ふぁんトントのブログ(保管庫)

*

Android版Googleストリートビュー・アプリをXperia J1 Compactで使う

      2016/06/08

先日のアップデートでようやくAndroid版ストリートビュー・アプリをXperia J1 Compact(D5788)(以下、D5788と言います)で使えるようになりました。

streetview
Google Playストアより

Googleストリートビュー
開発元:Google Inc.
価格:無料
平均評価:4.2(合計1,712,444件)
ダウンロード:5億回以上
(2016年05月12日時点)

D5788は4.3インチ画面とコンパクトながら、高性能Gレンズを搭載した2070万画素のメインカメラが秀逸で、バシバシ高画質な写真を撮れる頼もしい山歩きの相棒です。

残念ながら公式の販売は終了したようです。(中古の出品で購入可能かも)

SONY XPERIA J1 Compact D5788 SIMフリー ホワイト
Xperia J1 Compact D5788 SIMフリー
売り上げランキング: 11,720

Amazon

スポンサーリンク

Googleのアップデートは気長に待つべし

前回の記事や過去のこんな記事にも書いてきたことですが、ストリートビューのAndroid版は一部の機種でしか使えませんでした。そのために360°パノラマを撮影するには、Google Cameraという別のアプリが必要だったのです。

Screenshot of juantonto.official.jp

Xperia J1 Compactで全天球パノラマを撮影する | ふぁんトントのブログ

※全天球パノラマ=360°パノラマ

前回の記事では取り急ぎ手動連結の機能を試してみましたが、本命はやはりAndroid版ストリートビューで「撮影→パノラマ合成→アップロード→手動連結」を一連の流れで行うことでしょう。

長雨で足止めを喰らう

アップデートがあったのは5月7日でしたが、その翌日に山へ歩きに行っていたので気が付くのが遅かった。週明けから雨が降り続いて撮影に出かけることができませんでした。

  • 大阪(大阪)の過去の天気(Yahoo 2016年5,6月)
    http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/27/6200.html
  • 撮影機材
    撮影機材一式の紹介

    1)ヌルヌル動く雲台

    2)プロ用を謳う中華製パチモン三脚(6,000円で購入)

    3)雲台と三脚を繋ぐネジ

    さて、週明け三日目になって天候が回復、まだ小雨が降る状態でしたが待ち切れずに近所の公園へ向かいました。

    三脚
    セッティング完了(小物アイテムは企業秘密です>笑)

    ストリートビュー認定プログラムでは最低5枚のパノラマ画像を接続させるのが必要条件となりますが、今回はアプリのレビューを行うための撮影なので、先月撮影してアップロードした撮影場所のポイントを特定し、その前後を撮影しようという計画です。

    Googleマップ
    前後2か所を新たに撮影して前回撮影の画像に接続させる計画

    イザ、撮影


    現地のGoogleマップ

    撮影
    撮影開始!

    D5788を三脚にセッティングします。水平を保つのと北方向から撮影を開始するために、GPS Status & Toolsを起動させて調整します。(水準器なんて要らな~い)

    GPS Status & Toolbox
    価格:無料(アプリ内購入あり)
    平均評価:4.5(合計132,510件)
    ダウンロード:1,000万回以上、山歩きには不可欠!
    (2016年05月12日時点)

    streetview
    水平方向から撮る

    最初に水平方向から撮影、オレンジ色の●に白い○がぴったり重なると自動的にシャッターが切られます。(シャッター音で確認できます)撮り直すには左の矢印をタップ、良ければカメラを次の撮影ポイントへヌルッと移動させましょう。

    streetview
    シャッター・アイコンの囲み○が緑色に変わったら撮影終了

    撮影終了後の挙動がGoogle Cameraと異なっています。Google Cameraではすべての撮影が終了すると、自動的にパノラマの合成が始まります。ストリートビューではシャッター・アイコンをタップして合成をスタートさせる。

    streetview
    合成が始まるとペグマンが作業するアニメーション

    懐かしいですねこのペグマンの作業風景(アニメーション)。以前はiPhone5Cで作業が終わるまでずっと眺めていました。それも2分ぐらい。

    streetview
    合成完了

    早いです。恐らく1分もかかっていません。これならサクサク撮影できそうですが。。。

    streetview
    二カ所の撮影完了

    とりあえず予定のポイント二ヶ所の撮影は無事完了。自宅のWi-Fi環境から撮影データをアップロードして手動接続を行いましょう。

    Googleマップに公開する

    モバイル通信でもアップロード可能ですが、ファイルサイズが普通の写真よりも大きいのでWi-Fi環境からアップする方がいいでしょう。設定で「Wi-Fiのみ」にできます。

    streetview
    撮影データを確認して公開する。

    公開前の撮影データは「非公開」タブに置かれているので、アップロード前にもう一度不具合やプライバシーの侵害がないかを確認し、「Googleマップに公開」をタップします。

    streetview
    公開しています

    オレンジ色のバーで進捗状況が表示されます。ちなみに右の共有アイコンからGoogleマップに公開せずにTwitterなどで公開することも可能です。

    streetview
    アップロード終了

    アップロードが完了すると、「非公開」タブから「プロフィール」タブに移動し、サムネールには「場所を追加」が表示されています。

    streetview
    「場所を表示」をタップすると、、、

    「場所を検索」の下に撮影場所に最も近いビジネス(Googleの言うリスティング可能なランドマーク)が表示されます。この中から適切なものを選んでタップします。

    streetview
    隣接のパノラマがまとめられている

    これで三枚の360°パノラマ画像(Googleマップ公開済み)がまとめられました。中の一枚は先月に撮影したものですが問題ないようです。

    いよいよ手動接続を試みる

    streetview
    画像を長タップ

    中央の先月撮影したパノラマを選択して表示させ、写真を長タップ(押し続ける)すると接続するパノラマ画像を選択できます。

    streetview
    位置合わせ

    選択した画像が下段に小さく表示され、センターラインがちょうど重なるように上の画像をスワイプで移動させます。位置が決まったら右端の「レ」マークをタップします。

    streetview
    コンステレーションの矢印が表示される。

    画像にマップでよく見る矢印が表示されたら、正しく移動できるかをチェックしましょう。サムネール画像は見分けにくくて、うっかりすると間違った画像どうしを接続しかねません。間違った場合はいつでも修正できます。

    streetview
    矢印を長タップすると再編集可能となる。

    修正したい画像の矢印を長タップしてください。すると下から出てくる青メニューの右端にゴミ箱のアイコンが表示されています。コイツをタップすると接続が解除されます。

    結局、認定プログラムでは使えない?

    ストリートビュー認定プログラムに興味がない方は、上記の記事を参考に360°パノラマ写真を撮影して楽しんでください。撮影後の楽しみ方は、パソコンやアプリで閲覧するだけでなく、VRゴーグルを使うときっと家族中で盛り上がること間違いなし!

    Google Cardboard
    D5788をGoogle Cardboardにセット

    VRゴーグルはそんなに高価なモノではありません。段ボールの組み立て式なら1,000円~2,000円で入手可能です。

    ハコスコ、業者によっては送料込みで1,000円以下のことも!

    Google Cardboard I/O 2015 ハコスコ社製
    ハコスコ
    売り上げランキング: 1,006

    使い方は以前の記事を参考になさってください。

    Screenshot of juantonto.official.jp

    自分で撮影した全天球パノラマ写真をGoogle Cardboardで見せたらバカ受けした件 | ふぁんトントのブログ

    ちょっと問題あり

    ストリートビュー認定プログラムで推奨される機材にAndroid版とiOS版のストリートビュー・アプリが含まれていますが、使用する画像ファイルの解像度にも規定があります。

  • 少なくとも 32 メガピクセル(8,000 ピクセル×4,000 ピクセル以上)で、アスペクト比が 2:1 である。
  • (マップヘルプより抜粋)

    streetview
    Googleフォトのアルバム情報

    見ての通り今回撮影した360°パノラマ画像の解像度は29.5MP(7680×3840)となっており、ビミョーに画質が下回っています。Google Cameraの高画質設定で撮影すると45MPを越えるパノラマ画像が生成されるのとは大違いですね。

    streetview
    先月撮影したパノラマの情報(47.3MP 9728×4864)

    その代わりに撮影後のパノラマ合成はGoogle Cameraのそれと比較すると格段に早い、おそらくバッテリー消費にも影響しそうです。

    Amazonで人気!

    Playストアのレビューや認定プログラムのグループディスカッションにフィードバックしておきましたので、何らかの対応がなされることを期待しています。これを機に、認定プログラムの条件が緩和されると面白いのですがね。

    Richo Theta Sの解像度は6000×3000とザンネンな仕様

    RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720
    リコー (2015-10-23)
    売り上げランキング: 422

    では、また。

     - モバイル , ,

    ad

    ad

      関連記事

    20161121
    WinBook TW801(8インチWindowsタブレット)にWindows 10 Anniversary Updateを適用した

    2015年春に購入した8インチWindowsタブレット「WinBook TW80 …

    mineo
    mineo(マイネオ)アンテナショップでオリジナル・モバイルバッテリーをもらって来た。

    昨夏購入したau版 iPhone5cをフル活用できる日がやっと来た。iOS8.4 …

    blog title 20170426
    Garden Gnome Software/Pano2VRでバーチャル・ツアーを作ってみた

    日本語に対応したPano2VR5.2beta3を利用して、ストリートビューに公開 …

    テザリング接続
    Windows10タブレットをiPhone5C(mineoマイネオ)でテザリングして使い倒す。

    Windowsタブレットを最新のWindows 10にアップグレードしたところ、 …

    SKT01
    KYOCERA TORQUE SKT01にソフトバンクのプリペイドをチャージしました

    山スマホとして活躍中のKYOCERA TORQUE SKT01(以下、SKT01 …

    Blog Title 20160909
    アウトドアの新定番YAMAP(ヤマップ)のデータ通信量をmineo(マイネオ)で計測実験してみた。

    サポート掲示板で気になっていた「データ通信料がかかりすぎる」という趣旨の投稿。「 …

    Google Photo Sphere Camera
    全天球パノラマ写真(Geo-Pano)のススメ

    iPhone5Cで全天球パノラマ写真を撮ってみよう Googleビュー・マップは …

    Blog 20161009
    2013年発売のSONY Smartwatch2(SW2)スマートウォッチで新鮮な山歩き体験!

    腕時計型のデバイスであるスマートウォッチは、母艦となるスマートフォンを取り出すこ …

    QY7
    高音質なapt-X対応のSoundPEATS Bluetoothイヤホンを山歩きに連れ出してみる計画

    昨年末に購入したSIMロックフリー・スマホ(Xperia J1 Comapact …

    Blog 20171101
    生駒山系コミュニティと「ふぁんトント」からのお知らせ。

    ほんの三ヶ月ほど前に「生駒山系ローカルガイドは、日本で二番目に公認されたサポーテ …