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マック大好きユーザーのための「THETA Z1でRAW現像を楽しむ方法」

投稿日:2021年10月16日 更新日:

Pixelmator Pro 使ってる?
筆者はカチコチのリンゴ(Apple)ファンではありませんが、仕事の都合上、Macbook Air(2020)を使っています。一方で、THETA Z1で撮影したRAWデータ(DNG)を現像する場合、Windows10 Pro(Intel-NUC)でのワークフローを、より有利であると考えています。もっとも、これは2019年4月から使ってきた感想に過ぎません。

Preview appでインポート。Macあるあるの一つ。

Windowsでの不具合に対するリスクヘッジと、少なくないMacユーザーの一助となれば望外の幸せ。その瞬間のため、仕方なくマック(Mac)を使っているのです。(アホやろ)

 

下に続く。。。

THETA Stitcherのスタンドアロン化で、Pixelmator Proを試すことになったよ。

 

以前の記事で予告した通り、Macユーザーに人気のフォトエディター(画像編集ソフト)、Pixelmator Pro を購入しました。英語に堪能な方であれば、上掲の記事をお読みください。書き手は、当ブログ主と同一人物です。


(2021.4) 51GBバージョン新発売

 

英語嫌いなアナタのために、若干リライトしてニホンゴで内容をお届けします。

注目!最新情報(2021.08.24)

THETA Stitcher最新版 ver.3.00.0は、もはやLightroom Classicのプラグインではなく、独立したTHETA Z1専用のソフトウェアとなりました。

  1. Windows
  2. Mac

これからは、好きなフォトエディターと組み合わせて、お使いください。Adobeさんの課金を逃れることができて、大歓迎なアップデートでしたね。

-引用-

一部のユーザー様からは、「RICOH THETA Stitcherを単独で使用したい」というご要望を頂いておりました。
そんなTHETA Z1ユーザー様のご要望にお応えして、今回のバージョンアップで、RICOH THETA Stitcher単独(スタンドアローン)で利用できるようになりました!
https://www.thetalab.ricoh/article/10190/

主な操作手順

  1. RAW(DNG)形式で撮影。生のたこ焼き状態です
  2. フォトエディターにインポートして色編集などを行う
  3. JPG/TIFFフォーマットで出力。美味しそうなたこ焼きの完成
  4. THETA Stitcherでたこ焼きからたこせんに焼く。


たこ焼き(Dualfisheye)


たこせん(Equirectangular)

 

てなワケで、この記事では、たこ焼きじゃなかった、DNGフォーマットの画像を編集するためのフォトエディターとして、Pixelmator Proを紹介する次第です。このソフトウェアは、Mac用のApp Storeで販売(4,900円)されており、MacOS Mojave以上に対応。画像編集を行うMacユーザーに人気のソフトウェアなのです。

記事内容(目次)

  1. Pixelmator Proの紹介
  2. Pixelmator ProでRAW現像を行う
  3. Dualfisheye(スティッチ前)画像の出力
  4. スタンドアロンTHETA Stitcherで繋ぎ合わせ
  5. 作例紹介
1.Pixelmator Proの紹介

 

Pixelmator Proは、MacOSにデザインされた高機能なフォトエディターです。無数の機能があり、使いこなしにはとても時間がかかるでしょう。販売ページを上掲しました。
※残念ながら、DFE/DFRで撮影したHDR-DNG(16bit float)には未対応です。

Mac版App Storeで購入&インストール

2021.08.19発表の最新情報では、PhotoshopのPSD形式に完全対応したと云います。これにより、Pano2VR Patch Modeを多用するユーザーには朗報となるでしょう。

Pixelmator Pro on Macbook Air

アイコンをDockに配置してクリック。

Pixelmator Pro on Macbook Air

上部のメニューから、.dngフォーマットの画像を選択してクリックで開く。

2.Pixelmator ProでRAW現像

Pixelmator Pro on Macbook Air

初心者にとって「ML Enhance」はとても便利な機能です。MacOSのML Engineを利用し、これ一発で良い感じの画像に変換します。MLとは、”Machine Learning”の略で機械学習の意味ですね。

Pixelmator Pro on Macbook Air

追加で白トビ、黒つぶれを調整、手動でその他の編集も可能です。使いこなせば、きっとアナタ好みの色合いになるでしょう。

3.美味しそうな「たこ焼き」状態で出力

Pixelmator Pro on Macbook Air

JPGフォーマット以外に、プロ好みの「TIFF 16bit」へも出力可能です。Affinity PhotoやGIMPなどのツールと併用してもいいんですよ。
※TIFF 16bitフォーマットは、約150MBのファイルサイズとなります。ストレージ容量に注意!

4.スタンドアロンTHETA Stitcherで「たこせん」に焼く

ここで関連リンク2本を再掲しておきましょう。古いバージョンでは、単独のソフトウェアとして使用できませんので、Ver.3.00.0であることをご確認ください。

THETA Stitcher ver.3.00.0 on MacOS

Dockに登録したアイコンをクリックして、THETA Stitcherの起動画面を開きます。濃いグレーのウィンドウに画像を落とせばオーケー。

変更点

  1. ファイル名を任意に変更可能。例:”PANO_20210911_01″
  2. 出力場所を現在の場所から、任意の場所に設定可能

※いずれの場合も、.dng画像の場所を指定する必要があります。

 

THETA Stitcher ver.3.00.0 on MacOS

任意に作成したプリセットの適用、Pitch/Roll/Yawの各項目を、好みに応じて変更します。

THETA Basic app on MacOS で確認!

THETA Stitcher(ver.3.00.0)での繋ぎ合わせに成功しました!

5.作例紹介

駅の足湯 嵐山駅 In-build HDR-DNG #thetaz1 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

Example 1. Photographed at Arashiyama Station Foot Spa, set to HDR-RAW with Ev.0 with Basic app

底面部と撮影者消しは、必殺技を駆使して別処理をしました。一般の方は、ここまで行う必要はありません。

In-build #HDR-RAW #thetaz1 #pixelmator #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

Example 2. Photographed at Starbucks near Osaka Castle, set to HDR-RAW with Ev at 0.7 with Basic app.

最新ファームウェアによるHDR(RAW)撮影は、どんな場所でもサッと撮りたいときに大活躍します。

まとめ

In-build RAW-HDR -1.0Ev #thetaz1 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

Example 3. Shot after sunset before lighting, using EV 1.0(experimental)

Pixelmator Proは、人気の高い先進的なフォトエディター(画像編集)です。Lightroom やPhotoshopに勝るとも劣らない機能がいっぱい詰まっています。カンペキに使いこなすには、少々骨が折れるかもしれません。しかし、THETA Z1で撮影したRAW現像の処理は、短時間で使えるようになりました。Macユーザーであれば、スタンドアロン化したTHETA Stitcherの相棒に加えてもいいでしょう。

結論; Conclusion

筆者は、これまでにLuminar AIについても試しています。Affinity Proユーザーが多いことも知ってますよ。THETA Z1のコミュニティで、Macユーザーは多いと言う印象なのです。その中から「Pixelmator Proを使ってるぞ!」のシャウトアウトを全く聞きません。「なんでだろ?」不思議ですねぇ。それが、今回の記事を執筆する動機となりました。結局のところ、”Lightroom Classic”一択じゃないのか?諦めてAdobe税を納付することにいたしましょう。

では、では。

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