ついに始まった“eSIM Pass(Global Data)”プラン。貼るSIMでお馴染みのFlexiroam社から提供されるeSIM向けの新サービスです。早速、iPhoneXR(MT002J/A iOS 12.1.4/16D57)でヒトバシラーしました。
Flexiroam Official YouTube Channel
eSIMって何ぞや? と言うような方は、こんな記事を読まないと思うけれど、念のため参考となる記事のリンクを下掲しておきました。embedded(埋め込み)SIMの利点は、物理的なカードを抜き差しする必要がないということ。さらには、カードにMicrochipを貼り付ける必要もありません。海外旅行の際は「超便利」なのです。
※eSIM; embedded Subscriber Identity Module(加入者認識モジュール)
アプリの操作で簡単切り替え。空港に到着すると、自動的に接続されて、スマホの時計は現地時間に修正されていました。スマホ利用で、海外旅行の楽しみ方は一変したと痛感。しかし、ネットワークに接続できないと単なるカメラに、音楽プレーヤー。役に立ちません。
下に続く。。。
FLEXIROAMからのメールでeSIM Pass(Global Data)プランをソッコー購入!
“Already have a phone that supports eSIM? No worries, simply choose a data pass. and use code ESIM15 to get 15% OFF now.” said Jessica Davis.
eSIM Pass(Global Data)プランは、貼るSIMとは別のページで案内されています。メールを受け取った直後は、1GB Lite/15 Daysの最安プランで14.99USDでした。さらに、クーポンコード(ESIM15)の適用で、12.75USD(1,479JPY)へと割引。ちょいと試すには手軽な料金だったのです。しかも、支払いにPayPalを使えて”Very Good”。「貼るSIM」の時のようなTopUp購入時のドタバタはなかった。(アクティベーションにちょいモタモタしました)
WhatsAppをインストールせよ
eSIM Pass(Global Data)プランを購入される方は、事前にFlexiroam XアプリとWhatsAppをインストールしておきましょう。PayPal決済時に登録した電話番号を、WhatsAppに入力しておくと、eSIMアクティベートに必要なPromoコードとQRを送ってもらえます。
Flexiroam eSIM Pass(Global Data)プランは、データ通信専用なので通話とSMSは使えません。その替わりをするのが、WhatsAppというワケですね。Lineモバイルなどで提供されるデータフリー機能と同じモノでしょう。
購入後のアクティベーションで、Flexiroam XアプリとWhatsAppの両方ともインストールしていなかったのでトラブりました。貼るSIMを利用していたメールアドレスでログインできなかったのです。元々の楽天モバイルSIMを解約した際に、貼るSIMを廃棄していました。SIMを返却する必要があったので、剥がさざるを得なかったからです。
※FlexiroamのサポートはメールとWhatsAppを基本とします。アプリ内から「Support→Contact Support」でWhatsAppを選択可能です。
メールでやり取りするよりも、WhatsAppで連絡する方が断然早いです。アクティベートに必要な情報以外にも、分からないことがあればチャットを使いましょう。
ドキュメントのQRコードをiPhoneXRの設定アプリでスキャンして読み込む。これは最初の一回だけ。
回線の名称は任意で設定可能です。あーう、じゃなかったmineo Aプラン(au)は、通話のできないデータ通信専用SIM。どちらも、通話に対応しません。さりとて、上の二つを選択するのは抵抗を感じます。で、三つ目の選択肢をチョイスしたけれど、、、結局、一緒やんみたいな。
Flexiroam eSIM Pass(Global Data)プランのメリット・デメリット
回線表示は二段になった! 比較するサービスは少ないし、そもそもeSIMに対応するスマホは、現状でiPhone XS/XS Max/XR以外に見当たりません。(量産機という意味で)なので、デメリットを感じるぐらいだったら、購入する必要はありません。しかし、ここではあえてマイナス面からプラスの可能性をを考えてみました。「これは面白い」と思えるはずです。※将来的には、カードタイプのSIMは廃止となるでしょう。
デメリット
- ちょっと割高(?)な料金体系
- eSIM Pass(Global Data)は、データ通信専用プラン
- ローミングによる通信(遅延問題)
- マルチデバイス非対応のWhatsApp
海外で「電話番号」必要ですか? 日本からの連絡は、LaLaコールのようなIP電話で受けましょう。お互い幸せになれますよ。※日本への連絡にも国内通話料金でおーけー。
世界150ヵ国で使える反面、データ通信はローミングを通じて行います。日本国内ではDocomoをローミング先に選びます。ここで問題なのは、主回線によっては不意に高額なローミング費用を課金されるというリスクです。mineoなどMVNOを通じてデータ通信契約なSIMでは、全く心配する必要はありません。そうでない方は、主回線に切り替えた際に、「オフ」にすることを忘れないでください。※1)主回線の構成プロファイルを削除する必要はありません。※2)回線ごとに「オン・オフ」できる機能はありません。
データフリーで1年間使えるWhatsAppの特徴は、電話番号で認証してマルチデバイスで使えないことです。デスクトップ版はアプリとシームレスに使えます。一方で、Hangout,LINE,Facebookなどと同様に音声通話も可能。心配なのは遅延問題です。スピテスの結果でも、Ping値が高く出ていますね。有効期限内にテスト・コールを実施したいと思っています。結果はTwitterでつぶやく予定。
メリット
- 世界150ヵ国でボーダーレスに使えるゾ!
- 差し替え不要で、常に二回線を一台の端末で運用
- 構成プロファイルの削除必要なし。
- サポートは日本語対応可能
2019年1月にロサンゼルス旅行で「貼るSIM」を初体験しました。機内WiFiは遅くて使い物にならず。到着後、Baggage Claimへの通路でドバドバッと通知が飛んできてビックリ。その間に繋がっていたんですね。差し替え不要の利便性を肌で感じた瞬間でした。ヨーロッパのように、国から国へ移動するような旅行では重宝するでしょう。
Ping値が高いのは気になる。しかし、海外で使ってみないと分かりません。遅延は音声通話以外で、大きな影響はないでしょう。
問題は価格でしょうか。2019.03.10時点での最安価格は34.99USD(1GB /15 Days)となっており、差し替えタイプの海外旅行用SIMと比べて、初期費用の割高感は否めません。追加は最低価格21.99USDとなっています。「貼るSIM」では、利用一ヶ月前(早割)で、50%offとかなり安く、国単位のローカルプランも購入可能です。
次に試すのは、FlexiShare可能なローカルプランをeSIM Pass(Global Data)プランで受け取れるのか? と言うことです。mineoのような柔軟なパケット・ロンダリングをできると面白い!早割購入で再びヒトバシラーとなりましょう。
売り上げランキング: 9,543
アプリのアップデート頻度も多くて安心。海外旅行が決まったら、プロモーション関連の通知を見逃さないようにしましょうね。
Flexiroam X(former Twitter)
Celebrate with us and stand a chance to win a $15 Gift Card from now till 02 April 2021.
How to win? pic.twitter.com/Vvt9nWd6dI
— Flexiroam (@flexiroam) March 30, 2021
海外旅行を計画中の方で、「英語は嫌い」という方は少ないでしょうけど。英語でのサポートを不安と思う方は、日本語対応のTwitter垢をフォローしましょう。日本語のXアカウントは廃止となったようです。
結論; Conclusion
対応機種の少なさは、現状の致命傷です。もっと増えれば魅力的なプランや低価格化につながるでしょう。一時的な利用に特化せず、物理的なSIMカードは廃止すべきです。iPhoneXRを購入したら、真っ先に試したいと思っていたeSIMを、Flexiroam社のお陰で手軽に楽しめました。サポートの方々に感謝します。
レンタルするより安いスーツケースって、ナニソレ?美味しいやん。
では、また。