生駒山系の巨石遺構PARTⅡ
2016/10/13
マイマップで紹介する「生駒山系巨石遺構」の続編をお伝えします。当初は、「生駒山系なんでもマップ」と題して情報の蓄積を始めました。しかし、対象を絞るために「生駒山系巨石遺構分布図」と改題いたしました。
今後も情報の追加を継続します。今回は新たに訪問したり、リスティングを追加した場所の紹介です。
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生駒山系巨石遺構分布図
マッピングを始めたきっかけは、初夏に訪問した「田原砦遺構八丁岩(生駒市北田原)」です。ここは、Googleマップのリスティングがなく、撮影した360°パノラマ写真の登録場所に窮していました。登録依頼に対して、理由不明の「却下」を喰らっていたようですね。
Googleマップの機能追加で「編集タブ」より状況が確認できるようになりました。(Web版とAndroid版アプリ)
今まではメールが来るのを「ひたすら待つ」のみでしたが、結果が出てるなら「再挑戦」あるのみ。ちょっと名前を変えてみたところ、見事登録されました。「めでたし、めでたし」
最近登録したスポット
ここからは最新情報です。(と言っても、情報そのものは古い)「巨石」としての大きさに定義はありません。しかし、遺構というからには、人の手が加わったり、信仰としての対象物、神話や伝承が残る等、特別な名称を有するモノに限ります。
薬師如来坐像(国宝)で名高い獅子窟寺、境内にも巨石が散在しています。そこからくろんど園地へ向かう途中で「八丈岩」の横を通ります。
岩盤にステップが刻まれているので、上部からの眺めを楽しめました。しかし、北田原の「八丁岩」と比べると半分ぐらいの大きさですね。八丈と八丁では大違いですから。
善根寺の旧村社「春日神社」は、日下直越道の登り口とされる場所です。慈雲尊者の筆による刻字額が、神社の歴史を物語っています。
本堂の横に磐座が祀られていました。明治10年頃、生駒石を運搬するために八丁門峠(灯篭ゲート)までの道路が開通しました。今は阪奈道路で二ヶ所分断されています。
阪奈道路上り線を横断、しばらく歩くとほどなく八幡山霊場に到着します。巨大な岩塊を開削した場所に、八幡山霊場の石碑と地蔵屋形がありました。
石碑後方から岩上に登れます。しかし、ちとキケンなので、もう少し歩いて正面の参道石段を上がりましょう。
人の気配はありません。整理が行き届いていることから、定期的にお世話される方がおられるようです。
生駒山系において、「古墳」を「巨石遺構」に加えるとキリがありません。生駒山系は「高安千塚古墳」と呼ばれるように、無数の古墳が遺されています。
ここ「イノラムキ古墳」は標高300mという高地に位置し、規模がかなり大きい。約1300年前の古墳時代に遡れば、先人の苦労が「どれ程のものだったろうか」と偲ばれます。
「いこまかんなびの杜」さんのサイトによれば、信貴生駒スカイラインの料金所を南へ過ぎたあたり、岩塊が散在する周辺を「哮ヶ峯」と古呼されるとのこと。さらに、注連縄が掛けられた巨岩を拝する行者の姿を伝えています。
折しも夏の終わりで、周囲は雑草で覆われていました。人工の石造遺物と推定できる痕跡を確認することは不可能。(撮影も辛かった。。。)
しかも、数年前に一度訪問しただけで、場所すら思い出せない始末。この夏2回目のトライで再会できました。冬枯れを待って、もう少し詳細をお伝えしたいと思います。
面白いネーミングの石ですね。この程度の大きさなら、他にもゴロゴロしてるのが生駒山系。しかし、この岩には、とある伝承が残されていました。(パノラマ画像を足元に向けてご覧ください)
それは、「役行者が前鬼と後鬼の髪を下ろさせ、従者とした」というモノ。この岩を砥石替わりにしたと云うのです。(出典:生駒の古道-生駒市古道調査-生駒民俗会、平成二十六年)
生駒縦走道の途中にある「パノラマ駐車場」から、暗峠方面へ少し下った場所です。
古墳同様に、「磨崖仏」も数え出したらキリがありません。しかし、指定文化財として保護される程のモノは、そんなに多くありません。
ここについての説明は別館「生駒の石仏」サイトでお楽しみくださいね。
千光寺旧参道と清の滝石仏群「平群町指定文化財」(平群町鳴川)|生駒の石仏 ; Stone Relics in IKOMA
link
矢田丘陵エリアは『生駒山系ローカルガイド』のテリトリー
9月度の活動で間に合いませんでしたが、矢田丘陵エリアの情報を充実させようと取り組み強化中です。一つは、アウトドアの新定番「YAMAP(ヤマップ)」へガイドマップの作製を提案すること、もう一つはリスティングへの情報追加ですね。主に360°パノラマ画像を提供したいと思います。
今月の活動報告に間に合わなかったのは、上の場所で撮影していたところ、「キイロスズメバチ」に刺されたため。かなり痛かったです。今も傷跡が残ってます。軒下の巣に気付かず、優雅にお茶を飲んでいました。。。
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「備えあれば患いなし」
スマホを使っての360°パノラマ撮影は、時間がかかります。滞在時間が長くなるので、要注意ですよ。対策は万全にしましょ。(そんなの、オマエだけやろ)
矢田寺参詣道
脱線しました。矢田丘陵エリアでも、生駒山系同様に歴史、古道、遺跡、自然、etc…が豊富なので、これからの季節はおススメです。
乙田の名刹「石福寺」の十三仏板碑などを見学して、地蔵信仰で知られる矢田寺を目指しましょう。
生駒川(竜田川)のほとり旧乙田村と矢田寺を結ぶ参詣道は、大阪/奈良郡山間の重要な街道として大層にぎわいました。矢田寺にほど近い場所に、大岩が道を遮るように佇んでいます。
最初に見た時は、「大きな落石があったんだ」と思い駆け寄りました。しかし、この大岩は太古の昔からここに鎮座しているようです。「大海人皇子が矢田寺で戦勝祈願した後、馬に乗って山の頂上から東へ飛び降り、この石に足形がついた。」とする伝承が残されています。
先に紹介した「いこまかんなびの杜」さんによると、東西に線を引くと生駒山系の尾根上にある「夫婦岩」に突き当たると紹介されています。不思議ですね。
さて、今回はここまで。秋冬は本格的な山歩きシーズン。ローカルガイドの活動も忙しくなりそうです。皆さんからのタレコミは大歓迎。生駒山系のコミュニティへ情報を投稿なさってください。お待ち申し上げます。
では、また。
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