生駒山系の春2017 Part-2
2017/05/22
お待たせしました。2017年「生駒山系の春」Part-2をお届けします。後半のハイライトは心合寺山兄弟の「桐兄弟」です。いつものフォトアルバムにたくさん写真を掲載しています。
撮影当日は快晴、汗ばむ陽気と桐の花が放つ良い香りに初夏の訪れを感じました。今年の春はこれにて終了。季節は初夏を迎えています。
府民の森・なるかわ園地休憩所付近は、シャガ以外にもたくさんの花が咲いていました。アルバム内に収めてありますので、シャガをクリックなさってください。
以下、表題の写真をクリックするとアルバムへ移動します。
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心合寺山古墳をバーチャルツアーでご案内
平日なのにとても賑わっているなぁと思ったら、東大阪市の小学校から校外学習で来ていた生徒がクイズラリーに挑戦していました。シータ(=Ricoh THETA SC)で撮影をしていると、興味深そうにコチラを見て、「ソレ何?」と聞いてきました。以下は生徒とのやり取りです。
ふぁ:「あ、コレ、シータやけど。写真撮ってるねん」
生徒:「変なカメラやな」
ふぁ:「全天球カメラ、周りぜーんぶ撮れるやつ」
生徒:「???」
ふぁ:「最近、プレステにもついたやろ。ゴーグルかけて見るヤツ」
生徒:「ああ、あれか。おっちゃん、あんな写真撮ってんの」
ふぁ:「おっちゃん違うで。君らガッコでVRゴーグル使わへんの」
生徒:「高いやろ。ウチの学校お金ないねん」
ふぁ:「あんなん、千円で売ってるで。君らの小遣いでも買える」
生徒:「でも、先生パソコン苦手やし。。。」
ふぁ:「惜しいなぁ、こんなとこまで歩いて来んでも、教室で見れるのに」
生徒:「ホンマや、めっちゃ暑いわ。」
意外にもシータの認知度は低かったけど、VR(Virtual Reality)に関しては、一定の知識を持っていて、最後は大盛り上がりでした。たったの千円支出すれば、声を枯らして生徒を誘導しなくて済むのに、VRゴーグル一個で教室でおとなしく勉強するのに、生徒の興味関心をもっと引き出せるのに。。。
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海外ではすでに学校教材に、Google Cardboardが取り入れられています。ウソだと思ったら、この動画をご覧ください。頭の固いセンセには早く退場していただきたい。国益のためになりません。
模型の広場から順にご案内
スミマセン脱線しました。それではバーチャルツアーに出発いたしましょう。
古墳全体のミニチュア版の模型が置かれていることから、「模型の広場」と呼ばれています。ミニコンサートなどのイベントも行われているようです。
三段に築成された墳丘部までの階段を画面下の矢印で移動できたでしょうか。墳丘部の南端に説明板などが設置されています。墳頂部に向かって、ここで出土したという円筒埴輪などのレプリカが展示されています。
墳頂部では眼下に桐兄弟、北東から南東にかけては南北に連なる生駒山系を展望できます。シータのレンズ正面を常に桐側に向けて撮影していますので、生駒側の画像はやや精細感に欠けるかもしれません。
墳頂部下に降りて、桐の真下から撮影しています。3枚セットですが逆光が厳しくて、よく見えないかもしれません。記事トップのアルバムでマクロ撮影した桐の花をお楽しみください。
南側の桐は上部をカワウの糞で痛めつけられて、木全体が小さくなってしまいました。長く垂れ下がった枝の先にはたくさんの花が咲いていました。手に取ってみると、とても上品な良い香りがます。高貴さを感じました。
至近距離で観賞するのもイイですが、やはり何といっても「逆さ桐」でしょ。この季節を過ぎると、水面に藻が覆いつくし、冬までこの景色を見ることはできません。
桐兄弟を楽しんだら、古墳学習館で休憩していきましょう。中庭にパラソル付きのテーブル席が設置してあり、お弁当を広げることも可能。また、館内の展示物を見学したり、勾玉造りの体験などもできます。スタッフに声を掛けて館内を撮影しました。外から戻ってこられた館長さんに、撮影した画像をその場でお見せし、公開の許可も頂きました。
春は終わったけれど。。。
今年は全般的に、春の開花が遅れているようです。なるかわ園地の万葉植物展示園では、見ごろをちょい過ぎたミツマタがたくさん咲いていました。昨年までは、ミツマタを見るために岩湧山周辺へ行っていたのに。。。
今年はツツジを長く楽しめて幸せです。恩智神社周辺がツツジの新名所と言えるでしょう。
立石越の久安寺分岐では八重桜が満開、ここでもアケビの花を見つけました。
なるかわ園地・つつじ園情報
ヒラドツツジが満開になると、まるで巨大なロールケーキみたいな「なるかわ園地・つつじ園」、先日の訪問では「抹茶ロール」の状態でした。(5/1)現在もほとんど開花してないらしい。今年はゴールデンウィーク明けが見ごろかも知れません。
GoThru Moderator – 最新情報
Street View Publish API関連の情報を最後にお届けします。関心のない方は、ここまで閲覧ありがとうございました。次回、新緑から初夏にかけてのレポートにご期待ください。
さて、ストリートビュー関連の情報としては、目新しいものはありません。複数階機能(levels)が、統合(旧エディター公開画像がアプリのプロフィールタブで確認できる)よりも先に来るだろうとのこと。GoThru Moderatorでは、SVAで公開した画像に限りimportできる機能が実装されました。それにより、過去に公開した画像の結合や位置をGoThru Moderatorで修正した上で、上書きuploadできるようになっています。
上掲のツアーは8枚の画像をSVAで編集して公開しました。尾根道に咲くツツジを撮影したものですが、ほぼ一直線でもくねくねしていること、また高低差があって連結の目安となる風景がよく見えません。
iPad2にインストールしたiOS版SVAの動作は安定しています。しかし、連結エディタの画像表示部分は縦幅が狭くて、斜面を撮影したような画像では足元がよく見えないので、連結がムツカシイのです。そこで、GoThru Moderatorのimport機能を試すために、再編集を試みました。
作業の流れ ログイン→Constellations→Street View App Browser(5分待って更新)tools→import Panoramas→Start Import(5分待って更新)tools→moderation(終了後Save→閉じる)Upload your tour on Google Street View→Start Publishing(5分後SVAで確認)
メンドクサイのでスクショを一枚に集めました。クリックで拡大します。
GoThru Moderatorのimport機能は問題なく機能していました。import後は大きな画面で編集作業できるので作業がラクです。上書きuploadも問題なし。心配していたキャプションについては、上書き後も保持されています。しかし、肝心の連結がうまく行ってるようで、なんかおかしい。そもそも繋ぎ方に難ありかも。撮影から日が経ってしまって、どんな風に撮影したかを思い出せない。レンズの向きをツツジに合わせてるので、あっち向いたり、こっち向いたり。やっぱり連結作業は、撮影した時のイメージが残っている内にしないとダメですね。これはツールの問題ではありません。(作業から24時間経過するのを待ちます)
link
ローカルガイド・コネクト(Local Guides Connect)のSVTPに日本語のスレッドが立ちました。遠慮なく日本語で情報交換ができます。認定のバッジがアプリについている方は、参加することが可能です。掲示板でお会いしましょう。では、また。
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