生駒山系・桜レポート2017
2017年の桜前線は遅れてやってきました。しかし、同時期の東京では満開を過ぎています。不安定な天候により、期待していた場所での桜見物は叶いませんでした。「予定は未定」をモットーとするのは、「生駒の神様」も同じかもしれませんね。
春の生駒山系のレポートは、前半の部として「桜」を、後半の部として「ツツジ」をお届けしたいと思います。ご期待ください。
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2017年は早咲きの河津桜から
河津桜は早咲きで知られています。何度か「星田六十山」に通っている内に知りました。背の低い細い木ですが、ピンク色の綺麗な花を咲かせます。昨年は「妙見河原」で満開の桜と出会えましたので、その二匹目を狙ってリスティングを登録しておきました。
見ごろには間に合いましたが、お天気がはっきりしません。今年は真っ白い空の日が多く、シータ(=RICOH THETA SC)での撮影に苦労します。
今年の本命は「日下新池」でした
日下新池を下見した日に、ちょうど開花を確認できました。コブシの谷とセットで訪問予定でしたが、天候には勝てません。今年は幸い開花が遅れているので、散り際の桜と痛みが始まったコブシには出会えるかも知れませんね。
コブシの谷では8年前に出会って以来、この風景を見ていません。「今年は必ず」と意気込んでいたのですが。。。
妙見河原の桜
昨年は満開の日に訪問しました。今年はそれより少し早いタイミング。それでも5部から8部咲きを期待していたのですけど。。。星田里山尾根道の周辺に咲くツツジも蕾が固かった。少し異変を感じます。フライング気味に咲くのがツツジなのに。。。
心合寺山古墳の開花情報
右手のケガ以来、自転車に乗れない日が続いていました。その結果、心合寺山の桐兄弟の様子を見に行けていませんでした。シーネ固定も取れたこともあって、久しぶりに訪問してみると、3部咲きの桜と満開のユキヤナギが出迎えてくれました。
お目当ての桐兄弟は休館日のため、至近距離での確認ができていません。しかし、遠目に見ても開花の様子はありませんでした。そろそろ蕾が開く頃ですね。コミュニティで近況を発信しますので、興味のある方はフォローなさってください。
三室山展望台とその周辺
生駒山系の最南部、柏原市と三郷町の境界付近にも桜の名所がたくさんあります。また、YAMAP(ヤマップ)のEitokiさん情報によると、「嶽山、留所山」周辺にたくさんの植樹が行われて素晴らしい景観とのことでした。
三室山展望台の周辺が大規模に伐採されて、かなり見晴らしが良くなっていました。桜の名所はここからさらに、龍田古道を進みます。この日は他に予定があったので、来年の訪問予定第一号です。
千本桜並木道(信貴山・ケーブル跡ハイキング道)
今回の最大目玉は「東信貴ケーブル廃線跡」を「千本桜並木道」として、再整備されたハイキング道のご紹介です。
ここからは少しテクニカルなお話も含みますので、興味のない方は写真だけでも見て行ってくださいね。
29枚のシータ画像でストリート・ビューを繋ぐ
Google MapsへTourを公開するためのデスクトップ・ツールが続々と出現しているようです。これまでに情報のあったGothru、Panoskin SVE、Pano2VRの三社に加えて、TourmakeとiStagingからもPromotionのメールが届きました。(PanoskinのKynaさんも美人だったなぁ。誘惑に負けないように)
このうちTourmakeとは以前からコンタクトがあり、”Italia Local Guides” +Lucio Virziさんも推奨なさっているので、すでに登録をしています。Facebookの非公開Groupでは、「料金が高い」とか「会計が不明瞭」とかの声が上がっていました。しかし、登録後に送られてきた内容によると、”FREE EDITOR AND FREE PUBLISHING”と謳われています。Pano2VRとの格闘にケリがついたら、試してみる価値がありそうです。
デスクトップ・ツールを使うことの優位性は、広い画面でマウス操作しながらNodeをGoogle Maps上の適切な場所に移動させることです。この点では先行三社に大きな違いはありません。違和感のない自然なTourを作成するためには、Field of View(FOV)と各Node間の関係を適切に編集することが求められます。Nodeを単純に結合させるだけでは、いくら高画質で撮影しても「プロの仕事」とは言えません。
Street View App(SVA)で編集してみた
底面処理を施した29枚の画像をGoogle PhotosへUploadし、captionを一枚づつ書き加えます。デスクトップ版のGoogle Mapsのリスティングから「写真を追加」をクリックし、アップロードパネルの「自分の写真」を選択、Google Photoの中から29枚の画像をチョイスして「選択」をクリックすれば、ほぼ瞬時に公開作業は完了します。
この方法だと29枚の画像(赤丸)がリスティングのアイコン上に全て重なって見えますので、ストリートビュー・アプリで編集する際に、一枚ずつ周辺に引きはがして仮置きします。ここからは、マウスで一個ずつ配置しながら繋げる地道な作業が始まります。VysorでPC画面上に表示させれば、デスクトップ版のGoogle Mapsを横に表示させたり、Google Photos内の画像と見比べながら作業を進めることができました。
シータの画像正面は進行方向とは限りません。画像の配置とリンク、FoVの全てが一致することが重要です。この作業はSVAが最も分かり易い気がします。Pano2VRで実装されている”Editing metadata”とは、これらのことを行う機能を意味していますが、金払ってまで手に入れたいとは思えません。(アプリじゃダメなの?)
同じ方法で数ヶ所のTourを公開してみましたが、おおむね上手く機能しています。千本桜並木道では29枚の画像を使用しているので、安定化には時間がかかるようです。現状で一方通行だったり、接続が切れていたり。。。もう少し様子を見る必要がありそうです。
テクニカルな話はここまで、桜レポートの続きをどうぞ
旧東信貴ケーブルの信貴山駅付近は、バス停として再利用されています。リスティングはありませんので、住所地(生駒郡三郷町信貴山東3)に画像を登録しています。ここの桜も満開でした。
信貴山・開運橋から見る桜も綺麗でした。上掲の画像では、お目当ては「開運バンジー」ですからボケボケです。シータでは全周囲をすべて綺麗に写せません。この周辺の桜は平面画像でどうぞ。
この時期はどこでも「桜祭り」が行われています。3時過ぎに到着したら祭りは終わっていました。しかし、そのおかげでゆっくりと撮影しながら桜を楽しめています。
恩智神社境内に咲く「左近の桜」は、まだ咲いていませんでした。
最後に番外編です。桜橋公園から柳橋を経て長瀬川(久宝寺川)沿いに、毎年桜のライトアップを楽しんでいます。玉串川の沿道も綺麗ですが、コチラは屋台などの出店がないので、静かにゆったり鑑賞できます。今回はシータを使った夜景撮影に挑戦しました。なかなか良い感じです。室内撮影にも応用できるでしょうか。シータは決して”Toy”じゃありませんよ。
シータは「おもちゃ」じゃない。
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後半の部もご期待ください。では、また。
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