高安山の古道を歩く「鉢伏道・しろ道・神光寺道」
高安城と烽基本資料集(高安城を探る会・平成13年)を参考に高安山の古道を歩いてみました。歩いてみると次々に面白い発見があり、資料集で紹介されている高安山越十二道をすべて歩いてみたくなりました。
高安山越十二道を紹介しました。
前回の記事でチャレンジコースに分類した五本の中から未踏のルートを歩くことから始めましょう。
高安山越十二道マップ(未完成)
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高安古墳群
八尾観光WEBに詳しく紹介されている高安古墳群、なぜ今まで興味を持つことができなかったのかが不思議です。明治時代には外国人研究者により、海外で紹介されています。
古墳巡りが好きな方におススメできる「高安古墳群コース」
今回、初めて歩いたコース「鉢伏道・しろ道・神光寺道」の三本に共通して、ルート途上に横穴式の石室を持つ立派な古墳があることでした。また、一部区間でヤブ漕ぎを必要とするものの、自然林豊かな山道が残されており、気分爽快な山歩きを楽しめます。
鉢伏道・しろ道・神光寺道
それでは今回歩いた3ルートをご紹介しましょう。その前にちょっとお断り。今回は「下見」を兼ねて歩いています。したがって、ちょっとウロウロしたり、ルートミスもありました。山行記録は「無料登山地図のYAMAP」に投稿しています。
それでは歩いた順番に。
鉢伏道
2015.12.09
「高安山の古道「鉢伏道(鉢伏古墳)~おおみちHC」」 | 無料登山地図のYAMAP
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写真48枚(←フォトアルバムにリンク、以下同じ)
鉢伏道でのポイントは近鉄西信貴ケーブルの線路を横断するポイントです。もう少し下に踏切があるはずなので、次回は踏切で横断して尾根道に到達しようと思います。
この小道の向こうに踏切(?)
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尾根道を忠実に追えば迷うことのないルートになります。片原山古墳は標高約380m付近にあり、平坦地となっていました。危険個所はありませんが、勾配がキツイので滑落には十分注意しましょう。これは、3ルートに共通しています。
片原山古墳の横を通過する。
しろ道
2015.12.16
生駒山・神津嶽・大原山「高安山の古道「しろ道(二階塚古墳)」」 | 無料登山地図のYAMAP
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写真45枚
しろ道は3ルートの中では、最も道の状態が良好でした。ヤブ漕ぎはほとんどありません。途中にある二基の古墳周辺は道幅が広くなって開放感もあり、自然林と巨岩が見事に融合した古道です。
落ち葉で隠されている幅の広い山道
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このルートがなぜ地理院地図に掲載されないのか不思議です。宗教施設「一元の宮」のフェンスに突き当たるのが理由なのでしょうか。
ここを乗り越えても、畑の鉄門扉が施錠されていた。
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フェンスの手前は土塁のような土手になっていて境界と一致しています。土手を南に進んで、後述する神光寺道と合流すれば問題ありません。
神光寺道
2015.12.22
生駒山・神津嶽・大原山「高安山の古道「神光寺道(高安古墳群)」」 | 無料登山地図のYAMAP
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写真56枚
しろ道や鉢伏道と違って最新の地理院地図に破線道として記載されています。登り始めから標高200m付近の尾根筋へ出るまでは、背丈ほどに伸びた笹をかき分ける必要があります。踏み跡は明瞭ですが、慣れない人には困難な山道ですね。下り利用は一度登ってからにした方が良いでしょう。
巨岩が現れると笹ヤブも落ち着く。
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尾根を外れるポイントには木に黄色のペンキでマークしてあります。ちょっと色あせて周りの笹に溶け込み、見落とす可能性があるので注意が必要です。
この地点のペンキ矢印は明瞭でした。
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一元の宮との境界土手から南へ細い踏み跡を辿ると峯山(二等三角点)の山頂に通じていました。このルートだとフェンスを乗り越える必要はありませんので、合法的かつ安全にハイキング道に接続できます。
こんなルートがあるなんて今まで知らなかった。
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しろ道利用の場合もこのルートを使えるので、今後の山歩きにバリエーションが増えることになりました。他のコースと組み合わせて、積極的に紹介していきたいと思っています。
峯山の二等三角点
YAMAP(ヤマップ)の特長
今回、山行記録の公開にYAMAP(ヤマップ)を利用させていただきました。YAMAPはスマホのアプリからウェブ公開まで手軽に分かりやすい設計になっています。
Android版のアプリを試しました。(最新版ではありません)
2015.11.16
「YAMAP アンドロイド・アプリを使って信貴山参詣道を歩く」 | 無料登山地図のYAMAP
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2015.11.20交野山・国見山・旗振山・甘南備山「YAMAP(アンドロイド・アプリ最新版 ver.1.36)の新機能をテスト」 | 無料登山地図のYAMAP
この手のアプリは機種に限らず設定が複雑で使いこなすのに少々骨が折れます。スマホ初心者にとっては、ちょっとハードルが高いかもしれません。しかし、YAMAPのアプリでは機能は最小限とどめて、記録を活動日記にアップロードするのもスムーズです。アプリで提供される地図にはコース時間・水場など、登山・アウトドアに必要な情報を網羅してあって便利です。これから山スマホを始めようとする方に最適なサービスでしょう。
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おススメできるポイントとして、活動日記にアップロードした写真の見せ方が美しいということ。
サムネイルをクリックすると拡大される。
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アップロードできる容量に制限がない(?)ので、高画質の写真を遠慮なくアップロードしています。表示もスムーズで待たされることはありません。初めて足を踏み入れる山域では、山スマホは必携。年が明けたら難易度の高そうなルートにも挑戦しようと思っています。
では、また。
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iOS版もあります。
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