今年度(2024)の「KOBE六甲全山縦走・半縦走大会」は、11月10日(日)に神戸市(文化スポーツ局スポーツ企画課)の主催で行われることが決定しました。募集は8/1に開始とのこと。詳細については、後日発表後に記事を更新いたします。それまで、昨年の募集要項をご参照くだされ。
2023年
- 定員:全縦;1,800人 半縦;500人
- 参加料:全縦;6,000円 半縦;一般4,000円 中学生2,000円
- コース:須磨浦公園~須磨アルプス~高取山~菊水山~掬星台~一軒茶屋~宝塚
大阪わらじの会創設者で初代会長、中庄谷(なかしょうや)氏の著作によると、六甲山系の全山縦走というのは、「大正14年(1925)秋、*1) RCCの直木重一郎ほか二名が、午前7時前に須磨の敦盛塚をスタートし、その日の夜9時10分過ぎに宝塚に着いた(引用、以下略)」と紹介されている。「六甲山史」(出版科学総合研究所)によると、全行程49Km、トータル14時間12分(休憩2時間12分を含む)だったとのことで、歴史に刻まれた最初の公式記録である。
Dedicated this article to the great mountaineer "S.Naoki"
下に続く。。。
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ヤマスタで「六甲全山縦走路スタンプラリー2024」のコンプリートを目指します!
受付期間中(~2025年6月16日)に「六甲山満喫①~④」すべてのコース(六甲全山縦走路)を達成すると、もれなく認定証をゲットできるよ。
「YAMASTA(ヤマスタ)」とは、スマートフォンの位置情報(*2 GNSS)を利用し、アプリ内で発行されるデジタルスタンプを集めるサービスのことを指します。
ヤマスタのアプリは、山岳雑誌で有名な「株式会社 山と溪谷社」により開発、運用されています。デジタルスタンプ集めの面白さは、昨年の「近鉄あみま倶楽部」アプリで体験済み。同アプリでは、最終的に30コースを踏破しました。
ヤマレコ「らくルート」で山行計画
山歩きに必須と言えば「地図」ですね。直木重一郎(なおき しげいちろう)氏一行が、六甲全山を縦走なさった頃、今のような便利なアプリはおろか、満足な地図さえなかったのです。Wikipediaに掲載される「六甲全山縦走」の項目には、1925年1月に加藤文太郎氏のエピソードをもって紹介されている。同氏は新田次郎の小説「孤高の人」で知られる有名登山家とのことであるが、2015年10月6日付け *3) 神戸新聞(地域ニュース)の紙面では、直木氏の記録を先に紹介し、加藤氏については「日付不明」とされている。やはり、六甲山系を語る上で、直木重一郎氏の業績を見過ごしにできないだろう。Wikipediaの記事は、即刻、追記・編集されるべきである。
直木氏と面識のある方々は、親しみを込めて「じゅういちろう」とお呼びになっておられます。当方、一面識もございませんので、氏の遺品に刻まれたイニシャルをリスペクトし、「しげいちろう」とお呼びすることにいたします。
らくルートでの山行計画
「六甲全山縦走路スタンプラリー2024」(ヤマスタ)では、六甲全山縦走路を四つのコースに分割して無理のない山歩きを楽しめそうです。足首の三果骨折(2021.2)により、長いルートを歩くことに不安を感じています。日程が決まり次第、山行計画を順次公開していきますので、ヤマレコを使ってみたい方に、参考となれば幸いです。(一部限定公開)
- 須磨・旗振山・高取山(2024.7.25実施予定)
- 菊水山・鍋蓋山・大竜寺
- 摩耶山・三国池・石切道
- 六甲山・大平山・塩尾寺
ヤマスタ「六甲山満喫①(須磨-高取山)」コース
チェックイン・ポイントは、出現順に「旗振山・おらが茶屋・栂尾山・横尾山・高取山」となっています。
※記事公開時点で日程未定です。日程が決まり次第、コンパスに計画書を提出します。
出発地点(スタート)
Google Maps ; Streetview 撮影予定地点
出発地点を「直木重一郎氏御一行」の記録に敬意をこめて、須磨の敦盛塚と決めました。その地点からトラックログを開始します。ログの作成は、ヤマレコに加えて、山旅ロガーGOLD(Android専用)を使用します。
バリエーション・ルート(高取山付近)
関西の山・日帰り縦走「六甲全山」の項目で、中庄谷氏紹介のルートは、現在の六甲全山縦走路と異なっており、那須神社に近い「萩の寺」の裏山からアプローチされています。ヤマレコの「地図検索」機能を使って、直近で歩いたユーザーの記録を参考にしました。野路山公園から登るルートに興味はありません。遠回りになるしね。
高取山からの下山ルートについても、同様に検索して四等三角点・梅木畑を経由することにしました。その後、長田神社を経て高速長田駅へ向かいます。
ストリートビュー撮影
楽天アフィリエイトの紹介URLを利用しています。ブログ維持のためご理解ください。
2024.4.16 Shenzhen Arashi Vision社は、8K(7,680×4,320)の動画撮影に対応したInsta360 X4を発売しました。当ブログでは、2022年9月に前機種のInsta360 X3を購入し、ストリートビューの撮影で「8K画質」をすでに体験しています。
Google Maps; 撮影; Insta360 X3 8K Timelaphs
今回予定の撮影では、5.6Kの画質で無理なく撮影しようと思います。*4) ストリートビュー・スタジオ(Streetview Studio)も久しぶりに使うので、失敗するかもしれませんが、可能な限りスポット撮影も行いたいと考えます。
結論; Conclusion(途中経過)
ヤマレコの新しいコンセプト「もっと自由に冒険できる」に共感しました。らくルートの山行計画とヤマレコ・ウォッチ(Apple Watch)の組み合わせは、さらに未知の冒険へと駆り立てます。
ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル @matoyan2024 チャンネル登録者数 3550人(2024.07.03)
ヤマスタのサイトでは、登山用GPSアプリに「ジオグラフィカ」を紹介し、KOBE六甲全山縦走・半縦走大会を主催する神戸市は、登山地図アプリ「YAMAP」を案内している。前者は高機能で知られていますが、Apple Watch対応への余裕はないと言い、後者のユーザー数は特筆すべきだけど、Apple Watch単独利用に対応しない等、簡易的機能のアプリは入門者向き。
当ブログは、一時期「YAMAP」を推していましたが、Apple Watchに対する消極的な姿勢や、サポートの在り様に疑問を感じるようになりました。しかし、それ以上にヤマレコの充実ぶりに感激しています。山歩きは大きなリスクの伴うアクティビティです。低山だからと言って油断はできません。山行計画の立案から、山中でのナビゲーション、そして、万一の場合に備えた保障制度。どれをとっても、ヤマレコに勝るものはないと感じているのです。
ヤマタイム(登山地図&計画マネージャー)で予定のコースを作成し、GPXまたはKMLフォーマットでダウロード可能です。スーパー地形のApple Watch対応も、ヤマレコと同様に素晴らしい発展を遂げているので、試さずにいられませんね。
2021年にちょっと試して放置。Apple Watch Series9に買い替えたし、フル活用してレビューしなきゃ。
乞う、ご期待!
注釈;Notes
- RCC(Rock Climbing Club)とは、岩登りを目的とした我が国初の山岳会、大正13年(1924)設立。
- GNSS(Global Navigation Satellite System)とは、 GPS,GLONASS,Galileoなど世界各国の測位衛星に加えて、我が国のQZSS(準天頂衛星システム「みちびき」)を含む測位衛星システムのこと。
- 1925年12月8日付の大阪朝日新聞によると、「11月29日、RCCのメンバーであった直木重一郎、赤星、田中の3名が14時間20分(休憩食事時間2時間12分)で完走」とある。(神戸新聞より抜粋)
- 360°動画(.mp4/.mov)と撮影時のトラックログ(.gpx)をアップロードして、道路上のストリートビューを作成する無料ツール(Google提供)