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「生駒山系まるごとハイキングマップ」リニューアルのお知らせ

      2017/04/12

blog title 20170301

大阪府民の森を管理する「大阪府みどり公社」は、「生駒山系まるごとハイキングマップ」を販売しています。その地図がこのほどリニューアルされて、なるかわ、むろいけ、ほしだ、くろんどの各園地案内所にて一冊600円で販売されています。

地図を広げると半畳ほどの大きさで、文字も大きく表示されとても見やすいです。地図の右側には「くろんど、ほしだ、むろいけ、くさか、ぬかた、なるかわ、みずのみ」の各園内マップが付属しています。

Googleマップ – ストリートビュー

「良き地図に、良き情報が集まる」
ふぁんトントの大好きな言葉です。誰が作ったのでしょう?

「生駒山系まるごとハイキングマップ」の入手方法など、詳しくは大阪府民の森のウェブサイトでご確認ください。

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府民の森を歩こう、、、その前に

地図は両面となっており、南北に長い生駒山系の全エリアを網羅しています。北端はJR学研都市線「藤阪駅」、南端はJR大和路線「高井田駅」、この広いエリアに「らくらく登山道」や「生駒縦走歩道」などの主要ルートの他、合計24のハイキングルートが紹介されています。

第35回生駒山麓ウォークの様子


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昨年(2016)行われた生駒山麓ウォークでは、「なるかわ谷」コースの平群町側で行われました。園地の管理を大阪府の公社が行っているにも拘らず、行政の垣根を越えて行われるのが、このイベントの大きな魅力。ヒトの作った境界線なんて関係ナイナイ。今年は、どのコースで行われるでしょうか。地図を眺めて妄想するだけでも楽しいです。

ノドから手が出るほど欲しかった生駒の地図

山の地図と言えば、昭文社の「山と高原地図」が有名ですね。インターネットが普及して売れなくなったものに、「観光ガイドブック」が挙げられます。「〇〇ガイド」という名称は売れないモノの代名詞。ひょっとしたらローカルガイドもヤバいか?


App Store

そんなことはないでしょうけどね。スマホ・アプリ版の「山と高原地図」はダウンロード数がダントツです。さすがに人気地図です。当方はiPad2の大きな画面で使っています。

しかし、近畿の地図はNo45.~N0.50まで5冊あるのに、ど真ん中の生駒山系は抜け落ちて、取り扱いがありません。これには、とても不満を感じます。連携するヤマレコから遠ざかる原因ともなりました。そこで、今回入手した「生駒山系まるごとハイキングマップ」を手に取ってみると、その縮尺は1:20000で等高線は10m間隔です。一方の「山と高原地図」では1:50000となっており、見比べるとこの差は歴然。両者がわずかに重なる「屯鶴峯」で比較してみました。

「生駒山系まるごとハイキングマップ」の方が大きくて見やすいです。しかも、「山と高原地図」同様に、水に強くて破れにくい耐水ペーパーを使用しているとのこと。もう、これで不満は一気に解消です!

※「山と高原地図」をDisるのが目的じゃありません。それぞれに一長一短あります

府民の森を歩こう、、、やっとかよ。

なるかわ園地では、らくらくセンターハウスで販売中。(一冊600円)

Googleマップ – ストリートビュー

さて、24もあるコースの内、どれから歩こうかなとニヤニヤしながら、自転車に乗っていて転倒しました。地図を買いに行く途中の話です。顛末はリンク先の「YAMAP活動日記」にて。

Screenshot of yamap.co.jp

新版!生駒山系まるごとハイキングマップ・府民の森を歩こう |YAMAP 登山・アウトドアの新定番

link1

と言うワケで、しばらくは山に行けない状態が続いています。ケガから一週間経ちました。クヨクヨしていても仕方ありません。これは「天の御意思」です。自分を見つめ直す良い機会になりました。ストリートビュー公開に使用する編集ツールがリニューアルされようとしています。当方は縁あって、ベータ版を試用させていただいています。その過程でいろんなツールの存在を知りました。今回は、「生駒山系まるごとハイキングマップ」の北端にあるくろんど園地を舞台にその成果をFeedbackしたいと思います。

※少々マニアックな話を含みます。興味のない部分は読み飛ばし、バーチャル・ツアーだけでもお楽しみください。

府民の森・くろんど園地

くろんど園地は交野市の南東部に位置し、JR学研都市線「河内磐船駅」と京阪電車「私市駅」などを起点にした4本(かいがけの道、傍示の里、獅子窟寺、月の輪滝)のハイキング道と、くろんど池北辺の遊歩道を合わせた5本のルートがあり、園地内にバーベキュー広場やアスレチックなど、楽しめる場所がたくさんあります。

  • くろんど園地休憩所&案内所
  • Googleマップ – ストリートビュー

    上掲のストリートビューは「くろんど園地」の最南端にある休憩所です。内部をご覧いただくと、その広さを実感して頂けます。案内所は通常無人です。地図の販売は北辺にある交歓広場(バーベキュー広場)近くの案内所で行われています。

    GoThru Moderator(beta)によるバーチャル・ツアー

  • https://tourmkr.com/t3SiquFRug
  • GoThru Hosted Tour

    GoThru Moderator(beta) – Hosted Tour

    GoThru Moderatorは、Street View Publish APIを元に開発が進められており、4月からは全てのストリートビュー認定プログラム参加者が利用できるツールとなります。現時点のベータ版では、Googleマップへ公開できないので、GoThru社がホストするツアー形式で作成しました。左上のMenu表示が本家と違うところ、動きも読み込みもスムーズですね。

    開発者Al Bugさんの操作デモ(皆さんお待ちかねの複数階機能)


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    THETA 360.biz リコーのクラウドサービス

    theta360.biz – パノラマツアー

    RICOH THETA S/SCは、日本発のデバイスとして秀逸です。スマホとの連携や関連するソフトウェアも使いやすい。何と言っても小型・軽量なのが嬉しいところ。この手のクラウド・サービスが、日本にないことが不思議でした。Googleマップのストリート・ビューに注目が集まる中、活用事例がビジネスユースに偏ってることが原因だと思います。上掲のツアーを弄り回していただければ、その利用範囲の広さに気が付くはずです。

  • 管理画面
  • 当方は月間500PVまでという制限のある無料プランを利用しています。その内容を詳しく見ていきましょう。上掲の管理画面からシータで撮影した画像と、間取り図(見取り図、つまり平面図または配置図と考えてよい)をアップロードします。シータ画像を前提にしているので、Stitchingなどのプロセスはありません。

    ※アップロードは一枚ずつの方が良いみたいです

  • 編集、その他
  • アップロードが完了したら、画像を平面図にドロップして適切な位置に配置、画像ごとにテロップ、アノテーションなどを入力、間取り図上のタブを切り替えて画像間をリンクします。(リンクしなくてもよい)矢印はドラッグで好きな位置へ配置可能。これが、とてもやりやすい。ストリートビューでは、最も時間のかかる作業が、一瞬で終わります。

  • ツアーの管理
  • 編集が終われば公開、または一時保存します。すぐに公開しても、この画面で非表示にできるので、公開後に出来栄えを確認しながら再編集可能。埋め込みコードもここから取得します。PV数制限の管理も容易ですね。

    Screenshot of theta360.biz

    THETA 360.biz

    link

    やっぱり日本発のツールだけあって、細かいところに手が届いています。作成側だけでなく、見る側にとっても、繊細な配慮が感じられます。ストリートビューや、海外発のツールにない「分かり易さ easy to use」を実現しています。このツールを使って、各園地をバーチャルでご案内できるようにしようと計画中ですから、手のケガが完治するまで、今しばらくお待ちください。

    前回の記事もお読みください。

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    では、また。

     - 山歩き , ,

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