月間20GB超過後どれだけ使っても3,278円(税込)!
高速データ通信を無制限で利用できる楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」の電波(Band3/1.7Ghz)を自宅でキャッチできました。
2021年7月末にLINEMOミニプランを契約し、iPhone12ProのeSIMに登録して使っています。キャリア品質のデータ通信は快適そのもの。支払方法をVISA LINE Payプリペイドカードに変更できる等、意外にも柔軟な対応に驚いています。それ以来、四大携帯キャリアを運用する日々。今回は、その続編にお付き合いください。
暑さの和らいだ8月下旬のある日、自宅内で楽天自社回線(Band3)の電波をしっかりとキャッチしていることを確認。これまで接続できることはあっても、上りスピードは0.01Mbpsだったり、しばらくすると「圏外」になる不安定な状態でした。今回は下り20~30Mbps、上り2Mbps前後で安定しているようです。そこで、9月1日から「Rakuten UN-LIMIT VI 固定回線化計画」と題して、一ヶ月間の集中テストを行うことに決定。ファースト・インプレッションとしてまとめました。
下に続く。。。
楽天モバイル固定回線化の定番「au版 W03/04/05シリーズ」
「楽天モバイル固定回線化」とは、モバイルデータ通信に対応したWi-Fiルーターやスマホのテザリング機能を利用して、ADSL/光ファイバー/Wimax/Softbank Airなど屋内で共有するインターネット回線を、楽天モバイル自社回線(Band3)に「置き換える」と言うことを意味します。
HUAWEI Speed WiFi Next W05ルーターを3台購入
au版を2台、UQ版1台の合計3台をPayPayフリマで落札
実録! 娘のスマホ 格安スマホ活用術
ネット界隈では、モバイルWi-Fiルーターやスマホのテザリングを利用した「固定回線化」の試みが行われています。様々な角度から検討した結果、屋外利用・利便性・コストの三要素からバランスを考慮して、Wimax通信各社で使われている「HUAWEI Speed WiFi Next W05」に決定しました。
- バッテリー付で、持ち出し可能
- パソコンは有線LANで使いたい
- 中古で格安入手可能
※W05はnanoSIM/USB Type-C/クレードル対応(別売り)
呪文なしにBand3/18を自在に固定・切替?
PayPayフリマなどの中古市場では、SIMカードを挿すだけで使える「W03/04/05シリーズ」の中古品を3,000円前後から落札可能です。ちょっとハードルの高いファームウェアのダウングレード(07.31/34)や、APN設定を追加する必要はありません。
呪文「ハラサク〇〇」は不要?
※ファームウェアのダウングレード(07.31/34)は必要です。
ローミング設定
マイネ王恐るべし。と言うより「灯台下暗し」でした。2015年12月に登録して以来、これと言った活動をしてなかったのですが、この夏から、Q&A・掲示板・Photographyへの投稿を開始。現時点でベストアンサー8件を獲得し、エースLv.2に昇格しました。まだまだ道のりは遠いですが、地道に活動していこうと思います。mineo(マイネオ)は元より、幅広く「モバイル・IT」関連の情報をゲット可能です。
本体設定にて「ローミング」のオン・オフ、「ハイスピード(HS)」と「プラスエリア(HS+A)」の切替で、Band3固定を自由自在に行えます。電源のシャットダウンで初期化することもありません。
ローミング「オフ」・HSモード
ファームウェアをダウングレード+APN設定完了済みであっても、HSモードでは「圏外」表示のまま繋がりません。
ローミング「オン」・HSモード
本体の設定で「ローミング」をオンにすると、見事に楽天モバイル自社回線(Band3)をキャッチしました。HSモードでは、au回線のBand18(800MHz)に繋がりません。
ローミング「オン」・HS+Aモード
「ローミング」をオンの状態で、HS+Aモードに設定すると、au回線のBand18(800MHz)にも対応し、Band3/18自動接続(強い方の電波を拾う)となります。外出時でBand3を掴みにくいエリアだと重宝するかもですが、逆もまた真なり?
ローミング「オフ」・HS+Aモード
HS+Aモードで「ローミング」をオフにすると、au回線のBand18(800MHz)にのみ対応し、高速データ通信を月間5GB(超過後1Mbps以下)で利用することになります。地下鉄構内など、あらかじめ「Band3圏外」と分かっている場所で有利な設定です。しかし、そんな場所に長期滞在するでしょうか?
UQ版W05でもBand固定可能
UQ版はローミング設定の項目がありません。HS/HS+Aモードの切替で、Band3固定またはBand3/18自動接続のどちらかを選択可能です。ネットで「楽天モバイル対応」を謳ってる中古品は、HW EntityListを使ってローミングを「オン」にしていると思われます。手軽に「オフ」できないだけで、au版と利便性はほとんど変わりません。
「固定回線化」に対する期待
「楽天モバイルの5G通信をJR八尾駅付近」でキャッチして以来、自宅圏外から圏内になる日を夢見てきました。「我が家のモバイル通信&インターネット環境改善計画」も、ついに大団円を迎えることになるからです。一ヶ月間の使用テスト後、本格的に「Rakuten UN-LIMIT VI」を運用します。いつまでも中古品のルーターを使い続ける? 3台も買っちゃったぞ。しかも、1台目は酷使してるけど、かなり丈夫だぞっ。
Rakuten WiFi Pocket 2B
通称「パンダルーター」は、実質ゼロ円で購入可能です。LINEMOミニプランから出戻りの際、最有力の候補と言っていいでしょう。新品にこだわる向きにもオススメできます。Band3固定は、いずれ必要なくなりますし、5G通信もまだまだ先のお話です。あ、クレードルないんか。。。
国産ルーター
品質と国産にこだわる向きには、I-O DATA製「WN-CS300FR」や富士ソフト製「FS030W」をオススメしよう。前者は完全据置タイプで持ち出せない。後者はクレードルにも対応するモバイルWi-Fiルーターだけど、15,000円程度の出費を覚悟できますか?
NEC Aterm MR04LN/05LN
原点に戻ってNEC製「Aterm MR04LN/05LN」を紹介しよう。SIMスロットを2機搭載し、16台まで接続可能(MR05LN)です。本格的なモバイルWi-Fiルーターと言えますね。当ブログでも、MR04LNを2016年に購入しました。楽天モバイルでも取り扱いをしています。
番外編:5G通信対応ルーター
「5G通信対応」にも注意せねばなるまい。屋内で繋がったとは言え、上り速度(平均約2Mbps)には満足できません。光回線などの固定回線を完全に置き換えるには、現状の4G LTE回線だと不十分だと感じています。。
シャープの新製品「Wi-Fi STATION SH-52B」は、ミリ波非対応で小型化を図り可搬性を考慮しているとのこと。しかし、価格は35,640円(ドコモオンラインショップ)で、気軽に手の出る価格じゃありませんよ。
結論;Conclusion
昨秋(2020.11)から噂されるノキア製の「Rakuten Turbo5G」についてもアンテナを張っておきましょう。「Speed WiFi Next W05」は、正式発表までのつなぎ役に最適。ただし、3台も買う必要はありませよ。有線LANマストじゃなければ、クレードルも不要です。
「ミリ波+Sub6 対応の据置型無線LANルーター」で、ドコモHome5Gを猛追するか?
では、また。
投稿日 Issue date; 2021.09.09