Nothing Phone(3)(「ナッシング・フォーン・スリー」と読む)を2025年9月14日の山歩きから使っています。使い始めてすぐに確信。「これだ!(ええやん)」
自らの体験を通じて「山スマホ」を改め、"Trail Phone"と呼ぶことに決めました。


Shot on Nothing Phone(3) 12MP 70mm Auto
Nothing Phone (3)(以下、NP3と略します)購入の最大動機は、ペリスコープ・レンズ搭載による「光学x3及びロスレスx6によるズーム撮影」を試すことでした。神戸港を出入りする船舶を六甲の尾根から撮影したくなったのです。
購入時のエピソードや、価格情報などについては、前回の記事をご参照ください。
下に続く。。。
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"Field-Proven"とは、「実地で信頼性が確認された」という意味
Geminiさん曰く「プロフェッショナルな製品レビューやアウトドアギアの紹介で非常によく使われる表現です。信頼性とクールさを兼ね備えています」とのことで、気に入ってタイトルに採用しました。
NP3の写真画質に大変満足しています。6.7inchクラスで同程度のカメラ機能を有するライバル機は、中華系メーカーから続々とリリースされる模様。その中でも、Xiaomi 15T ProのLeica監修による「5倍望遠ズーム」は注目に値する。価格的にも気になる存在だと思う。
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ヤマレコの山行記録で「写真」作例を見る
NP3で撮影した写真を下掲リストの山行記録に使用しました。
山行記録リスト
- 2025年09月14日(日) 曇り/写真を元サイズで投稿
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8681744.html - 2025年09月19日(金) 晴れ、雲多め
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8699828.html - 2025年09月25日(木) 小雨模様、空真っ白
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8731152.html - 2025年10月01日(水) 晴れ、雲あり
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8760365.html - 2025年10月09日(木) 快晴/色編集なし、クロップのみ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8789047.html - 2025年10月17日(金) 晴れ、雲少なし
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8824553.html
9/14の写真は、すべてオリジナル画質(未編集)で公開しました。50MP(8,160x6144)の作例もご覧ください。以後、グーグル・フォトでダイナミックレンジの調整、クロップ(4:3→16:9)などを行っています。尚、今後(10/9~)の写真編集(不可逆)を「クロップのみ」にとどめる方針です。※逆光/半逆光時に気になるシャドウ部の「黒つぶれ」を改善するため、プロフェッショナル・モードを試す予定です。
ヤマレコで「写真」を楽しむ方法
筆者は、2020年11月からヤマレコ・プレミアム(20GB)を契約しており、月間の利用量に制限はありません。また、友達紹介により30GBまで最大容量を拡張。50枚以上の写真を投稿することも珍しくありません。画質向上などに伴うファイル・サイズの増大化に備えて、Snipping Tool(Windows11)などで1080p以下にリサイズ(圧縮)しています。
Step-1
パソコンやタブレットなどのフルブラウザを利用し、上掲のリンクからヤマレコを開いてください。当日のルート・マップ横に「この山行記録の写真」を表示し、9枚の写真をセレクトしてサムネール(正方形の小画像)化しています。まず最初に、「すべての写真」をクリックしてください。
Step-2
山行記録の「写真」セクションにジャンプし、撮影時刻の順番に全てのサムネールとキャプションを表示します。
Step-3
サムネールをクリックすると、画面の中央にポップアップ表示され、画面下の「戻る」「進む」などのボタンで操作可能。キャプションも読みやすくなる。
Step-4
Step-3の画面で写真下の「詳細ページ」をクリックすると別ウィンドウ(タブ)でEXIF情報を確認できます。山行記録の冒頭部と末尾に、iPhone16や他のカメラで撮影した画像とスクリーン・ショット画像などを利用する場合があります。ご注意ください。
Step-5
"Step-2" の「スライドショーで見る」や、"Step-3" の「元サイズ」をクリックすると、フルサイズの全画面表示でご覧いただけます。細部を確認したい場合に便利な機能ですが、通信環境へのご配慮(データ通信の消費量)もお願いします。
"Trail Phone"としての本領発揮を検証する
*1) 位置情報(Dual Band GNSS)と*2) データ通信(pSIM x2, eSIM)の精度・性能は、山歩きに欠かせない重要な機能であり、安全登山を大きく左右するファクターです。ハードウェアとソフトウェアの相性も重要な見過ごせない視点でした。
山旅ロガーGOLD + 地図ロイド
ヤマレコ・アプリの「記録作成」機能を併用しています。(同時起動、同時記録)バッテリー消費増や、端末への過剰な負担はありません。
トラックログの作成に「山旅ロガー」を、方位とルートの確認(閲覧)に「地図ロイド(地理院地図)」を使っています。前者のGOLD版(有料アプリ)を2011年に購入以来、ずっと継続利用しています。NP3においても、筆者の必要とするカスタマイズを踏襲できました。
トラックログ精度
ログの取得間隔は、超精密モード「5秒」にセット。ピタっと吸い付くような正確で滑らかな軌跡を描く。期待通りの性能でした。
GPXファイルのバックアップ
Autosync(Google Drive)を使った「*3) ログファイル(GPX,KML)のエレガントな取り出し方法」は、当サイトの数少ない自慢の一つでした。2025年1月、機能の「見落とし」に気がついてから、山旅ロガー本来のバックアップ機能に切り替えました。
山の電波地図「白玉現象の回避」
「スリープ中は電波情報を記録しない」を「オフ」側にセットしていなかった(できなかった)ために、9/14と9/19の「山の電波地図」に白玉現象(電波情報なし)を生じてしまいました。セットアップ直後のグレーアウト表示を見て、設定しなくても「大丈夫」と安易に判断していたのです。軽率でしたね。
Zenfone 12 UltraやROG Phone 9 Pro(2025年10月時点におけるASUS製のスマホ)で、上記の機能を必要とするかは定かでありません。開発元(KMIソフトウェア)による「実機検証」を期待できないからです。たぶん無理でしょ。
「地図ロイド」を使うメリットは、現在地をオフライン(地理院地図のダウンロード)で確認できることに尽きます。登山前後の市街地歩きでは、グーグル・マップへの表示替えもできる。前項で述べた「山の電波地図」をルートに重ねて、山行前に通信状況を把握しておくのは重要だと考えます。しかしながら、白玉現象をスルーして投稿している記録も少なくありません。山旅ロガーを適切に設定し、正確な投稿を心がけましょう。
スーパー地形・アプリ(iOS/Android対応)
Apple Watchでの視認性は抜群。現在地のチラ見に最適。NP3の大画面表示と併用を検討中です。

カシミール3Dの開発者(DAN杉本氏)による「スーパー地形」アプリを、大画面で見やすいNP3でも使ってみたい。筆者は、2021年にApple Watch対応を好感して、iOS版アプリを購入しました。Android版「スーパー地形」の780円(年払い)を「高い」と思わないが、サブスクでの提供に「コマッタ」、いや「しまった!」と感じています。iOS版と同時に購入しておくべきでしたね。
カシミール3Dから切り出した「カスタムマップ」を地図ロイドへインポートする場合、カシミール形式(地図:.bmpフォーマット)を利用します。スーパー地形の場合は、GARMIN形式(地図:.jpgフォーマット)を採用する。※カスタムマップはApple Watchへの表示に対応していません。とても残念だ。
結論:Conclusion
ケースはSpigenをおすすめ。Glyph Matrixもしっかりカバー。
初期に付属する保護フィルムは、帯電しやすくホコリの付着が目立つ。パチモンのガラスフィルムでも、指紋認証に影響しなかった。
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Nothing Phone (3)のバンドルされた液晶保護シートを引っ剥がして、ガラスフィルムに貼り替えた。気泡もなくバッチリ。心配された指紋認証も問題ナッシング。ピクセルとちゃうなー。これにて、山スマホ(Trail Phone)としての準備完了です。#NothingPhone3 #WithNothing pic.twitter.com/YnfX6eMCNE
— love_ikoma_toyo (@juantonto) October 8, 2025
Android16をベースにしたNothing OS4.0へのアップデートは、まもなくロール・アウトされる見込みです。Nothing Launcherのユーザー・インターフェイスをかなり気に入っています。すべてのアプリ(Icon/Widget)にダーク・テーマのデザインを適用。統一性のとれた外観は、とてもスッキリしているのです。山歩き専用のスマホに、見掛け倒しの派手さを必要としません。Nothing社のスマホは、その奇抜なデザインに注目されがちだけど、意外にしっかりとしたコンセプト(方向性)に共感を覚えるのです。
AIを活用した独自機能"Essential Key(Space)"は、山歩きにも適した便利でインテリジェントなツールであると実感。アプデ後に、追加のレビューをお届けする予定です。
乞う、ご期待!
注釈;Notes
- Dual Band GNSSとは、GPS/QZSSにおけるL1とL5の2周波に対応する。
- Multi IMSIに対応するEIOTCLUBのプリペイドSIMを利用する。(参考:マイネ王掲示板)
- 旧館ブログの該当項目を参照のこと。
マイネ王掲示板:Nothing Phone (3)に、EIOTCLUBの物理eSIMカードを入れてみた。
https://king.mineo.jp/reports/318372
旧館ブログ:KYOCERA TORQUE SKT01のちょっと偏った使いこなし
https://juantonto.official.jp/part1_blog/kyocera-torque-skt01/