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ヤマレコの記録から「ツツジ咲く大和葛城山」

   

春から新緑にかけての楽しみは大和葛城山のカタクリとツツジ。今年はカタクリを見逃したもののツツジは何とか間に合いました。

ツツジ

ツツジ(2015.05.17)

このシーズンの葛城高原は大変混雑します。ハイカーに加えてサンダル履きの花見客がロープウェイでゾロゾロとやって来るからです。

カタクリ

カタクリ(2012.04.25)

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混雑を避けてマイナー・ルートを選ぶ

どうせバスにもロープウェイにも乗れないなら、人の歩かないルートで駅からのんびり歩くことにしています。

昨年は、忍海駅から中ノ道ルートで、

Screenshot of www.yamareco.com

忍海駅~笛吹神社~大和葛城山~弘川寺 – ヤマレコ

今年は葛城山の古道「北山道」で登りました。

Screenshot of www.yamareco.com

ツツジ咲く大和葛城山「混雑を避けて北山道~笙ノ滝」- ヤマレコ

4本ある葛城山の古道ルート

古道と言うより植林作業などの山道という感じですが、葛城山の東南エリアにあって自然林の豊かな癒やしの空間となっています。

中間地点の追分|道標がある

中間地点の追分|道標がある

今回は登り口である九品寺周辺の下見と、比較的情報の得やすい「北山道」を歩いてきました。残り3本のルート(長尾道、コナタ道、クラハラ道)についても葛城山の古道というサブタイトルで歩いてみたいと思っています。

今昔マップ1927-35

今昔マップ1927-35|現在のルートから予想

今昔マップでは、コナタ道を除いて破線で描かれています。昔から使われている道であることの証となるでしょう。

ホームランドである生駒山系と違って、二上山から葛城山にかけてのエリアは、完全アウェーで登頂回数も少ない。情報はもっぱらヤマレコに頼ることになります。葛城山系は人気エリアですから、情報量は多くて苦労しません。従って、歩く限りは総花的なルートではなくて、マイナーなモノをさらにマニアックにして歩く計画です。

大和葛城山・笙ノ滝

竹谷(滝谷)の由来はは、8世紀頃に聖武天皇が笙という楽器に適した竹を栽培させたという伝承。

Posted by ふぁんトント on 2015年5月17日

Facebookページより

今回はその第一弾として、笙ノ滝をチョイスしました。山と高原地図49「金剛・葛城」(昭文社)には場所と滝名が明記されています。

笙ノ滝付近

笙ノ滝付近|山と高原地図アプリ(iOS)

竹谷(滝谷)は、8世紀頃に聖武天皇が笙という楽器に適した竹を栽培させたという伝承が由来とのこと。笙ノ滝は観光地化されておらず落ち口へのルートはありませんが、立派な滝で一見の価値ありだと思います。



Google Plusフォトアルバム

また、葛城山麓は路傍の野仏にたくさん出会える場所です。そして二上山の西麓から南北に縦断する阪奈線と御坊幹線、岩橋山の南西で90度向きを変える北葛城線の鉄塔巡視路がバリエーションを豊富にします。

鉄塔

北葛城線32号

次回は「長尾道」を予定しています。では、また。

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