ローカルガイド活動報告「新機能・編集タブで9月を振り返る」
2016/10/13
今年の9月はまるで梅雨のようでした。天気予報は目まぐるしく変わり、ジメジメして蒸し暑い。さらに、台風が連続して襲来し、各地で大きな被害をもたらしました。被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
ローカルガイド活動報告の9月号は新機能の「編集タブ」で振り返りと反省。そして今後の展望について考えてみたいと思います。
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Googleマップの新機能「編集タブ」を公開します
9月度の「公開しました」という連絡を受けたリスティングは10個所でした。編集タブでは新規公開以外の案件についても確認できます。360°パノラマ写真の登録を前提に、新規の提案をいくつか行ったのですが。。。
時系列で「保留」と「却下」案件を考察してみる
これまでの対応では、新規公開などの編集提案に対し、「受け取った」と「できました」の二通りの連絡で、途中の経過は不明でした。「編集タブ」の機能実装で、「保留」と「却下」を知ることができます。気になるものを列挙してみましょう。
ここは隠れリスティングが存在したのかもしれません。却下されたはずなのに、ストリートビュー・アプリ(以下、SVと言う)で、検索すると出てきました。
ここは酷い。最近、リスティングの登録を発見したので、早速今年の2月頃に撮影した360°パノラマ写真をバインドしました。ところがよく見て見ると、住所が全くのデタラメです。
(誤)
「日本, 〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町大窪9丁目9」
(正)
「〒581-0863 大阪府八尾市大窪1175-14」
住所表記は、地図の根幹をなす重要なデータです。マップの信頼性に関わることなのに、「はよ対応せんかい、ぼけっ(=「早く対応なさってください」という意味の河内弁)」と言いたいところですが、ふぁんトントは「気が長い」ので、いつまでも待ちますよ。はい。(「nんようろっじ」の件と同様に)
ここの保留は「さもありなん」ですね。ココこそは気長に待つことにしましょう。別館「生駒の石仏」の参考資料である「平群谷誌」では、「浄念寺」とされていました。現地で確認したのは、「常念寺」です。Googleマップによくある変換ミスでしょう。しかし、古い地名や寺名などでは、慣用的に異なった漢字を用いることがよくあります。
判断はGoogleに任せるとするか。
コイツはマイッタ。あっさり却下してくれたら、対応の仕方もあるのに。。。4カ所撮影した360°パノラマを、近くのリスティングに居候させています。
困った状態の生駒山麓公園
マップによくある「駐車場」や「公衆トイレ」のリスティング。それだけで「事足りる」でしょうか。広いエリアでは、「駐車場」の位置を推測できる文言を追加した方が親切です。さらに、手前勝手な理由ではあるものの、SVアプリにおける閲覧性を向上させる狙いもありました。
「駐車場(アスレチック広場前)」は、「駐車場(西入口)」で申請して却下され、「生駒山麓公園駐車場」と表示されるようなった「駐車場」に対して申請したつもりの「駐車場(アスレチック広場前)」が、どういうわけか、間違って適用されています。もう「シッチャカメッチャカ」ですね。現地調査をやり直してから再申請しようと思います。
生駒山系の魅力を発信するのが使命
生駒山系ローカルガイドは、Googleマップのローカルガイド・プログラムに賛同し参加しています。これからローカルガイドを始めたいという方へのサポートや、参考となる情報も発信します。
生駒山系ローカルガイドは、Googleが運営していない「非公式コミュニティ」ということになっています。「非公式」ですから、Googleから手厚いサポートなんてありませんよ。月に一度ハングアウトを利用したビデオ会議が行われてる程度です。
日本で唯一の公式コミュニティだった「東京ローカルガイド」は「非公式」に格下げとなって、ローカルガイド相互の意見交換や情報の共有は、ローカルガイド・コネクトというサイトで行われています。(※「東京ローカルガイド」への投稿は承認制となりました)
Welcome to Local Guides Connect – ローカルガイド・コネクト
もっぱら英語で交流されているようですけどね。コチラの方がよりオープンに意見の発信が可能です。もちろん全てではありません。
限定公開の掲示板を閲覧できる権利を獲得しました。しかし、”Being a Connect Moderator is completely different.”とキツク釘を刺してるように、大したモノじゃないので勘違いなさらないように。
ローカルガイドだけが「ローカルガイド」の活動じゃない
生駒山系ローカルガイドはちょっと型破りです。Googleマップは「生駒山系」の魅力を発信する一つの「ツール」に過ぎないと考えるからです。「非公式」だろうが「公式」だろうが変わりはないのです。ストリートビュー認定プログラムもそのうちの一つ。360°パノラマ写真の撮影枚数は、500枚を超えました。「上位ステータス取得」の権利ゲットです。
Googleマップのリスティング情報はとても有益です。しかし、それだけで満足でしょうか。アウトドアの新定番を標榜するYAMAP(ヤマップ)は、とても面白い便利なツールです。この手のアプリにありがちな「敷居の高さ」を感じさせません。
「矢田丘陵」地図作成の提案 | YAMAP 山登り・アウトドアの新定番
YAMAPサポート掲示板より
矢田丘陵のハイキングマップを充実させることも、生駒山系ローカルガイドの重要な使命の一つと考えています。生駒山系と同様、「山と高原地図(昭文社)」に採録されていないことをずっと不満に感じていました。紙の時代は「コスト」や「セールス」に左右されて、エリアを絞り込まざるを得なかったでしょう。実際、旧態依然とした「ガイドブック」の類はほとんど売れなくなったと云います。
幸いにして、当方の提案は承認されました。気長に待つことといたしましょう。生駒山系は意外に広いですよ。やれることは「まだまだ」いっぱいあります。
Local Guides know local places like no other.
今月はどんな新しい発見があるでしょうか。楽しみですね。では、また。
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