「VicTsing 3 in 1」スマートフォン用フィッシュアイ/ワイドアングル/マクロレンズカメラフォトキットをXperia J1 Compactで使う
2021/10/25
いつもの山歩きで石碑や石仏などを撮影していると、足場が十分でなくて全体を構図に収めるのにとても苦労することがあります。カメラを構えた状態でじりじりと後退していくうちに、「はっ」と気が付いたら後ろは崖だったり、溜池だったり。
足場が狭くて苦労した。
このような場所で便利に使えるスマートフォン用のレンズキットが多数販売されており、昨年(2015)の10月頃、アマゾンで「VicTsing 3 in 1スマートフォン用フィッシュアイ/ワイドアングル/マクロレンズカメラフォトキット」を購入してみました。
2016.01.08現在品切れ中です。2021.10.25、販売されている代替商品をピックアップしました。
品切れでも大丈夫。「スマートフォン用カメラレンズ」で検索すれば、同様の商品(2,000円前後)が多数ヒットします。
下に続く。。。
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VicTsing 3 in 1クリップオン式カメラフォトキットをご紹介
アマゾンのパチモン・グッズに目の無いふぁんトントですが、おススメ商品のレビューとは言いません。幸いにも同商品は品切れ中のようなので、この記事を読んで興味を持った方は、ご自身の目で確かめた上で良さげな商品をご購入ください。
スマートフォンで魚眼レンズを使って撮影する
VicTsing 3 in 1クリップオン式カメラフォトキットは、フィッシュアイ(魚眼)/ワイドアングル/マクロの三種類を手軽に交換して撮影できるレンズキットです。
山歩きで使用しているのは「180度フィッシュアイ魚眼レンズ」
フィッシュ(魚眼)レンズを装着すると写真の四隅に黒いフチやにじみが出たりするものがあります。俗に言う「ケラレ」という現象です。購入からiPhone5Cに装着して撮影していますが、目立ったケラレは発生していないように思います。
https://goo.gl/photos/4aWj8BJrpLfJc9UA9 元サイズの写真はGoogleフォト「南陽院 清滝」でどうぞ。
魚眼レンズの効果で狭い場所で撮影しても、滝の上部に至るまで迫力のある写真を撮影することができました。
VicTsing 3 in 1クリップオン式カメラフォトキット
たばこサイズの生成りの箱にフォトキット一式が収まっていました。シンプルですが、チープ感はありません。説明書が一枚添付されています。
説明書
付属のクリップでスマートフォンに取り付ける
付属のクリップにレンズを固定する部分がスライド式になっており、様々なサイズのスマートフォンに対応する設計になっています。定位置を決めるまで試行錯誤の連続ですが、慣れると簡単に装着できるようになりました。
クリップ側やレンズの裏側など、スマートフォンと接する部分はゴム製になっているので、傷をつけたり、簡単にズレたりしないように配慮されています。良い写真を撮る秘訣は、レンズの位置決めが重要な要素になります。
ワイドレンズとマクロレンズは、ネジで固定されていて分割して使用する構造になっています。根元の部分をマクロレンズとして使います。
iPhone5Cに取り付けてみる
取り付けの肝はレンズがiPhone5Cのレンズ中央部に来るように微調整しすること。ここで少しでもズレたり、レンズが斜めになっていると被写体が極端に歪んでいたり、前述した「ケラレ」の原因となってしまいます。
レンズをスライドさせて好位置に配してくださいいね。写真では少し斜めに傾いていますが、撮影時にもう一度レンズの位置を確認します。自撮りで使いたい方は、フロントカメラ側に装着すればオーケーです。
Xperia J1 Compactで使ってみる
カメラ性能が秀逸なXperia J1 Compactで、真っ先にやってみたかったのがフィッシュアイ(魚眼)レンズを使った撮影でした。2070万画素の高画質で大迫力の写真を撮影してみたいと思います。
枚岡神社にて
https://goo.gl/photos/UvCnKmPhsBYwNgSc9
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https://goo.gl/photos/jwnBCdubifX6XXQ2A
写真のサイズが大きいので元ファイルはリンク先(Googleフォト)でご参照ください。これは失敗、Xperiaのカメラでは「おまかせオート」で撮影すると8MPが上限になってしまうようです。しかも、四隅のケラレは酷いし、オマケに撮影時の指まで写り込んでいます。
撮影時の注意点
この手の外付けレンズを使う際の注意点がありました。
保護ケースは使用できない
iPhone5Cではたまたま問題が発生していませんでしたが、保護ケースを使うとレンズとの間に微妙な隙間が生じてケラレや歪が発生してしまいます。Xperia J1 CompactにはTPU素材のケースを使っているため、レンズとの位置合わせが難しかったようです。
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2016.01.08現在、330円、残り1点。
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アマゾンにて340円の安物買いだったので、ためらわず周囲を切り落としてレンズ周辺部を大きく開口させました。このためにケースを取り外すのはメンドクサイ。
フラッシュは使えません
スマートフォンの種類によりますが、iPhone5CでもXperia J1 Compactでも構造上フラッシュは使えません。(クリップの陰になるため)
スマートフォンを持つ手に注意
枚岡神社の1枚目の写真で分かるように、魚眼レンズは予想以上に広い範囲を撮影するので気をつけないと持ち手が写り込んでしまいます。何枚か失敗すれば持ち方は分かるようになるでしょう。
レンズの取り扱いに注意
レンズは小さくて軽く持ち運びが便利です。ザックのウェストベルトなどにある収納部に入れておいて邪魔になりません。しかし、レンズキャップは片方にしかついていないので、内部にホコリやゴミが侵入することがあります。VicTsingには収納袋が付いているので、使わないときは袋に入れておきましょう。また、レンズ表面についた指紋や汚れはこまめに拭き取るのは当然のことですね。
Xperia J1 Compact with フィッシュアイ(魚眼)レンズ
心合寺山古墳で撮影に再挑戦してみました。ついでにカメラ機能を使いこなす練習もしておきました。(写真はリサイズしています)
比較のためiPhone5CとXperia J1 Compactで撮影した兄弟桐(レンズ無し)の写真はこんな感じです。
iPhone5C
Xperia J1 Compact
以下は全てXperia J1 Compactで撮影しています。
ワイドレンズで撮ってみた
四隅の「ケラレ」が気になりますね。やはりケースの厚みが原因でしょう。しかし、この程度だったらトリミングで何とかごまかせます。
大本命のフィッシュアイ(魚眼)レンズ
意外と狭い場所で活躍するのがフィッシュアイ(魚眼)レンズですね。被写体によっては「ケラレ」もあまり気になりません。
マクロレンズも面白い!
ピント合わせがとても難しい。上手くいけば顕微鏡並みの撮影が可能。
元サイズの写真やその他比較写真をGoogleフォトにアップしてあります。
写真はやっぱりXperia J1 Compact
昨年、KYOCERA TORQUE SKT01を購入したのに、「また新しいスマホ買うんかい」と怒られそうですが、SKT01はGPSロガーとして、そしてXperia J1 Compactはカメラとして使います。
大阪府民の森・大原山「ぎんしょう広場」 撮影:Xperia J1 Compact
360度パノラマをXperia J1 Compactで撮影してみましたが、iPhone5Cで撮影するよりもスムーズに撮影できます。これならRICOH THETA Sを買わなくて済みそうです。
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これからの山歩きで撮影したデータをGoogle Mapにも投稿してローカルガイドのレベルを向上させようともくろんでいますよ。今後の山歩きにもご注目ください。
では、また。
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