KYOCERA TORQUE SKT01とYAMAPアプリで活動日記を作成する
YAMAP(ヤマップ)は「山登り・アウトドアの新定番」というキャッチフレーズの通り、2013年3月1日に始まった新しいサービスです。ふぁんトントの山歩きは昨年(2015)の夏に登録して、ここ最近は本格的に記録(YAMAPでは活動日記と言う)を公開しています。
ふぁんトントの活動日記一覧。
※「YAMAP」とググると山下智久が最上位に表示されます。ですから、「ヤマピー」とは読まないでください。
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スマホ初心者に優しいYAMAPの設計思想
YAMAPの特徴は一言でいえば、「簡単」ということに尽きるでしょう。スマホの普及で今までと違った山歩きを楽しむ人が増えています。他人の山行記録などを見ることで、視野や興味の対象が広がっていきます。
「三つの経営方針」がすべてを表しています。
スマホで位置情報(GPSなどを利用したもの)を測定する機能が向上し、手軽に山行ログを記録できるようになりました。しかし、こうしたアプリは機能が豊富で使いこなしに骨が折れます。スマホ初心者にとっては、煩わしいことかもしれません。
Google Playストアで検索すると、たくさんのGPSロガー・アプリがヒットする。
機能を絞り込んで分かりやすいYAMAP
YAMAPのアプリでは複雑な手順は必要ありません。アカウントを作成してアプリをインストールし、必要な地域の地図をダウンロードするだけで、すぐに使うことができます。
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オフライン地図は一枚モノの画像ファイルなので、必要なら紙に印刷して持ち歩くこともできますよ。(YAMAPのウェブサイトからダウンロード可能)
地図をアプリにインストールしておくことで、山歩きの最中は電波が届かなくても大丈夫。むしろ、フライトモードなどにしておくことでバッテリーを節約できるのです。
登リ口に着いたらアプリを立ち上げて、地図を開き「スタート」をタップするだけ。ランチタイムや大休憩などの時は「一時停止」の機能を使えば、さらにバッテリーの節約になります。
スタートをタップして種目を決定し「OK」を押す。コレで記録開始!
スマホ初心者にありがちなのは、小さい画面に慣れないことが挙げられますが、最近では5~6インチサイズの大きな画面のスマホよりも、4インチ台の手のひらサイズが再評価されています。このサイズだと山歩きに携行しても邪魔にならないからです。
YAMAPアプリは4インチ台の画面で十分活用できる。
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SKT01
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Xperia J1 Compact
大まかな位置を知りたいときは、スマホの画面よりも紙の地図が有効でしょう。そんな場合に備えて、ダウンロードしておいた地図を印刷しておきます。
YAMAP地図のページから目的の地図を検索します。
地図のページにアクセスすると「無料地図を取得」をクリックしてダウンロードします
「生駒山・神津嶽・大原山」の地図で5,790×9,040pixelのサイズ(容量は約18MB)があって、全体を印刷するのは困難です。Windowsに付属しているペイントソフトなどで必要な地域を切り出しておく方がいいでしょう。B4やA3などの大きな紙に印刷したい場合は、コンビニなどに設置されたコピー機で印刷することができます。
nanacoが使えるセブン-イレブンのプリンターがおススメ
YAMAPをTORQUE SKT01で使う
YAMAPのアプリは自宅でWi-Fi運用しているiPhone5Cにインストールしていましたが、YAMAPアプリの手軽さが気に入ったので、山スマホ(TORQUE SKT01)で使うことにしました。
SKT01はカメラ機能が控えめなので、投稿する写真は帰宅してから追加するようにしています。Xperia J1 Compactで撮影しGoogle フォトに自動でバックアップされたものを編集してダウンロード→YAMAPにアップロードという流れです。
写真のトリミングや加工がウェブ上で手軽にできる。
GPSロガーとしてのYAMAPアプリの性能
YAMAPアプリは、前述の通り「高性能」「多機能」よりも「使いやすさ」や「親しみやすさ」に特化されていますので、ロガーとしての機能は限定的です。
アプリにダウンロードした地図の画面から記録開始
SKT01を使う以前はスマホ本体の性能により、ログが乱れたりすることがありました。これはYAMAPアプリの問題ではなかったのです。
アップロードしたログが乱れている場合は、パソコンでウェブサイトのYAMAPにアクセスして編集できます。
参考となる活動記録
ふぁんトント的な使い方
ふぁんトントはこれまでも、また現在も山行記録のGPSログは、「山旅ロガーGOLD」を使っています。
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「山旅ロガーGOLD」は高機能なGPSアプリです。(無料版もあり)便利な機能が多数備わっています。しかし、高機能であることは使いこなしの敷居が高いことも事実。スマホ初心者にとっては、心が折れる原因の一つでしょう。
さて、YAMAPアプリで乱れの少ないログを記録するために、山旅ロガーGOLD版を併用しています。GOLD版では記録する測位間隔を任意で設定できるからです。
測定モード-超精密 測位間隔を10秒未満にする。推奨は6秒間隔
山旅ロガーGOLDとYAMAPを同時に起動させて、前面ではYAMAPを使います。こうすることで、バックグラウンドで起動する山旅ロガーが、GPSなどの電波を見失う可能性を低くさせるからです。バッテリーが長持ちするSKT01ならではの裏技です。
KYOCERA TORQUE SKT01のGPS性能は優秀
とは言え、そもそもスマホのGPS性能がイマイチだと、植林帯などの電波が届きにくい場所では測位できないこともよくあります。これまでの山歩きで明確なGPSロストを経験したのはたった一回きりです。それも、上空に障害物のない市街地でしたが。。。
植林帯の谷底でもロストしないのに。。。こんな場所で167秒間の空白がありました。
スマホのGPS性能は1秒間に1回測位と言うのが上限になっています。ふぁんトント的推奨値は6秒ですが、間隔を短くするほどログが膨大になり扱いにくいです。YAMAPで利用できる地図だと15秒に1回でも滑らかな軌跡を描画できるのですが、これまでの経験上10秒以上にすると、必ずGPSロストを発症していました。
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スマホアプリに物足りない方は専用機でしょ。
ガーミンなどのGPSロガー専用機だと、1秒間に10回とか20回とか測位できるそうです。日帰りの山歩き程度だったらスマホの性能で十分。長続きさせるためには、YAMAPアプリのように手軽で簡単操作と言うのがベストだと思います。
YAMAPアプリ(Version:1.47)で活動日記を作成しました。
では、また。
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