OneDriveのサービス改変で確実に使い勝手が悪くなるWindowsタブレット
2017/07/14
今月の初めにマイクロソフト社のOneDrive(ワンドライブ)チームから、今後のストレージ・プランについて方針転換する旨の発表があり、ちょっとした話題になっています。
批判のコメントが多数寄せられて、いわゆる「祭り」状態になっている模様
OneDrive storage plans change in pursuit of productivity and collaboration | OneDrive Blog
コメントを読んでみると面白いです。次のような冷めた意見もあれば、
“AGREED!!!goobye onedrive!!!hello gdrive!!!”
“its also good bye windows mobile phone and windows tablet….”
面白いたとえ話でdisる人もいたりして、、、
“If you buy a Ferrari knowing it can do 300kmp/h, but only take it to 100. If someone killed themselves doing 400 going downhill, wind assisted. Would Ferrari go and limit all the other cars to 100.”
しかし中にはちょっと深刻な問題に直面している人もいるようです。
“I use Windows 10 on 3 computers at home. I have 4 iPhones and 4 iPads at home, all using OneDrive, Groove, and Office 365. I subscribe to Office 365 Family. I did so for the very purpose of being able to access ALL of my Documents/Pictures/Music from OneDrive, …”
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生存競争から抜け出すのはどこのクラウド?
何が問題になっているかと言うと、無料で使える容量が来年早々から5GBに変更されるということなのです。OneDriveの前身であったSkyDriveの時代に、Googleに対抗して無料で使える容量は15GBでスタート、その後キャンペーンなどの適用で40GBに増量されました。(ふぁんトントの場合)
現在のサービス容量
ボーナスが付加されて40GBが使えます。
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マイクロソフトのアカウントはHotmailの時代から長く使っていましたが、Googleのメールサービス(Gmail)が開始した2003年頃から、ほとんど使うことがなくなっていました。その後、スマートフォンの競争時代になると、ますますGoogleのサービスに依存するようになりました。
以前の記事で「山スマホ」とDropboxの連携をご紹介しました。
ふぁんトントはiPhone3Gの容量不足を補う目的を契機に、Dropboxなどクラウド・ストレージの利用頻度が増して、パソコンと連携するアプリを多用しています。
「マイクロソフトよお前もか」って。
“Since we started to roll out unlimited cloud storage to Office 365 consumer subscribers, a small number of users backed up numerous PCs and stored entire movie collections and DVR recordings. In some instances, this exceeded 75 TB per user or 14,000 times the average…”(略)
サービス改変に対して、何を怒っているかと言うと。マイクロソフトのこの言い訳でしょう。これは見苦しい。「好きなだけ使っていいよ」と言っておきながら、ごく一部のユーザーによる常識はずれの使い方により、「やっぱりやめます」は理解できるものの、過去の特典まで対象にして、無料で使える容量をバッサリ削減(15GB→5GB)するのは、共感を得るのは難しいですよ。無制限を謳い文句にすれば、無茶苦茶する奴も出てくるのは当然だし、それに対処する方法は他にもあります。多くのユーザーが不利益を被る手段を取るべきではありませんね。無料で使ってるユーザーにとばっちりを喰らわすのは「いかがなモノ」かと。無制限プランのみを廃止にして、素直に「ごめんなさい」と謝ればいいのに。図体がデカいと、態度もデカくなるのかな。
疑問を感じる「バックアップは全てクラウドへ」
日本人の平均点は最低だそうです。ちなみに、ふぁんトント100/150点でした。日本人の平均よりちょい上、一応ドイツ人並。
話が脱線するようですが、Kasperskyの「ネットの常識力」にちょっと疑問を感じました。なんか誘導されてる?
正解は「クラウド・ストレージに移す」だそうです。「外付けドライブへの保存」や「光学メディアに焼く」は時代遅れの考えなんだそうですが。。。クラウドにもリスクはあるぞ。
無料でストレージ容量無制限のクラウドストレージサービス「Hive」がスタート、Androidアプリも後日リリース予定
(juggly.cn 2014.11.09の記事)
対岸の火事ではなかったMicrosoftのサービス改悪
新興企業ならこんな言い訳も通用するのかなと。
40GB使えるOneDriveのクラウド・ストレージですが、今年の4月頃まではたったの1GBも使っていませんでした。Windowsタブレットを購入して状況が変わったのです。
Windowsタブレット(WinBook TW801)を個人輸入する記録(Amazon.com) | ふぁんトントのブログ
Windowsタブレットを購入してから、いつの間にやら半分近く(約18GBほど)使っていて、「無料なんだから」と笑って見ていられる状況ではないことに気が付きました。早速、引っ越しを検討しなければなりません。タブレットに続いてWindows Phoneも買おうと思っていたのに。。。
(候補1)Dropbox
論外でした。容量7.5GBですでに半分近く使用しています。古くから使ってるので、無駄なファイルが多くて、整理するのがメンドクサイ。
DropboxとMicrosoft、提携をさらに強化―無料Office OnlineでDropbox上のOffice文書が編集可能に | TechCrunch Japan
Dropboxは良いサービスですが、すでに「同じ穴の狢」状態なのです。
(候補2)Box
Dellのネットブックmini9を購入した際に、アカウントが付録でついていました。その後、何かの特典で50GBに増量されて今日に至っています。引っ越し先としては、十分なサイズですが、メインでの使用は二の足を踏んでしまいます。無料ユーザーにあまり優しくありません。しかし、共有ファイルをブログに埋め込みできるなど、面白い機能があるので一部のファイルをこちらへ分散させようと思います。
(候補2)Google ドライブ
ドライブからPhotos(フォト)が独立して、混迷の度を増した感じのクラウド・サービスですが、Gmailやその他の機能と連携して15GBが利用できます。Google+ページのアカウントと合わせると合計30GB以上が利用できるようになっていたので、引っ越し先はここが最有力となりました。
写真の編集作業が簡単にできるので重宝しています。ちょっと大げさに補正した写真をヤマレコやYAMAPにアップするので、写真を上げたり下げたりと忙しいです。
Amazon Cloud Driveは意外な伏兵
OneDriveはOSレベルで連携しているので、移動や削除に手間がかかりました。OneDriveのフォルダにあるオンライン・ファイルを同期でオフライン利用可にしてから移動させました。Windows10からは、同期フォルダを選択できるのでもっと簡単かもしれません。メインのデスクトップPC(HP Stream Mini)は、いまだWindows8.1のままなのです。
アマゾンは買い物でよく利用しています。来年は学生向けのプライムに加入しようと計画中です。クラウド・サービスを本気で利用するなら、やはり有料サービスに加入するべきでしょう。Googleの追加容量を購入していた時期もあるのですが、料金システムが毎月課金のみになってしまいました。たとえわずかな金額でも、毎月課金されるのは気持ち悪い。Googleに限らず、マイクロソフトも然りです。
今回、いろいろなクラウド・サービスを模索していて、Amazon Cloud Driveを20GB/800円で一年間利用できるのを知りました。容量としてはちょっと寂しいですが、有料サービスをお試しで使ってみるには、ちょうど良い設定ですね。
デスクトップ用のアプリやスマホ用のアプリも揃っていますし、今後プライムに加入すれば使う頻度も向上するでしょう。早速試してみることにします。おススメできるようなら、記事にまとめることにいたしましょう
では、また。
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