生駒山系を横断して大阪府と奈良県を往来する十三街道。平群町側では在原業平の伝承を基に、「業平ロマンの道」として整備されています。
業平さんは、ここで十三街道と別れを告げ、おと越から高安の里へ向かったに違いない。谷川沿いをルンルン気分で下って行き、東の窓からそっと覗き込んだ先に見たものは。。。
上記の石碑は、十三街道の大阪側に建っています。江戸期は伊勢参りの旅人で賑わいました。今は、夏場のトレーニング・コースとなっています。(なんでやねん!)
下に続く。。。
Googleカーも撮影できないハイキング道をストリートビューで撮影・公開する
山道ではプラネタリウムの小さい版(Googleトレッカー)を背負って撮影なさってます。
大阪側のルートは、2019年3月に水呑地蔵尊まで撮影し、マップ上に青線として登録されています。青線上をクリック(タップ)するとストリートビュー画像としてご覧いただけます。一方、奈良県平群町側(黄色線付近)は空白地帯となっています。(2021年11月10日現在)
撮影:Ricoh Theta V + U-blox7 インターバル
「Ricoh Theta V」にGPS/GNSSレシーバー(U-blox7)を取り付けると、スマホ接続不要で位置情報を画像内に記録可能です。しかし、お世辞にも屋外撮影に向いてるとは言えませんねー。
屋外撮影はGoPro MAXで決まり
めんどくさい外付けドングルを使わなくても、GoPro MAXには秀逸なGPS/GNSSレシーバーが内蔵されており、上空の開けない樹林帯においても正確な位置情報を埋め込み可能です。
と言うワケで、ストリートビューの空白地帯であった奈良県平群町側(十三峠~福貴畑の石仏)までをGoPro MAXで撮影し、GoThru Moderatorから公開しました。
撮影:GoPro MAX 5sec インターバル
青線はどこに?
公開から一ヶ月経過しましたが、マップ上に「青線」どころか、「青点」も表示されていません。なぜか閲覧数は順調に満遍なく伸びているという不思議さ。誰がどうやって見てるんだろ?空白部分には、間違いなく撮影した画像が登録されています。
青線化に失敗した理由はいくつかあるでしょう。すべては気まぐれな自動処理の結果なので、ぎゃーぎゃー騒いだところで改善いたしませぬ。
失敗の原因
SVチームに確認したところ、これまでの公開基準(青線化プロセス)に変更はないようです。たまたまの結果と、撮影した場所に難ありってことですかね。めげませんよ。また、しつこく追及しません。
GoThruからダウンロードして自鯖で公開!
大きな画面で表示する場合はコチラから。https://360view.official.jp/heguri-romantic-road/
GoThru Overlay Editor
こんなこともあるだろうと予測していたので、グーグル・マップに依拠しないソリューションを用意しました。筆者は、「撮影する」だけが趣味ではなく、生駒山系の見どころを、ぐるっと360°紹介するのが最終目的です。GoThru Overlay Editorでバーチャルツアー化し、契約中のレンタル・サーバーにアップロードして公開しました。
GoThru Support Channel
GoThru Overlay Editorで作成したコンテンツは、課金を継続してGoThruのサーバー上で運用することも可能です。その方がメンテナンスも容易。10ドルを払えばダウンロード可能となり、オフライン・コンテンツとしても活用できるのです。
リトライ「青線化」
今回の結果を受けて、もう一度チャレンジすることになりました。次回はマップ上にも道表記があり、しかも、グーグルさんが間違って公開なさった区間(赤の矢印区間)を改善する所存。マップの利便性を大きく毀損したままでは困りますからね。
乞うご期待!