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祝!ヤマレコ20周年「もっと自由に冒険できる」「最高の登山体験」!!

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ヤマレコ20周年、おめでとうございます!
筆者とヤマレコの出会いは、2007年頃だったと記憶しています。インターネットの普及に伴い、登山で使う地図は、地理院地図も含めて「書店で購入するもの」という常識を覆し、ウェブサイトで閲覧できるだけじゃなく、パソコンに取り込み→プリントアウト、自由自在なカスタマイズにより、独自の楽しみ方を追求できるようになっていたのです。

 

image generated by Gemini/nano-banana(ガーミン)

山が好きだった亡父の影響もあり、年に数回程度、金剛山や葛城山へ登りに行っていました。夜中にマイカーをかっ飛ばして洞川で車中泊、稲村ヶ岳の山小屋で一泊したこともあります。ヤマレコなどの登場で、最新の現地情報を手軽に入手できるようになり、より身近な山域やマイナールート(古道、旧道、鉄塔巡視路)を楽しむ「山歩き」へと変わったのです。
🗼⛰️🏕️

筆者のヤマレコ初投稿は、2013年6月25日に生駒山麓公園のハイキングコースBと枝道を散策した記録です。スマホが登場して普及するまでの数年間を *1)ROM専に徹していたからですね。
😴🤐🙄

スマホの普及以前は、Garmin eTrexシリーズなどのGPS機能を備えたハンディ機器が普及しており、記録したログデータをカシミール3Dなどのパソコン用ソフトウェアで管理するのが一般的な流れでした。ウェブ上で誰でもルートを作成・公開して共有する文化は、まだまだ黎明期にあって、本格的に広まるのは *2)ルートラボが登場する2010年頃以降です。
🗾🗺️👍

Garmin製GPS機器ユーザーの多くは、同社の販売する地図(Garmin TOPO)を機器上で利用するか、カシミール3Dなどの提供する地形図と組み合わせるのが一般的でした。OpenTopo(=topography 地形)のような無料地図は、アプリの登場により普及していったのです。

 

下に続く。。。

iPhone3G(2008年)の登場とリアルタイム・ナビゲーションの実現

ハンディ型GPS機器の多くは、現在のような高精度でリアルタイムなナビゲーションツールというよりも、記録と振り返りのためのツールという側面が強かったと言えます。

Shot on Nothing Phone (3) AW9 + Neon Yellow Sports Band

2025年10月、Apple Watchの新色スポーツ・バンド「ネオンイエロー」を購入しました。ヤマレコ・アプリのApple Watch対応(2019年)により、アウトドアでのアクティビティに欠かせないマスト・アイテムの一つです。SNS対応とアプリの開発でYAMAPに後塵を拝していましたが、Apple Watch版ヤマレコにおける、各種のコンプリケーションとスタンドアロン機能(地図とトラックログのインポート)は、世の中のアウトドア系デバイスにおいて、「Apple Watch一強」に押し上げる結果となりました。。※YAMAPでは、Apple Watchでの単独利用に対応してません。(2025年10月現在)

ウェブサイトの時代から培われた各種のノウハウは、現在のヤマレコにおける大きな強みと言えるでしょう。遭難防止対策及び、万一遭難した場合の救助活動にも、ヤマレコは欠かせない存在(相棒)となりました。

image generated by ChatGPT(登山地図アプリ)

登山地図アプリ「ヤマレコ」の強みは「パソコンやスマホで『ここサーチ』を使って情報収集~『らくルート』で予定ルートの計画立案~登山計画書の作成提出(『COMPASS』)~音声ガイド(スマホ)で『リアルタイム・ナビゲーション』~留守宅の家族に『いまココ』で現在地をシェア~帰宅後にトラックログを基に記録の作成と公開」を *3)一気通貫で行えることです。

ネタバレするからアプリ使わない論について解説!

上級者? Bear Grylls のように卓越したサバイバル術を有しているのか?
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ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル @matoyan2024

ヤマレコのLINE公式アカウントをフォローすると、特典資料のドキュメントにアクセス可能となります。Drive内に統合されたGeminiで要約してみました。

Google Drive Gemini連携による要約

Gemini要約文;

https://docs.google.com/document/d/1GJOHa5i2ky5daAsc-yDOY-G7_izXLlM8EyoZasA6E8s/

山の楽しみ方は千差万別だ。ヤマレコ・アプリ(スマホと言い換えてもイイだろう)を使わないリスクは、まとやんさんの動画内で、すでに説明されてるので割愛する。他人の遊び方にアレコレと注文をつける意図はないが、個人的な偏見と見解に基づいて、筆者の率直な感想を述べたい。

その1 スマホを使えない「オッサン」の強がりと見栄

  • ネタバレする
  • アプリに縛られたくない
  • デジタル機器への不信感

これらの意見は、スマホを使えない「オッサン」の見苦しいイイワケに過ぎない。知人夫妻の楽天モバイルMNPで、このことを痛感し、スマホ操作の有り様を見て驚ロイターのである。初見と言っても、主な山域のルートは解明済みだ。オッサンにとっては初見かもしれないが、世の中的には既知なのだ。事前に情報を収集していても、道の状況は刻一刻と変化する。毎回、何かしらの発見に心躍らされる。下山後に「オフ会」と称して、サケを呑みたいだけのオッサンには気付けない。アプリを使いこなしたこともないオッサンに「縛られた」と感じる瞬間があるだろうか。いや、ない。スマホを眼の前にして、何をどうしていいのかさえも分からずに「おろおろ」するのがオチだ。そんな姿をスマホ使いの同行者に見られたくないと言うのが本音と思われる。おまけに「スマホの信頼性」とは、恐れ入った。オッサンのアタマにこそ「信頼性」が乏しいことを知るべきである。

その2 大迷惑な「オッサン」たち

  • 技術や経験が無駄になる
  • 楽しみが均一化する
  • 情報の質が悪い

スマホを使えない「オッサン」の技術や経験に価値はない。むしろ害悪だ。スマホやアプリのテクノロジーを軽視し、個人の能力で「読図、地形理解、山座同定」を行うことへの限界を理解していない。気象の急変、体調不良、道迷い,,,etc., 予期せぬ事態により「低体温症」などの体調不良を招くと、生体反応として脳へのエネルギー供給を「生存優先」へとシフトする。この結果、脳の活動は制限され、正常な判断力を失うだけでなく、幻聴や幻覚といった恐ろしい症状に襲われる。ヤマレコに記録された過去の遭難事例でも明らかだ。

image generated by Gemini/nano-banana

他人の記録やガイドブック通りに登山を行ったことがあるだろうか? 正確且つ、忠実にガイド記事をトレースするには、ヤマレコのナビゲーションは必要不可欠だ。筆者は、古き良き時代のガイドブックを後生大事にし、それらに手書きされた理解しがたい地図情報を片手に、山歩きを楽しんだりもする。均一化しているのは、オッサンの山に対する向き合い方と言えるだろう。

「古いものほど新しく、新しいものほど古くなる」

スマホを使えない「オッサン」は、登山地図アプリ(ヤマレコなど)を使わないことで、楽しみ方の選択肢を狭めており、旧態依然とした山歩きになっているのだ。

 

「その3 *4)おまゆう」オッサン!

「おまゆう」image generated by Gemini/nano-banana

ヤマレコ社長のまとやんさんによると、「情報の質が悪い」とクレームするオッサンがいると云う。インターネットの情報は、玉石混淆であると知るべし。情報を精査し、正しく活用するのはユーザー自身の責務である。オッサンの手書きしたトラックログほどアカンものはない。「何をか言わんや」の典型例でもある。 ※尚、筆者の山行記録に、誤りを発見したら、コメント欄で知らせてほしい。直ちに訂正する。

山で遭難しないための究極の対策とは?

山岳医chippecoちゃんねる(@chippe0910)のペコマ(稲田真)さんによると、山で遭難しないための究極の対策とは、以下の2点であるとのこと。「目からウロコ」とは、このことを言うのだろう。

  1. 体力をつけよう
  2. 冷静になろう

令和6年(2024年)における山岳遭難の主な概況(全国)

警察庁の発表によると、令和6年の全国の山岳遭難者数は3,357人となっており、過去5年間の平均と比較して増加傾向にあると云う。最も多い原因は「道迷い」で、遭難者全体の30.4%を占め、次に「転倒」20.0%、「滑落」17.2%と続く。根本的に体力不足を原因として起こり得る現象で、体力を十分に有していれば、多少の道迷いでも「引き返す」などの冷静な対応を可能とする。逆に冷静さを失うと「パニック状態」に陥る。この原因の一つに「脳機能不全」を指摘されている。疲労、低血糖、脱水、熱、寒さなどにより、引き起こす生体反応の一つだ。冷静さを失うことで、焦りにつながり、結果的に誤った判断へと繋がるのだ。

結論;Conclusion

遭難対策において、ヤマレコの多機能で優れたツールが、多くの人に届き、実際に使われなければなりません。「浸透力」「広報力」「連携力」の点で、残念ながら*5) YAMAPに比べて不足していると言えるでしょう。筆者は、これからもヤマレコを中心に活用していこうと思います。

では、山へ行ってきまーす。

 


 

注釈;Notes

  1. ROM=”Read Only Member” 投稿や発言をせず、閲覧するだけを専門にしている人のこと。「ROMる」とも言う。ややオッサン好みの言葉だが、現在も幅広く使われているようだ。
  2. Yahoo! Japanが運営する「LatLongLab(ラットロングラボ)」内で提供されたサービス。多くのサイクリストにも利用されたが、2020年3月末に終了した。Googleの台頭と、ヤフーの斜陽化にも関連があるだろう。
  3. 麻雀における役の一つだが、その形態から「最初から最後まで、一貫性をもって滞りなく対応すること」という意味で使われる。いわゆるオッサン用語の一つで、最近では「ワンストップ」を使うことが多い。
  4. 「おまいう」と書かれることもある。他人の言動を批判した人に対し、その本人にも同じような問題がある場合に、「お前が言うことではない」と皮肉る際に使う。
  5. 筆者は2015年11月にYAMAPへ登録し、翌年からアプリもテスト利用した。初心者向け設計=低機能であり、アプリ内で提供される地図は、地理院地図レベル15を使用していた。やがてレベル16/17へとアップデートされたが、トラックログは乱れることが多かった。現在も、そのことを訴えるユーザーは少なくない。山旅ロガーやジオグラフィカといったアプリとの併用はマストである。その一方で、初心者向けというハードルの低さから、多くのユーザーにより支持され利用者を獲得。「イイネ」欲しさに(励まされて)投稿している内に、山歩きの楽しさに目覚めたユーザーも多いと聞く。スマホ時代に先んじて対応し、利用者数の多さはYAMAPの優位点だが、そこから一歩踏み出して、ヤマレコの豊富な機能性にも着目してほしい。

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