「横小路道」- 「高安山越十二道」は『探索』から『整備』へ
2017/02/22
二度目の冬を迎えた「高安山越十二道」の探索、横小路道の雌滝・雄滝の見学を無事に終えて佳境を迎えました。
「横小路道」は、その名称の通り、東大阪市横小路町を起点にする旧ハイキング道です。登山口までの交通が不便なことと、水害による土砂崩れなどの要因が重なり、第一次ハイキングブームの終焉とともに、廃道となって久しいルートです。
標高300m付近で「楽音寺道」と接し、神立(八尾市)や櫟原(平群町)との連絡道として機能していたと云います。
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「雌滝・雄滝」は生駒山系屈指の名瀑
世の女性に敬意を表するために、「雌滝・雄滝」の順で呼称いたします。尤も、最初に目にするのは「雌滝」の方ですから、違和感はないでしょう。しかしながら、「雌滝・雄滝」に到着する前の、ナメ滝の風景も素晴らしかったです。
マイマップPart1番外編
*1) Part2は現在調整中です。コチラには番外編として左海(堺)道を追記予定
Google マップで提供される「マイマップ」の機能が拡充され、Googleフォトやドライブと連携して、写真の登録が容易になりました。堰堤などのラインやピクトグラムをクリックすると、写真がポップアップしますよ。どうぞ、ご参考になさってください。
横小路道/箕後川・雌滝雄滝~水峰(経ヶ塚) | YAMAP 登山・アウトドアの新定番
link1
前述のように、「横小路道」は「高安山越十二道」に含まれていませんが、その関連性や観光的価値の高さから、マイマップPart1に番外編として追記しました。YAMAPの活動日記を参考に是非訪問なさってください。YAMAPをご覧になればわかりますが、当方だけでなく、複数のヤマッパー(=YAMAPユーザーのこと)が挑戦なされています。
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「探索」や「紹介」だけではモノ足りなくなった
探索が一区切りついたところで、次のステップへ進む時が来たようです。「楽音寺道」や「横小路道」を無事に歩けたのは、昨年から倒竹や笹藪を整備していただいたお陰なのです。
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昨年は「暗峠・宝山寺道」を少しばかり整備いたしました。その前にも「庄兵ェ道」のほんの一ヶ所で倒竹の処理をしたことがあります。「高安山越十二道」はもっと本格的な整備を行いたいと思います。
youtube
現在作業中「おと越南谷道」
堰堤の建設工事により道路が拡幅されました。お陰で大和蔓の蔓延る箇所が減少し、探索が容易となりました。
とは言え、まだ多くの人におススメできる状態ではありません。沢を渡河する直前までの笹藪と、ウメやサクラの樹々が植林された谷へ出る直前のスズタケを処理して、春の花見に間に合わせようという計画です。
問題の箇所はココ↑
4月上旬はサクラの園となるはず。。。それまでに何とか。
今年度作業予定「立石越旧道」
このルートでは処理区間は限られています。堀切状に尾根を横断した直後から、現ルートとの合流部分です。ここさえ処理すれば、後は何とかなるでしょう。テープなどのマーキングを増やしておこうと思います。
「毘沙門天護法の滝」は、古くて新しい名所となる予感がしますよ。
予定外の思い付き「星田六十山」
山名プレート復活大作戦!「星田の津々浦々を徘徊」 | YAMAP 登山・アウトドアの新定番
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「高安山越十二道」とは関係ありませんが、失われた山名プレートを復活させました。このまま放置しておくと、その存在が忘れられてしまい、ますますマニアックな山歩きとなってしまいそうでした。山名の存在を示すことで、興味を持つ方が増えることを祈ります。
そのうち、見るに見かねて木製の立派なプレートを作ってくださることを願うばかりですね。その際は、遠慮なくハサミでちょん切ってくださいな。
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では、また。
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