2021年9月、待望の一眼ミラーレス・カメラ「SONY VLOGCAM ZV-E10」が発売されると、YouTube上に開封の様子や使用感の報告が相次ぎました。人気の高さに驚きです。筆者は「360°写真」の撮影用に購入したので、それらはあまり参考となりませんが、オマケでついてきた標準ズームレンズ(SELP1650)の評価が気になりました。
少なくない方が画角の狭さやボケ感の乏しさを憂い、高価なレンズを追加購入なさっています。それほど動画撮影に向いてないのでしょうか。スチールだったら問題ないかもと思い、中古で購入したα5100(=型番「ILCE-5100」以下、α5100で統一します)で活用してみようと言う作戦です。
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SELP1650(フィルター径40.5mm対応)の後付け可能なレンズ Ulanzi WL-3の類似品にご注意!
アイリハルミちゃんねる/登録者:2230人(2021.10.25現在)
アイリハルミさんの動画を見て「あ、これだ!」と思いました。アイリさんは映像制作会社に所属されていて、なんちゃってユーチューバーではありません。カメラに対する造詣も深く、使いこなしも他の素人カメラマンとは一線を画しておられます。何よりもZV-E10のカラバリを「白」じゃなく、「黒」をチョイスなさっていることに好感しました。
Ulanzi WL-3 ¥3,888でゲット
アイリさんは、SONY VLOGCAMの前機種「ZV-1」対応のWL-1を紹介なさっています。それをステップアップ・リングで使いこなすとは、恐れ入りました。早速、Amazonでチェックすると、ZV-E10用と銘打った後継機WL-3が発売されていました。※2021.10.25現在、在庫切れです。
実際にはフィルター径40.5mmのレンズに装着可能な「広角・マクロ」レンズです。筆者は、かつてスマートフォンに取り付けるタイプの「フィッシュアイ/ワイドアングル/マクロレンズカメラ」を使用したことがあり、この手の商品に良い印象を持っていません。結局、めんどくさくて「使わない」のです。
https://juantonto.official.jp/part1_blog/xperia-fisheye/
テスト&レビュー
てなワケで、購入したからには試さない手はありません。早速、久宝寺緑地へ持ち出して、撮影してきました。
超広角撮影
風景写真では目立ちませんが、両端部に歪みを生じています。それ以外は、さすがにSONY製一眼ミラーレスの実力を感じました。レンズもジャンク品レベルじゃありません。
マクロ撮影
花マクロはコンデジ(Fujifilm XP70)時代から悩みの種。ピント合わせが難しいのです。今回はオート・フォーカスでチャレンジ。被写体の至近距離で撮影できました。これは面白いかもしれません。玉ボケがイマイチなのは、WL-3に原因なのか?
イザ! 実戦への投入
テストの結果、山歩きの撮影に「マクロレンズ一択」で使うことにしました。広角はiPhone12Proでも不自然に歪んだ画像となり、どうしても使う気になりません。それなら、全周囲を撮影する「360°パノラマ」の出番となるでしょう。
広角を取り外すと軽量で持ち運びもラク。付属の専用レンズカバーも使えました。後玉側にもねじ込み式のキャップがついてます。
なるかわ園地
なるかわ園地の「ロールケーキ」で有名なつつじ園で撮影。f/5.6~f/8あたりでピント合わせが容易になりました。小道具として一脚を使用、レリーズは必要なかったです。
背景ボケ その1
インスタなどSNSで好まれる「背景ボケ」は、明るいレンズの独断場ではありません。f/5.6まで絞っても、撮り方次第である程度の「ボケ」を演出可能。
恩智神社
MFで狛犬の目と鼻っ先にピンを合わせてみました。絞りはf/8マニュアル撮影です。もう一段絞る方がいいかな。まだ甘いです。
背景ボケ その2
標準レンズのテレ端50mmで、風に揺れるススキをテレマクロの撮影です。ISO Auto Av f/5.6に絞ってます。背景ボケにズームを使うのも有効な手段。3倍ズームでイイやん。
結論; Conclusion
山歩きでメモ書き程度の撮影を、かつてはコンデジ、今はスマホで行っています。「写真のクォリティはカメラで決まる」を実感。360°写真以外にも、スキルの幅を広げたいと思うようになりました。まだまだ始めたばかりですが、徐々にステップアップを目指します。
長い目で見てくだされ。