ふぁんトントのブログ(保管庫)

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お椀を伏せたような山容の「飯盛山」

      2016/10/12

Screenshot of www.yamareco.com

むろいけ園地ネイチャートレイルと飯盛山&滝めぐり – ヤマレコ

6月最後の山歩きは飯盛山(標高314.3m)でした。梅雨だというのに空気は乾いて爽やか、一の丸高櫓跡の展望休憩所からは河内平野が一望できました。

Googleマップ – 360°パノラマ

休憩所の屋根は閉鎖されているのですが、360°パノラマを撮影するためにちょっと失敬しました。ぐるっと一周回って撮影するので、人物が写り込んでしまうからです。
※改修され、リニューアル・オープンしました。(2016.08.11)

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落ちてきた龍伝説

河内飯盛山

楠公橋(権現川)から見た河内飯盛山

南北に伸びる飯盛山の尾根筋は、四條畷市と大東市の境界を成していて、両市からのハイキング道が充実しています。駅から手軽に登れる里山として人気があります。

龍尾寺

ふぁんトントは2013年7月の暑い日に初めて飯盛山に登りました。ただ、当時の興味は「落龍伝説」に集中していて、山歩きの目的はお寺めぐりでした。その際に入手したハイキングマップが今では大変貴重品です。。


飯盛山ハイキングマップ(平成24年度大東市提案公募型委託事業)

山頂の尾根筋が両市(四條畷市、大東市)に跨がっていることが災いして、全体を俯瞰するようなマップは両市ともに提供していません。四條畷市は大東市エリアを省略し、その逆もまた然りです。これでは、とても不便です。

委託事業って何?

Screenshot of www.city.daito.lg.jp

平成27年度提案公募型委託事業が決定しました/大東市ホームページ

マップは平成24年度提案公募型委託事業により、298,200円の補助金を得て「大東の魅力発見倶楽部」が作成したものです。よく出来たマップで大変参考になりました。このマップ裏面に「飯盛山の伝説」の一つとして「落ちてきた龍伝説」が紹介されています。飯盛山をくまなく歩くなら必携のガイドマップだと思います。残念ながら継続事業ではないので、新しいマップが発行されることはないでしょう。

Screenshot of www.yamareco.com

生駒山系・「飯盛山・落ちてきた龍伝説の地・竜間山~山麓公園」 – ヤマレコ

山の形飯(めし)を盛りたるがごとし

讃良川(新池)

讃良川(新池)から見る飯盛山

さて、当ブログのテーマの一つでもある「新ハイキング関西の山・特選コースガイド(柴田昭彦氏)」においても、「河内平野の展望台 飯盛山」として同誌43号(1998年11月発行)に紹介されています。

新ハイ

新ハイキング関西43号|特選コースガイド

昨年のフキガッポに始まってこれまで10本以上のコースを歩いてきましたが、すべて廃道か廃道寸前のコースで、ヤマレコにおいてもほとんど記録が見当たらないモノばかりでした。

飯盛山

飯盛山にズームイン

しかし、飯盛山に関してはファミリー向けの初級コースなので、ヤマレコにもたくさん記録が登録されています。当ブログで取り上げるネタもなかったのですが、あらためて柴田氏のコースガイドを読むとあることに気が付きました。

飯盛の城址、北の麓よりみれば、山の形飯を盛りたるがごとし。故に飯盛山と號す。山の西よりみれば、さやうには見えず。
(引用)

引用の文章は福岡藩士で江戸時代の本草学者(儒学者)の貝原益軒(かいばらえきけん)が、「南遊紀行(元禄二年1689)に飯盛山を訪れて書き記したものです。

Screenshot of earth-words.org

貝原益軒の名言 | 地球の名言

貝原益軒とは誰ぞや?

ヤマレコを含むネット上に散見する飯盛山に関する情報で、「北の麓」から見た飯盛山を見かけたことがありません。

飯盛山

清滝川から見た飯盛山

そりゃあ、そうでしょ。河内飯盛山へ登るのにわざわざ鈍行(普通列車)に乗って忍ケ丘駅で下車する酔狂な奴はいない。しかし、清瀧街道から妙見の滝(最近は清瀧瀑布と持ち上げられている)と組み合わせると楽しいコースになるのはご存知でしょうか?

紙面が尽きましたので、妙見の滝については次回にて。

Screenshot of plus.google.com

妙見の滝(清瀧不動明王)

追記

タイトルはわざと「お椀を伏せたような」にしました。飯を盛るという表現では伝わりにくいと思ったからです。茶碗に飯を盛るなんてこと、今の人はしないでしょ。代わりに「デカ盛」とか言えば通じるのかな?(えっ、お椀も無理っぽい?)

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