パソコン版のグーグル・マップに表示されるストリートビューの「青い線(Blue Lines)」を誰でも作れるようになりました。ストリートビューを使うと、前もって下見できるのでとても便利です。※青い線による表示は、Google公式ストリートビューでのみ提供されてきました。
Caption; 八尾市立しおんじやま古墳学習館
場所を説明する際に、上掲のように該当の画像を埋め込むことによって、とても分かり易いです。マウスや指でグリグリ回して周囲の様子を確認できます。
《以下に続く》
Theta V resolution increased to 5.4K
Caption; Street View Summit2018: Lighting Camera Talks
昨年(2017)末に提供を開始した「ビデオ・モード」によるストリートビューの撮影・公開は、ここ半年余りで大きな飛躍を遂げました。上掲の動画は今年(2018)の5月に行われたStreet View Summitの様子です。全体で約1時間13分の録画なので、重要な部分を抜き出してみましょう。
4:55
登壇:Stafford Marquardt / SV Product Manager
主にビデオ・モードの紹介をなさいました。
6:40
“Video Mode is also available for Publish API…”
Staffordさんによるとても重要な発言です。
7:18
当ブログの記事”Hiroshima Meetup”の取り組みが紹介されました。
8:50
登壇:Michael Usami / RICOH Senior Manager for Smartvison
ちょっとユーモラスなプレゼンをお楽しみください。今年の指示棒はシータじゃなくリモコンでした。。。
Video Mode撮影を可能とする認定カメラの中でも、RICOH THETA Vは最も低価格で、イチバン手軽な全天球カメラなのです。コレが高いって、桁の数え方知らんのちゃう?
Test.5はイの一番
Caption; Video Mode Test.5; 久宝寺緑地
5月のサミットで”THETA V 5.4K/5FPS”の発表を聞いてからワクワク感を禁じ得ませんでした。「今か今か」と待つこと3ヶ月、その日は8月8日にやって来た。しかし、今年の夏は暑かった。。。
今回のテスト会場も久宝寺緑地です。トラックの西側を使って行いました。この段階でアプリは旧バージョン(ver.2.0.0.201426734)のまま。ちょっと不安を感じつつも、無事に青線をゲットできて喜んだのですが。。。
- 5.4K/5FPSの動画ファイルを確認
- マップ上の青線までの生成を確認
- 顔ボカシに難あり(現在は改善)
- ファイルサイズは小さくならない
5.4K/5FPSでは、ファイルサイズの縮小化に期待を寄せていました。Stafford氏の話でも、「解像度は大きくなるが、ファイルは小さくなる」とあります。これまでの経験では、5分程度で途切れる録画に不満を感じていました。途切れるとそこで青線も切れて、ストリートビューは分割されてしまいます。現状ではこれを繋ぎ合わせる手段を提供していないのです。※Android版スト―トビュー・アプリで撮影した場合に限り、5.4K/5FPSの動画ファイルを生成します。
Test.6は幻
ストリートビュー・アプリAndroid版のアップデート(ver.2.0.0.206776571)は、翌日8/9に配信されました。今年の夏はまさに酷暑を通り越して、灼熱地獄のありさまでしたね。しかし、その暑さに屈することなく、テスト会場を東大阪市池島8丁目に設定。歩行者専用道路となっている恩智川東岸の舗装路を自転車で走行しながら撮影することにしました。
5月の広島でも使えなかった「傘スタンド」を今回は存分に利用しようという計画。撮影は無事に終了したのですが。。。
画像のインポートで謎のエラー発生。その後の調査で、Android7.0以上で実装された機能により起こる現象だと分かりました。(Fujitsu arrowsM03 Android 6.0.1)
※ご協力頂いたKOBAYASHI_Jun氏に感謝します。
これにより、ビデオ・モードの撮影テストから離脱することが決定しました。残念ですが仕方ありません。年末までにはAndroid端末を買い替える予定。再開はそれからと言うことになりました。
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復活! Test.6
ご心配なく。2018.9.20に配信されたアップデート(ver.2.0.0.212828415)で不具合は解消されました。この日のためカメラ内に保持していた幻のテスト動画を読み込んで確認。しかし、この暑さで腐ってしまったのか、位置情報を欠損して公開には至らず。再撮影することとなったのです。
Caption; Video Mode Test.6; 東大阪市池島8丁目
再撮影に成功し、インポートそして公開を無事に終えました。しかし、撮影一回目のデータ・取り込みに失敗。その場で二回目を行い、アプリにインポート。この原因はアプリやカメラではなく、SDカードにあったようです。
新発見!
「生駒の神々」は時々イタズラをなさいます。さては、この発見を「オマエにやろう」ということですね。そして、「Dual Fisheye Imageの撮影に専念しろ」と。
Video Modeの撮影を再開したことで発見に至りました。恐らくバグの一種でしょう。ストリートビュー・アプリは様々なバグを抱えており、iOS版では”Image blank”という、結合エディターに重大な不具合を抱えたまま、2ヶ月を過ぎようとしています。国内外のマップヘルプやコネクトでも、悲鳴や罵詈雑言が激しくなっています。
今回の発見は、バグ発生中のiOS版ストリートビュー・アプリ利用者を嘲笑するかのよう。あまり大きな声では申せません。そして興味深い実験を思いついたのです。※Android版ストリートビュー・アプリでは表示されません。
こっそり繋いでみた
まずは前段階の実験です。上の場所では、途中で途切れて2分割。ここから前に矢印はなく。進むことができません。
本来出現するはずのない結合エディター。画像⑥は選択中の画像で、①~④は別のサムネール群に存在する画像です。
無理九里①画像に繋げたった。
恐らく本来の前方画像は、④画像より下にあるものと推測されます。繋がってないよりマシなので、これで様子を見ます。繋がったらスゴイぞ。
生駒山系の背骨でVideo Mode撮影
道路上の撮影は主に自転車のハンドル部へ「傘スタンド(さすべぇ)」を取り付けて、一脚に装着したTHETA Vを頭上高く掲げて撮影する予定です。しかし、「さすべぇ」には道路交通法違反の問題がありムツカシイ。※2m未満であれば問題ないとする見解もあるようです。
Caption; 古代よりロマン溢れる歴史を育む「十三峠」
自転車以上に困難であると思われるのが自動車に取り付けての撮影でしょう。コネクトのディスカッションに参加しつつ方向性を探りたいと思います。しかし、今回の発見を正式な機能として提供されるなら、話は少し変わってきます。※上のような場所を歩くのも、ちょっとグレーっぽいけどなぁ。
今後の考察は主にコネクトでの発信となるでしょう。コネクトは33ヶ国語対応のUIへと変貌を遂げ、日本語ボードは過去のモノとなりました。Google+、Facebook、Twitterなど神出鬼没に発信していきますよ。
では、また。