ザ・メイキング「三つの船石探訪記」バーチャル・ツアー
2017/04/16
※今回の記事ではストリートビュー画像を多数埋め込みしていますので、通信環境の良い場所で閲覧してください。

ローカルガイド・コネクトに投稿した「三つの船石」のエピソードについてまとめてみました。「ソレって何? 美味しいの?」と言う前に、バーチャル・ツアー(moderated by GoThru)からご覧ください。
Local Guides Connect – Re: Virtual PANO tour to “Three Ship Stones” – Heguri-Cho,Misato/Nara
link1
左上の”Menu”を叩くと各画像へのリンクが表示されます。右下の地球儀アイコンは、、、
このサイトを以前からご覧になっている方であれば、GoThru Moderatorの使い勝手が気になるところ。そして、PanoskinやPano2VRはどうなってるのかも含めて。
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意外に歩きやすかった船上神社旧社地への道
「三つの船石」または「船山三巨石」とは、船山神社から東方の山中(矢田丘陵八合目)付近の尾根に存在する巨石群のことです。船山神社鳥居横にある説明板によると、その姿が「丸木船を想起させる」として「神が乗って地上に下って来た船石」として信仰されてきたと云います。
「三つの船石」探索ルートを紹介
船石付近に祀られていたという船上(神)神社は、今昔マップの最も古い地図にも神社の表記はありません。道も残っているのか正直不安でしたが、東光寺からのルートは一部で雑草が蔓延るものの、幅の広い趣のある古道でした。マイマップにも写真を多数リンクしていますので、興味のある方はご参照ください。
東光寺や平群町三里地区の入口としては、平群駅の方が最寄りとなっています。竜田川さくら親水公園から平群谷の風景を楽しむために、竜田川駅から歩きました。時間に余裕があれば、烏土塚古墳に立ち寄るのも良いでしょう。
途中の見どころをいくつか紹介して、登り口の東光寺さんまで参りましょう。
椿井を訪問したなら、椿井城だけでなく必ず立ち寄りたいスポットです。平群町の指定文化財でもある笠石仏如来像は貴重な石造遺物。
椿井春日神社の境内にある宮山塚古墳は奈良県の指定史跡ですが、椿井北古墳は看板を見落とすと通り過ぎてしまいます。畑のそばにある竹藪が古墳となっているようでした。
参道の起点は「東光寺」
上掲の画像は北向きに東光寺の本堂を写したモノ。記事最初のバーチャル・ツアーでも、ここを起点として同じ風景から始めました。参道の入口は、背中の方にありますので、ぐるっと「回れ右」をするか、画像をグリグリッと180度回してください。
落ち葉の降り積もった急坂に喘ぎながら、最初に登り着いた平坦地に旧船上神社の遺構を発見しました。台石や花立てと思われるモノなど多数散見されます。
旧社地跡から回り込んで尾根上の道をたどると、ほどなくして斜面に石垣跡が現れました。これが船上神社の施設跡なのかは分かりません。かなり崩壊が進んでいて、往時の面影は感じられませんでした。
石垣から上方へのテープを追って登っていくと、石切場跡と伝わる場所に到着。巨大な岩塊が斜面を流れるかのように屹立しており、まさに巨大な船そのものです。これが「船石」と言えなくもありません。(潜水艦を想像してしまいました)
ついに「三つの船石」に到着
山腹を辿って尾根の先端部へ回ってみると、尾根上に鎮座する「三つの船石」が目に飛び込んできました。しかし、スケール感は先ほどの船底型をした巨石よりも控え目な上に、これが「船」かと思いました。「船」と言うより「鯨」でしょ。
真上から見下ろしてみても、「船」に見立てるのは厳しい気がします。まるで、生き物の化石のように感じてしまうのですが、いかがでしょうか。
GoThru Moderatorの現状
ふぁんトントは2月中旬からベータ版の使用を許可されて、すでに21個所のリスティングでツアーの公開を行いました。残る2社との比較はこれから行うところです。なぜなら、Pano2VR(*1)はパソコンへのインストールが必要なスタンドアロン型で、手軽に試すというワケに行きません。Panoskin(*2)に至っては、2017.04.03になって、ようやくログインに必要な情報を送ってきました。唯一、GoThruだけが開発途上のベータ版を一部のユーザーに開放しているのです。この姿勢は高く評価したいと思います。また、現状で最も違和感なく移行できるツールと言えるでしょう。
(*1)インストールは完了しました。動作は軽いです。 br>
(*2)早速ログインして、ツアーの公開も行いました。
この記事を書く少し前に、画像間のリンクをロックする機能が実装されました。GoThru側で実装されていても、Google Street View Publish APIのupdate待ちということが多々あります。ロック機能はその一つでした。これがないと不便ですから。。。
開発者のAl Bugさんが直接YouTubeで使用方法を解説なさっていますので、一度ご覧になってください。できない事と言えば、複数階(Levels)機能を使った編集作業。ただし、これはAPIのupdate待機中です。(すでに機能は実装済み)
一方、Trusted Photographerの関心事は、Google Mapsへの表示方法に集中しているように思います。特にオレンジ・ドットの廃止や”See inside”の表記がどうなるかと言うことみたいです。しかし、これらはデスクトップ版の話で、モバイル・アプリ版では元々関係ない。閲覧者は最早モバイル版が主流なのに、撮影者や依頼者の立場だけで考えるのは滑稽です。見てもらえて「ナンボ」でしょ。そーゆー意味では解像度も関係ありませんよ。
「三つの船石」撮影にはTHETA SCを使いました。
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GoThru Moderatorに関する質問は大歓迎します。では、また。
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