Windows10にアップグレードした8インチWindowsタブレットで電子書籍を読んでみる。
2015/09/18
今春に購入した8インチWindowsタブレット(WinBook TW801)を使って、電子書籍のKindle本を読んでみようと思いました。8インチサイズはブックリーダーとして最適なサイズですし、重量も380gと軽い。試してみる価値はあるでしょう。タイミングよく週アスのキャンペーンが始まった今がチャンス!
週アス直近のバックナンバーが1冊100円に。電子書籍を始めるなら今しか! – 週刊アスキー
Kindle価格は300円(税込)です。
電子版創刊号からバックナンバー14冊が一冊百円!(2015.09.30まで)
創刊号を含めて面白そうなバックナンバーを5冊購入しました。
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完全電子書籍化した「週アス」は時代の流れ
パソコンの黎明期から週アス(週刊アスキー)にはお世話になりました。情報をもっぱら紙媒体に頼っていた時代にあって、毎週発売される週刊雑誌は貴重な存在。老舗の雑誌が次々と廃刊や休刊に追い込まれる昨今、電子書籍として再スタートしたことに感激していました。
電子版週刊アスキーを買える電子書店一覧&買い方
電子版週刊アスキーを買える電子書店一覧&買い方 – 週刊アスキー
Amazon Kindle以外にも13の電子書籍プラットフォームに対応
「週アス」はほぼ全てのプラットフォームに対応して、専用端末がなくても手持ちのパソコンやタブレット(スマホ)で読むことができます。しかし、新たにアカウントを作成するのはめんどくさいので、普段よく使っているアマゾン(Amazon.co.jp)の提供するKindle(キンドル)を使うことにしました。
「Kindle for PC」vs「Kindle Cloud Reader」
電子書籍(以下、Kindle(キンドル)本という)をWindowsタブレット(PC)で読む方法は、「Kindle for PC」「Kindle Cloud Reader」「Windows ストアアプリ」の三通りがあります。
以下のアプリは日本のWindowsストアではヒットしません。
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KindleのWindowsストアアプリは、日本のAmazon.co.jpで購入したKindle本に対応しておらず、米尼(Amazon.com)で購入した書籍以外は読むことはできません。結局、Cloud Readerかfor PCの二者択一となります。
Kindle Cloud Readerを試す
Kindle Cloud Reader
https://read.amazon.co.jp/
ブラウザから上記アドレスにアクセスして、登録情報をインプットするとライブラリに購入済みの書籍が表示されます。
Kindle cloud Readerはパソコンのブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chromeなど)ソフトを使ってKindle本を読むことができます。そのためOSに関係なく対応ブラウザであれば利用できるというのが利点。しかし、小説などの書籍では閲覧できないものがあります。
さらに、ページ送りで固まることがあり、そんな場合はライブラリに戻ってもう一度読み込むと回復します。端末にデータをダウンロードすることも可能なので、快適に閲覧するためにはクラウド利用の利点を捨てねばなりません。
データの保存先はブラウザ毎に異なります。Google Chromeの場合は任意の場所に書籍データを保存するには力技が必要。しかし、書籍データはサイズが小さいので、リスクを冒してゴニョゴニョする必要はないでしょう。
Kindle for PCはどうなのか
Amazonのサイトからプログラムをダウンロードできます。Windows8.1、8、7の各バージョンに対応しており、Windows10に関しては対応しているのか不明。今回試してみて、一応インストールは問題なく、ちゃんと起動してKindle本の閲覧ができました。
Kindle for PCはタブレットでの利用を想定していないのか、操作性があまりよくありません。8インチの画面にも、当然ながら最適化されていないのも原因の一つでしょう。ダウンロードフォルダを任意で指定したり、小説も閲覧が可能なので、タブレットにも対応してほしいものですね。
Google Chrome + Kindle Cloud Readerで決まり
使い込んでみるとGoogle ChromeとKindle Cloud Readerの組み合わせが意外にも、今回のミッションをクリアしました。手順としては以下の通りです。
Kindle本購入
↓
https://read.amazon.co.jp/へアクセス
↓
端末にダウンロード
↓
Google Chromeを全画面化
ページ送りは左右どちらかをタップする。あるいは、TouchMousePointerをフルスクリーンモードにして「<(送り)」「>(戻し)」をタップ(クリック)します。ストレスなくページ送りが可能。初期のサイズで「Kindle for PC」のような黒帯が出ないのがイイ。
字が小さくて読みづらい場合は、Chromeの設定から画面サイズを適当に大きくしてください。+110%が週アスの最適サイズでした。
試しにドラえもん無料版を購入して、コミックでの使用感も試してみました。こちらは、+125%ぐらいまでなら拡大に耐えますね。ダウンロードしておけばサクサクページ送りができるので、十分実用に耐えると判断しました。
日本の電子書籍は欧米並みに成熟している
日本の電子書籍は欧米に比べて「普及していない、遅れている、市場が閉鎖的だ」という意見をよく耳にします。本当にそうでしょうか?
「週アス」の例でも分かるように、電子書籍を取り扱うプラットフォームは10を超え、価格も十分リーズナブルです。閲覧する端末についても、専用のモノからすでに生活の一部であるパソコンやスマホなどなど。環境は十分に整っています。
上記の記事を読む限り、日本での問題点や課題は教科書と自費出版ですね。教科書は頭のキレる政治指導者が現れると改善されるでしょう。自費出版は先細りが懸念される出版業界において旨味のあるビジネスなので、そう簡単に手放すことはできません。(「自費出版」でググればわかります)
先導自治体 注目の取り組み|DiTT デジタル教科書教材協議会
ダメダメな教師をなんとかしないと、宝の持ち腐れになります。
「本はやっぱり紙じゃないと、、、」なんて、いつまでも頭の固いことを言ってる場合じゃない。電子書籍に対する間違ったバイアスを捨て、新しい知識や経験を取り込んでいきたいと願っています。
では、また。
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