品番:#1133477)は、2025年2月下旬に初めて発売されました。発売後すぐに完売するほど人気を集め、その後2025年秋(9月頃)に再販され、現在(2026年シーズン用)も継続販売されています。

ザックの「後付け背中蒸れ防止パネル」は、最近でこそビジネスパーソンや登山者の間で市民権を得ているようだ。筆者の「夏山対策」は、世間のトレンドより遥か前に遡る。

セリアの「快適メッシュクッション」をD.I.Y.(2016年10月撮影)

原点の2016年に遡ってみよう。当時はまだ大手ブランドから気の利いた既製品など出てなかった。しかし、一部のアウトドア好きの間で「セリアのオフィスチェア用メッシュクッションを改造し、紐とコードストッパーで「リュックに括りつける」というDIYのTIPS(全て100円均一商品、合計300円で実現する)が流行っていた。筆者もご多分に漏れずそれを自作し、使っていた一人である。

 

下に続く。。。

スポンサーリンク

2026年の猛暑をモンベル「V.B.Pバックパネル」で迎え撃つまでのストーリー

撮影機材の運搬用途に購入したバックパック

ドイター・スパイダー25(2気室)

2021年の夏前、ドイター製スパイダー25というバックパックを購入した。2気室の内部構造により、撮影機材とドリンク類(冷凍ペットボトルの結露による影響)を物理的に分離できるというメリットを期待した。もう一つの特徴として、空気の流れにより背中蒸れを抑制する「Airstripes」という機能を備えていることだった。しかし、夏本番を迎えると、期待したほどの効果を得られなかったのである。

1. 導入:100均商品の魔改造から始まった「背中汗対策」

一見してパチモンのように見えるけれど。。。

シンプルだが効果抜群「汗とおる君」(こんなん堂)

「100均一商品のDIYで背中に空間を作る」という原体験があったからこそ、2021年7月にゾンアマで「汗とおる君」(こんなん堂、当時約2,000円)を見つけた時、なんの疑念もなく「これは絶対に効果がある!」と確信して即座にポチることができた。


楽天アフィリエイトの紹介URLを利用しています。ブログ維持のためご理解ください。

時は流れて2022年12月、筆者は「生駒民俗会」の正会員となっていた。2024年6月の定例会では、それまでの活動成果を発表するという栄誉ある舞台をも与えられている。

生駒民俗会の定例会(ふるさとミュージアム)

生駒ふるさとミュージアムでの定例会後に、いつもそのまま生駒山を徒歩で越えて帰宅していた。そのため、例会には常に山歩きの格好で出席していたのだが、ある時、他の古参会員からザックの背面を指さしてこう言われた。

「ナンジャソレ、そんなもの役に立つのか?」

その年の夏も暑かった。山での暑さ対策は生死に関わる必須事項である。ただ、会員の平均年齢は筆者よりも1~2世代上。「最新の情報に疎いんだろうな。」と当時は苦笑するにとどめたが、モンベルから「V.B.P.バックパネル」の発売を聞くに及び、「ほうら見ろ、ついに時代が追いついた!」と心の中で快哉を叫んだものだ。

そして2026年2月、夏前の争奪戦を見越して近所のモンベルショップでV.B.P.バックパネルを早期に確保。いよいよ今季(2026)から実戦投入することにした。

2. フィールドテスト:夏のインターラーケンを思わせる奇妙な酷暑の中で

スイス・インターラーケン西駅(1996年7月撮影)

先日(2026年5月30日)、さっそく愛用の(少々古くなった)バックパック「モンベル ガレナパック25」に装着し、フィールドへと連れ出してみた。

モンベル ガレナパック25とV.B.P.バックパネル

当日の気象は、真夏日予報の強い陽射しでありながら、同時に乾燥注意報が発令されるという、日本の夏としては極めて珍しいコンディション。そのカラッとした空気感は、ふと1996年の夏に旅したアルプスの本場・インターラーケン(スイス)の記憶を呼び起こす。

ロートホルン登山鉄道(1996年7月撮影)

まるでヨーロッパの夏のような気候の中、木陰に入った瞬間、背中を涼しい風がスッと通り抜けていくのを確かに感じた。気にしていた衣類との摩擦によるダメージも、今回の着用で特に大きな影響を見ることがなかった。及第点と断言できるだろう。もう少し長期的に使い込んで検証したい部分ではあるが、ファースト・インプレッションとしての通気性と快適性は文句なしのクオリティだ。

3. 「汗とおる君」との比較から見えた、モンベルの進化と新たな課題

generated by Nano Banana 2.0(Imagen 3)

100均DIYから始まり、「汗とおる君」を5年間愛用してきた筆者だからこそ分かる、モンベルの「光と影」も浮き彫りになった。

◎ 圧倒的なストレスフリーを叶えた「脱着性」

「汗とおる君」の唯一の弱点は、紐(バンジーコード)での固定が複雑で、脱着や別のリュックへの付け替えがスムーズにいかない点だった。(そのため、筆者は2022年9月に追加購入している。)

ガレナパック25にV.B.P バックパネルを取り付けた。

対するモンベルは、ガレナパック25の上部にあるザックカバー取付部(ループ状)にパネルの紐を通すだけで、あっけないほど簡単に上部を固定できる。ザックの上げ下ろしでズレることもなく、ピタッと位置が決まる。あの100均時代や汗とおる君時代の「紐との格闘」を思えば、このスマートな装着感だけでも乗り換えた価値を十分に実感できた。

△ トレードオフとしての「重さ」の存在

一方で、明確に気になったのは「重量(289g)」だ。金属フレームを内蔵している特性上、自作パネルや「汗とおる君」に比べれば当然重さがある。

iPhone17よりも100g以上重たい。

実際に背負って歩いている最中は気にならないレベルだが、往復の移動車内でザックを手で持ち上げた瞬間や、帰宅後に中身をすべて取り出して「空のザック」を持ったとき、ずっしりとした存在感を主張してくる。脱着が容易だからこそ、「帰宅後は毎回取り外して保管すべきか?」など、今後のスマートな運用方法について、ライフスタイルに見合った試行錯誤をしていく必要性を感じた。

4. 総評:公式メンテナンスと今後の運用

長く付き合うために、モンベルの公式取扱説明書に準じた正しいケアも確認しておきたい。金属フレームとメッシュの複合素材であるため、以下のルールを守る必要がある。

  • お手入れ:洗濯機や乾燥機、ドライクリーニングは生地を傷めるため厳禁。汗や泥汚れは水で流し、中性洗剤をつけたスポンジで優しくブラッシングして陰干しする。
  • 張りの調整:使用による負荷でメッシュに張りがなくなってきたら、下部の調整用テープを引くことでいつでも張りを復活させられる。
  • 保管:風通しの良い場所に保管する(ガソリンやシンナーなどの揮発性物質との同居を避ける)。

結論; Conclusion

100均の魔改造から始まった筆者の背中汗対策は、「汗とおる君」を経て、モンベルという一つの完成形に行き着いた。車内や帰宅後の「重さ」を考慮し、毎回取り外して陰干し保管する運用が、結果的に製品を最も長持ちさせる最適解となりそうだ。この夏、新たな相棒がどのような快適さをもたらしてくれるのか、じっくりと使い込んでいきたい。

自転車とアウトドアライフ チャンネル登録者数 4.54万人(2026.06現在)

morikatuさんにインスパイアされて、バックパネルの空調服化にも挑戦したいな。

では、また。

-山歩き
-,

Copyright© Toyo's Official Blog , 2026 All Rights Reserved.