「山と高原地図」で登山のプランを作成できる「ヤマプラ」を使って槇尾山に登ってきました。
山専用のコミュニティサイト「ヤマレコ」では、「山と高原地図」(出版元:昭文社)のコースタイム情報を使って、登山のプランを作成できる「ヤマプラ」という機能(ウェブサービス)を今年の夏(2015.07.29)にスタートさせました。(会員登録すると無料で利用できます)
山と高原地図49「金剛・葛城 紀泉高原」より

地点をクリックしてルートを繋いでいく
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詳細はこちらをどうぞ。
「山と高原地図」で登山のプランを作成できる「ヤマプラ」をリリースしました! – officialさんの日記 – ヤマレコ
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9年前の思い出を胸に槇尾山へ登る
以前住んでいた泉北ニュータウンのとある団地のバス停から、岩湧山のカヤトの原がよく見えていました。槇尾山は自宅から登れる手軽な山で、娘の手を引いてよく登りに行ったものです。そして、9年前、泉南市に引っ越しすることになったので、最後の思い出にと「おにぎり弁当」を朝から作って、槇尾山に登りに行ったのです。
施福寺・仁王門前にて

保育園の年中さんだったから、まだ5歳かな。
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この日は朝から快晴、紅葉にはまだ早い初秋の槇尾山参道を二人で登りました。
参道の長い石段前

ヘアスタイルは「一本ニュ括り」と言います。ソテツじゃありません。
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当時は施福寺の境内がある広場の端に、ちいさな茶店があって夏は「ひやしあめ」、冬は「おでん、甘酒」を楽しむことができたのです。ほぼ、毎日登ってくる常連さんもいて、お店のおばちゃんとの掛け合いが面白かった。(酔っぱらってくだを巻く客のことを「ヌルクタ」と呼んでいたのが今でも耳に残る)
茶店の看板が懐かしい。

茶店前のテラスからは、岩湧山がよく見えます。山は昔と変わりません。
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施福寺で受付をされている方にお尋ねしたところ、その茶店は平成24年秋ごろに閉店となったそうです。
茶店の跡地。いずれ人々の記憶からも消え去るのだろうか。
ヤマプラを実際に使ってみる
今年の夏に始まったヤマプラのサービスですが、日ごろは「山と高原地図」には縁のない地域ばかり歩いているので、しばらくは使い道がありませんでした。そのうち地図の破線ルートが使えるようになったので、何かプランを練ってみようというワケで。。。
、、、と、作ってみました。なかなか便利です。生駒山系以外の地域を歩くときは、バスの時刻や運賃、そして、立ち寄りそうな三角点や名所旧跡などなど。行動予定の欄に情報を記入しておくことができます。
山行計画に登録した写真(あとから追加もできます)

無料アカウントで登録できる容量上限に影響しません。
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山行記録同様に写真もアップできるようになっているので、往時の写真をいくつかピックアップして登録しておきました。
ルートを作成して登録すると、GPXファイルの形でダウンロードすることが可能となります。そのGPXファイルを地図ロイドで読み込んでおくと、当日の歩く目安になりますので、道迷いもやルートミスを事前に防ぐことも可能でしょう。
山スマホをお使いでない方は、紙ベースの地図をプリントアウトすることもできます。大きさを調整することで全体マップや部分マップを作製可能です。
ずいぶん変わっていた槇尾山周辺
久しぶりに歩いてみると、いろいろと変わった様子を発見できました。特に、道標の類(たぐい)は以前より増えています。清水の滝ルートも不安定な木橋が補強されて歩きやすくなっていました。
2015.10.10撮影の木橋(動画より)

補強されて手すりがついていた。
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実は娘と歩いた9年前、当時5歳だった娘を連れて挑戦しています。木橋が揺れて怖いので、四つ這いで渡ったのを思い出しました。しかし、崖の上まで来て断念。遠くから滝を眺めて引き返しました。(今から思うとなんと無謀な事をしたもんだ)次の動画を見ていただければ、「コイツ馬鹿か」と思うでしょう。
これが当時の木橋。揺れる、軋む、滑るで、まともに渡れなかった娘。

今考えると手に汗が出てきます。
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ふぁんトントの挑戦シリーズ「清水の滝(槇尾山)」
ヤマレコの山行記録はコチラをクリック↓
http://goo.gl/KmSerm
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娘が興味津々で見つめた仏さんは、影も形もなくなっていました。そういえば鳥居もあったけど、それもなくなっていました。
ヤマプラの予定には2003年に撮影した清水の滝をアップしています。当時はデジカメが高価な商品でした。CASIOが発売したLV-10という機種は、ふぁんトントが最初に手にしたデジカメです。
ASCII.jp:カシオ、31万画素のデジタルカメラ『カシオ LV-10』を発売
15年前の発売なんですね。。。そりゃ年取るわ。
五ツ辻(2015.10.10撮影)

機械は進歩しても、腕前はさほど進化してませんね。
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今回ヤマプラの機能を試してみて便利だったので、山と高原地図のエリアを歩くときは積極的に使ってみようと思います。生駒山系以外を歩くと、帰宅がどうしても遅くなってしまうので、下山連絡システムを活用して娘に心配をかけないようにしたいと思っています。(たぶん、心配してないけど。。。)
では、また
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