Q SKIPとは、
2023年8月30日から始まった新しい乗車サービスの実証実験(Q SKIP)は、2023年12月12日から東横線・目黒線全駅へと拡大し、2024年1月中に東急線の全駅で実施すると言う。
筆者は、もちのろんで、コテコテの大阪人だけれど、昔から「東急」に憧れを抱いていました。西島美恵子さんの歌う「池上線」に一抹のノスタルジーを感じていたからですね。
池上線 西島三重子 1976/Taka Michi93
しかしながら、池上線が東急電鉄の路線であることは、つい最近になって知ったのです。東京だろうなと思ったけど、まさか私鉄沿線とは思わなんだ。曲のイメージ(ふーるい電車のドアのそば~♪)から、てっきり当時の国鉄(今のJR)だと思い込んでました。
東急池上線は、路線距離10.9km、軌間1,067mm、起終点駅を含む駅数は15駅で、全線複線・全線電化の直流1,500V、最高速度は80Km、列車種別は各駅停車のみとのこと。(2023年8月15日撮影)
下に続く。。。
東急線のデジタルチケットサービス「Q SKIP」に登録した。
長年の憧れだった「池上線」に乗車した矢先に、「Q SKIP」のニュースをキャッチ。と言うより、掴まされたという感じでしょうか。グーグルAI恐るべし。翌月(2023.9)の東京・横浜出張の際、田園都市線の一日乗車券(デジタルきっぷ)を購入して、体験乗車することにしました。
mineo渋谷4F メンバー専用フロアに行ってきた!
撮影:SONY ZV-E10 + TOKINA SZ 8mm f2.8 FISH-EYE
念願のメンバー専用フロアの様子を360°写真で撮影してきました。
2023年3月に開業したばかりの新横浜駅から長津田駅まで移動しました。まずは、Q SKIPによる乗車システムのチェックを兼ねて、渋谷駅へ行く予定があったからですね。Q SKIPは、アプリの提供がなく、スマホのブラウザでログインを行い、購入したチケットのQRコードを表示して利用するという。。。
Q SKIP対応改札を通過するには、スマホのマイページに登録(購入)したパスのQRコードをリーダーにかざす、または、購入時のクレカ(タッチ決済対応)を上部のリーダーにタッチします。筆者は、Pixel7のGoogle Walletに登録のクレカで通過しようとしましたが、エラーが出て通してもらえませんでした。スマホで利用したい場合は、QRコード一択となります。マイページのQRコードは、60秒間の有効期限があり、通過前にリロードしておく必要もあったよ。便利なようで不便なシステムでした。
参照の多いQ&A
「クレカタッチを使う」を設定すれば、Apple PayやGooglePay、AndroidPayで改札を通れますか
回答
申し訳ございません。ご利用いただけません。
うーん。これじゃ、ちょっとアレだよね。しかし、スマホのタッチで通過できると勘違いしてるアホは、筆者一人じゃなさそうだけどな。
楽天モバイルの本拠地「クリムゾンハウス」を訪問
mineo渋谷に入館した後、渋谷駅で田園都市線にQ SKIPで乗車。スマホのタッチは不可と分かって、最初からQRコードを用意しました。次の目的地「二子玉川駅」で途中下車して、楽天モバイルの本社ビルをチラ見したかったからですね。二子玉川って、「ふたこ」の「こ」は濁らず、「たまがわ」の「が」は濁るって知ってた?
どこか見学できる箇所があったのかもですが、次の予定もあったので、とりあえずロビーだけ見て退散しました。楽天モバイルのユーザーなら、NBA(バスケットボール)もパ・リーグ(野球)も無料で楽しめます。交流戦期間中に阪神戦を観戦できました。ちょい調子悪かったけど、その後、巻き返してアレのアレ(日本シリーズ優勝)を果たしましたね。
筆者は楽天モバイルをPocket WiFi 5G A102ZTで運用中。家も外も一つの回線で賄っています。
スヌーピーの聖地「南町田グランベリーパーク」
次に、二子玉川駅から南町田グランベリーパーク駅まで乗車。
クレカタッチに対応するクレジット(デビット)カード(Mastercardを除く)で、改札の入出場が可能になれば、SUICAやPASMOなどを所持しないインバウンド客にとって、移動時の利便性は増すでしょう。しかし、Apple PayとGoogle Walletにカードを登録したスマホでのタッチに対応しないと、現場に混乱をもたらすのではないでしょうか。筆者の知る限り、都内に限らず多くのお店で物理カードを必要とせず、スマホのタッチで決済できるからです。
南町田グランベリーパークで下車すると、駅前でスヌーピーがお出迎え!
平日だったので、人気のお店に予約なしで着席できました。スヌーピー・ミュージアムは、木戸銭が高過ぎて二の足を踏んだw 支払いは、Pixel7に登録したGoogle Walletでタッチ決済です。
結論;Coclusion
マイネ王の掲示板によると、東急カード(Mastercard)のタッチにも非対応だったと云う。2023年12月12日からのサービス拡大では改善されており、会員向けに50%のキャッシュバック・キャンペーンを実施中。 (2024年1月14日まで)一歩前進は喜ばしい限りだが、スマホのタッチに対応しないのは、如何なものか?
2023年度中に始まる京王電鉄さんの新たな乗車サービスの実証実験では、
と発表されており。タッチ決済対応ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の各カードに加えて、Mastercardについても追加予定とのこと。スマホのタッチにも対応する。
さぁ、どうする東急さん。
南海電車
撮影:RICOH THETA Z1 Single DNG(RAW)
不思議なことに、交通系ICカードのモバイル対応で遅れをとる関西において、南海電車によるタッチ決済の乗車サービスが、エリア限定ながら先行して実用化しています。しかも、*)阪急・阪神・近鉄など、私鉄各社に広がる勢いなのです。しかしながら、デジタルきっぷの購入に、Q SKIPやstera transitなど、決済プラットフォームを鉄道事業者ごとにユーザー登録しなければなりません。これは、はっきり言ってメンドクサイ。企画きっぷの分野においても、カード1枚(スマホ1台)で共通利用できなければ、利便性向上に繋がらないでしょう。筆者のように新しい物好きばかりじゃないですからね。
では、また。
注釈;Notes