生駒山系の魅力をまるっと360°お伝えいたします。

https://juantonto.official.jp

iPhone17&Globalstar無料テストで、au Starlink Direct半年契約を白紙に戻した理由

投稿日:

こんにちは。デジタルガジェットと山歩きを愛する”Ikoma Nature Walk”です。

現在、日本のモバイル通信界隈は、スマホと宇宙の衛星を繋ぐ「衛星通信」の話題で持ちきりです。ドコモ(ahamo含む)がイーロン・マスク氏の率いる”Starlink Direct“の無料開放と圧倒的な対応機種数で頭一つ抜け出し、先行するau、慎重姿勢のソフトバンク、そして大本命と噂される2026年末開始予定の楽天モバイル(AST)が追う、激しい三つ巴のレースが展開されています。

レストハウスの近くで衛星の電波をキャッチ!

筆者も当初、この波に乗るべく、手持ちのiPhone17(povo2.0 + Ubigi運用)を使って、秋(10月1日)から半年間「au Starlink Direct」を契約し、生駒山系(なるかわ園地・ぼくらの広場周辺等)の圏外エリアで徹底的なフィールドテストを行う計画を緻密に立てていました。

短期解約による「ブラックリスト」を回避する「7ヶ月維持プラン」を組み、事務手数料3,850円(au PAY還元で実質0円)や月額1,650円×7ヶ月=総額11,550円のコストまで試算。準備は万全だったのですが。。。

 

下に続く。。。

宇宙とスマホが繋がる時代の到来!

しかし、その計画をすべて「白紙」に戻すことにしました。

理由は、先日行った「あるプチテスト」での衝撃的な体験と、そこから見えてきた2つの冷徹な事実です。

なるかわ園地「ぼくらの広場」から見る東大阪市内

実験:身近な圏外「なるかわ園地」で宇宙を掴む

計画の前に、まずは「スマホが宇宙と繋がるラグと感覚」を試してみたいと思い、生駒山系の人気のハイキングコースに目を付けました。

山の電波地図:EIOTCLUB Multi IMSI(9kkIp745it)

広場から見下ろせば東大阪の街並みが手に取るように見え、広く舗装された管理道を軽トラのパトロールが走るような、一見すると「圏外」とは信じられない場所です。しかし実際は、主要3キャリアの電波が揃って途切れる「都市型圏外スポット」なのです。ファミリーやライト層が訪れるからこそ、子どもの怪我や急病時に通信手段がないのは致命的となります。

左:筆者→右:イソフラボン(iMessage画面)

ここで筆者は、iPhone標準の「衛星経由のメッセージ(Globalstar網)」を起動し、下界にいるイソフラボン(iPhone 16eユーザー)へ「テスト」とメッセージを送ってみました。

「おーまいが」

Globalstar社の通信衛星をキャッチ!

直上は透けていても、周囲を高い木々に覆われた遮蔽物の多い環境。「繋がるまで数分はかかるだろう」そう身構えていた筆者を待っていたのは、わずか10秒前後という驚異的なスムーズさでの接続完了でした。いつも使っているiMessageのスレッドから、宇宙を経由した日常会話を何らの手続きもなしに、そして「完全無料」でしれっと成立した瞬間。この感動的な体験を経て、筆者の脳裏には2つの確信が生まれました。

計画変更を決意させた、2つの事実

  1. 追加契約なし・設定不要という「究極のUI」
    Starlink Directを利用するには、プランの確認やトッピングの管理など、少なからず事前の「構え」が必要です。しかし、AppleのGlobalstar網は、端末さえ対応していれば、事前の契約もSIMの設定も一切不要。圏外に入ればメッセージアプリが自動で衛星を案内してくれます。緊急時にこの「迷わない手軽さ」に勝るスペックはありません。
  2. キャリア衛星通信の「制限」と「iMessageの十分さ」
    ネット乗り換えチャンネルの本間輝明さんの検証等でも話題ですが、Starlink Direct(初期フェーズ)は帯域が狭く、テキストと絵文字の送受信のみ。画像・写真の送信は非現実的で、YAMAP等の位置情報は送れても地図のダウンロードはできません。つまり、できることは「基本テキストのみ」と考えたほうがいいでしょう。

?si=mZCBLAsApZ8LCEm8

ネット乗り換えチャンネル / 登録者数 1.46万人(2026.06.15現在)

であれば、連絡を取り合うコアメンバー(筆者の場合、イソフラボン一択)がiPhoneユーザーである以上、AppleのiMessageで完結します。「レンジでチンしといて」のような日常のちょっとした連絡さえも無料で宇宙を往復するなら、わざわざ月額費用を払ってStarlink Directを契約する必要性が、筆者の環境では薄れてしまったのです。

令和の「LD vs VHD」戦争、その行く末

この構図を見ていると、かつてのビデオディスク規格争い「レーザーディスク(LD)vs VHD」を思い出さずにはいられません。

  • Apple(Globalstar)=「LD」
    UIの洗練度、iMessageのシームレスさ、設定不要の美学を極めた独自・高級路線。ただし「iPhone同士」という高いハードル(LDプレーヤーの所有)が必要。
  • キャリア(Starlink)連合 =「VHD」
    宇宙の衛星が既存キャリアの基地局に化けるため、手持ちの多くのAndroidや古いiPhoneでもそのまま動き、相手が誰であれ「SMS/RCS」で繋がれるという圧倒的な互換性と網羅性で勝負。

ヤマレコの「いまココ」など豊富な対応アプリを揃えるキャリア連合のStarlink Directは魅力的ですが、遭難・緊急時の本質は「生きて現在地と状況を伝えること」の1点。ライトなアウトドアを楽しむ筆者の生存戦略としては、「いざとなったらiPhoneが無料でGlobalstarと繋がる」というベースだけで100%事足りる、という境界線が明確になりました。

結論; Conclusion

次なる「本命」を待つ。

今回の11,550円のテスト計画は中止となりましたが、これは前向きな「必要十分の割り切り」です。

かつて「パイオニア1社 vs 13社連合」で戦い、カラオケというキラーコンテンツで13社をひれ伏させたレーザーディスク(LD)。しかし、その栄光もDVDやネット配信という「土台ごとの交代」によって一瞬で過去のものになりました。今回の「Apple 1社 vs キャリア3社(Starlink)」の宇宙戦争も、全く別の場所から現れる「何か(例えば、スマホに代わるAIデバイスの登場)」によって、意外な結末を迎える予感がしてなりません。だからこそ、今は特定のキャリアと長期契約で縛られるよりも、iPhone17の無料衛星通信のような「今ある最高の道具」を賢く使いながら、宇宙通信の真の覇者が現れるのをじっくり待つのが、最も面白いガジェットの楽しみ方なのかもしれません。

もし今後、筆者が再び宇宙通信にコストを計上するとすれば、それは2026年末に開始予定の「楽天モバイル(AST独自衛星)」がサービスを開始した時でしょう。他社と異なり、最初から音声通話や画像・動画のブロードバンド通信(しかも追加料金なし/安価)を目指すという楽天こそが、固定回線も含めた初期からの楽天ユーザーである筆者にとっての「真の本命」だからです。

 

それまでは、iPhone17とGlobalstarがもたらしてくれた「無料とは思えない安心感」をポケットに忍ばせ、生駒山系の山歩きを楽しみたいと思います。

では、また。

 


注釈:本記事に登場する「iMessage」とは?
Apple製品(iPhone、iPad、Macなど)のユーザー同士で利用できる、Apple純正のメッセージシステムです。電波のある下界ではもちろん、今回の検証のように完全圏外の山奥(宇宙経由)であっても、以下の強力なメリットを発揮します。

  1. 完全無料:LINEのように、データ通信(Wi-Fi/ギガ)だけを使ってやり取りするため料金はかかりません。
  2. 高機能な無料通話:高音質な音声通話だけでなく、FaceTimeによるビデオ通話もすべて無料で利用可能です。
  3. RCSを超える利便性:初期設定やアプリの追加が一切不要で、相手の電話番号さえ知っていれば、最初から最高画質の写真・動画を最速で安全(暗号化)に送受信できます。

賢明なiPhoneユーザーの間では、プライバシーの安全性とスマートさから、LINEではなくあえてiMessageを選ぶケースが増えています。


iPhone17 2025 Standard Model

Apple iPhone 17 256GB (SIMフリー)

ProMotionを採用した6.3インチディスプレイ、A19チップ、グループセルフィーを一段とスマートに撮れるセンターフレームフロントカメラ、向上した耐擦傷性能、一日中使えるバッテリー;ミストブルー

 


  • B!